魔法を信じるかい？

先日の話だ。
FBに投稿した内容と重複するかもしれないが、とても嬉しい話だったのでブログにも書いておこうと思う。

ある中国人カップルがタカダスマイルのCDを買ってくれた。
旅先の日本での思い出作りなのか、一緒に写真を撮って欲しいと言ってくれた。
こういう事は時々あるので、もちろんと一緒に写真を撮った。

時々はこうやって色んな国の方に売れていくのだが、今日はここで終わらなかった。

CDを買って貰って有難いなぁと思っていたら、1時間ほど経った後だろうか、そのカップルがまたやって来た。
どうしたの？と僕は尋ねた。

するとカップルは、あなたのCDをホテルに帰って聴いたんだけど、とても素晴らしい‼︎
後5枚欲しい。国の友達に配るから。と興奮した口調で僕に告げた。

僕は最初意味が分からず、何回も聞き直した？
5枚？嘘だろ？と（笑）

本当だと分かったのだが、ストックは2枚しかない…明日の午後なら後3枚何とかなるけど…と言うと、ではとりあえず2枚買うから明日の午後に持って来てと。

今度は写真ではなくて、サインをして欲しいと。
いつも通りのサインに、JAPAN KYOTO takadasmileと書いた。
明日残りのCDにも必ず書いてね！とカップルは帰って行った。

僕は音楽を信じて良かったと思った。
ただの動員もない売れてないローカルミュージシャンだ。
それが言葉もよく分からない国の、ましてや無名の僕のCDを6枚も買うのだ。
音楽って凄いなぁ。
音楽って本当に国境何か簡単に越えるんだなと僕は心から思った。

僕はライブハウスも満員にならない、メディアに取り上げられる事も無い。
それでも異国の人に最高だと言って貰った。

その前の週にも僕はBARで歌った。
初めて僕の歌を聴いた還暦間近のおじさんは、ええなぁええなぁ、あんたの歌はええなぁと酒を飲むのだ。
それから会う度に良かったでー本当に良かったと言ってくれる。
毎月定例ライブをしているナミイタアレにも、毎回無欠席の還暦のおじさんが僕の歌が好きだなぁとしみじみ言ってくれ、まるでお小遣いのように投げ銭を年金から払ってくれる。

僕は間違って無かった。
僕はもっとタカダスマイルを信じてあげたい。

少しでもタカダスマイルを疑ってごめんなさい。

これからも仲良くやろうぜ。
一生。

僕はなぜか年配の男性にとても好かれる。
なぜなんだろうと首をかしげるのだけど、いつも年配の男性は、ニコニコとええからなぁとしか言ってくれない。

理由なんて無意味な事なのかもしれない。
国境を越えたように、聴いてどう思うか？
なんだろうな。

ええと思ってくれた皆さんありがとうね。

12/6（日）
京都二条nano
タカダスマイルワンマンショー
お待ちしております。

ええ夜にします。