せいかつ創庫

野球・音楽・アート・街の風景など、自分自身のネタ創庫。
野球の楽しみ方、考えてます。自作イラストの展示も。

ロッテ戦いってきました おまけ

2007年09月18日 | Bs・サーパス情報
ロッテ戦って、じつに5年ぶりくらいの観戦になります。
と、日曜日分の日記に綴りましたが。

ロッテ戦って、なぜか見に行く機会がなかったというか、ちょっとあえて日程を外していた部分があったんです。
そして、今回はあえてロッテ戦に行こうという気になり、いろんな想いを込めて大阪に発ちました。
それには理由があります。

理由をお話しましょう。
長いよ。ぶっちゃける分。
興味のある人には読み応えはあると思いますが(自賛)。


じつは、、、
BWファンに移籍する前、20歳くらいの頃、ボクはロッテの第一線で応援をしていたんですよ(告白!!)

え?
マリサポだったの??

って、
最近の”マリサポ”にはいまでも負けない自負はありますよ~。
18連敗も乗り越えてきたマリーンズ”ファン”でした。



ジョニーのファンだったんですよ。
いまでも尊敬する選手の一人です。

ボクのブログIDであるtaka54_enjoybaseballの”54”はジョニーの背番号です。

ロッテの少人数でアウェイな応援のなかで、ボビー・バレンタイン監督(第一次政権)のもと、弱いながらも若い選手が個性あるプレーをしていることにひかれ、マリーンズファンとなり、応援団にも所属しました。

しかしながらも、
ロッテの応援で大阪神戸にもよく来ていたんですが、とくに神戸はロッテファンながらも特別な場所でした。

※神戸の球場やDJ KIMURAの音楽演出が好きだった。
※震災の衝撃をボク自身も受け、震災復興に盛り上がる神戸の街に特別な想いがあったためです。
※また、同時期にファームを見に行くようになり、ファームで野球を見る楽しみを教えてくれたのが、当時オリックス2軍で現役を終えられた酒井勉さんでした。


パリーグの楽しみを教えてくれたのは、まぎれもなくロッテであり、オリックスでありました。
こんな底辺があったため、ロッテを応援しながらも神戸のオリックス戦は皆勤(笑)。
愛着を対抗心に裏返して、とくに神戸ではボクもロッテ応援は燃えました。
1995年のオリックス地元胴上げを阻止。
1998年の18連敗とか、いろいろな思い出があります。

思い出と同時に、ロッテ外野応援団をはじめ、ロッテのファン仲間にも恵まれて、野球以外の社会的なことや道徳的なことも学びました。

パリーグの球団って、少人数で同じ志を持った人たちが集まってくる。
世代や職業を超えていろいろな人の感性を感じたり、想いを受け止めたり、、、
ときには、野球観戦を超えた人生の相談をしたり受けたり、、、
社会の縮図にいるようで、とても内面的に大きく影響を受けました。

その気持ちは、いまでも変わっていないんですけどね。


2000年のオフ
ボクは就職活動に専念することを理由に、2001年シーズンを持って応援団の退団を決意します。
また、そのころから自身の野球感も変わってきて、外野応援そのものを卒業しようと思ったのです。

応援団やっていると、大変なんですよ。
目立つし、カッコいいけど、牽引する立場の辛さもあって、これ以上応援にこだわるか、別の楽しみ方を見つけるか、、、さんざん迷いました。

2001年
学生最後の年に、これから長いスパンで野球と付き合って生きたいという新しい手段を模索します。



そしてグリーンスタジアム神戸でのペイント画の製作に参加します。

同時に学生時代にナゴヤドームでアルバイトをしていた経緯と、また、ビジターながらも皆勤していた神戸の球場ですから、いやがうえにもいろんな方から可愛がって頂き、その当時からオリックス球団には何人かの関係者さんとのコネクションがありました。

花木さんとも、この頃からの顔見知りです。

それに、ドームでのアルバイトを通じて、”裏方”という目線から野球を見ていた中で、球団運営や戦略にとても興味が湧いていたんですよね。

いつからか、
野球を見る目をもっと養って、自分の力がなにかプロ野球のチカラになれるようなことをしたい!
と、思うようになったんです。

経済学科だったボクは、卒論も球団経営をテーマに取り組みました。
そして、ボクにとって最大のチカラといえば、そう!絵ですわ。
イラストの技術です。

そして、自身の卒業制作のつもりで、グリーンスタジアム神戸(当時)のペイント画に参加したんです。

このペイント画は、オリックス球団の”ボールパーク化構想”という、新たな運営戦略のひとつでもあり、ボクとしても、今後の活動目標に非常に合致したイベントだったんです。
外野応援から、新しい観戦スタイルに切り替える転機になりました。

そして、
☆自身の活動を与えてくれたオリックス球団に魅力を感じたこと。
☆もともと好きだった神戸の街で、野球を通じて自分がスキルアップできればこの上ない。
☆ファームチームが”サーパス”となり、独立採算の期待を持って改編された。

という、自身の目的と球団の戦略が重なり、ボクはロッテ応援団を卒業したのち、”原点回帰”のつもりでオリックスブルーウエーブファンに移籍しました。

外野応援を通じて野球の楽しさ、厳しさを学んだロッテ応援団時代の教訓を踏まえ、社会人になってからは活動の場を内野およびファームに移し、自分にとって近い距離で野球を楽しみ、自分の活動につなげることにしました。

そして、自分に自信がつくまで、ロッテ戦の観戦と、外野での応援を(ロッテ、オリックス関係なく)自分の中で封印しました。

”サーパス応援”なんてサーパスの応援をする活動はしていましたけど、これはむしろファームの野球感を広げる目的だったので、本来の外野応援とはボクの中ではコンセプトは違うものでした。

ロッテの外野応援って楽しいけど、牽引している立場としてはこんなにシビアな応援はないんですよ~。
野球を見る目を肥やすことはできると思う、クオリティの高い応援スタイルだとは今でも思っています。

たとえば、今は相手投手の牽制球に条件的に反応して”ブーイング”を飛ばすマリサポさんが普通になっていますが、本来ブーイングなんて、試合展開が読めないとできるものではありません。
(最近は応援団の呼びかけで、そんな”空気の読めない”ブーイングも減ったそうですね)。

ロッテの応援は、野球をよく知らないと成り立たないんです。

展開や、選手の気持ち、戦略にいかに応援で盛り上げられるか、それが最大の課題なんです。

いやぁ~、いいこと言ってるなぁ~(爆)。
それだけ、大変なんですよ。


そんな中で応援活動をしてきたこともあり、卒業しちゃうと”やりきった感”もあって、よけいに外野席に行く気持ちがなくなったんですね。

こんな気持ちになったことは、ロッテの応援生活がどれだけ充実して素晴らしい経験だったかという裏返しと思ってください。
応援団生活で得た経験はいまでも誇りに思っているんですよ。


そんなこんなで、球団の合併なんかもありましたが、オリックスにとどまり、自分のスタンスと経験は自分なりにも根を持ちつつあることを感じ、今にいたっているわけです。

閑ボラの活動や球団関係者の方との交流で、ボクの意見を反映させていただいたり、いろんな方と知り合えて、貴重な体験をさせていただいたいることは、昨日分の日記までのとおりです。

また、日本ハムの金子誠選手や中日の井上一樹選手をはじめ、他球団の選手や関係者の方にも自身の活動に対して”実績”となって認めていただけるようになりました。



で、
今回は久しぶりにレフトスタンドに足を運び、ボクがいた当時のファン仲間や、応援団の人間にも挨拶をしてまいりました。
スタンドの雰囲気も人間も、すっかり変わってしまっているけれど、当時の仲間にはいまでも交流のある人間が多く、みんなボクの再会を喜んでくれました。

応援団の人間にも、いままでこういう経緯を話したことがあるのは、ごく一部の人間だけでしたが、久しぶりのボクの来訪もあたたかく迎えてくださいました。

日曜日は、長引いた試合後にもかかわらず、1時間半もレフト入場口前で昔の仲間と語らい過ごしました。。。

このロッテ戦を観戦することは、ボクの野球バカ人生にもまた大きな前進になったと思います。

自分のやってきたことは間違っていないとボク自身は思います。
そして、新旧いろんな仲間に助けられて、ボク自身ワガママな野球バカ人生を送っていることを再確認し、それが昔の仲間にもいまだに可愛がってもらえている感謝の気持ちとしても、とても感慨深いものがありました。。。

ロッテの仲間にも、少しずつ自分のチカラでなにか喜んでもらえる日が来るのかな…とも思います。
そして、今はいちBsファンとして、ロッテ応援団時代にオリックス戦に一層燃えたように、感謝とリスペクトの気持ちを、Bs応援でお返ししますよ(笑)。

ロッテの仲間で今でもお付き合いのある方は、ボクにとって公私ともに大切な仲間となっています。
そして、オリックスのファン仲間、関係者の皆さまにも本当に素晴らしい方ばかりで、ボクはいつも感謝して楽しんでいます。


これからも、新旧さまざまながら、素晴らしい仲間と野球を通じて、もっともっと人生勉強したい。
そう思います。

そして、勉強の成果は、作品として返していきたいと思います。


いつか話そうと思っていたことでしたが、ついにぶっちゃけちゃいました(笑)。
みなさん、こんなボクですが、これからも可愛がってください。


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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おひさです (りか)
2007-09-18 23:24:57
最近覗いてなくてスミマセン。
京セラドームいらっしゃってたんですね~。
私も15・16日と行ってましたよ~。
いつもと違って職場の社員さんとロッテの応援です。
外野と内野の境目にいました。
やっぱ野球っていいね~。最近はどこを応援してるか自分でもわからなくなってきましたが、野球自体に魅力を感じます。
あ、お会いしたかったです。

あと、すみません。blog閉鎖してしまいました。イーグルスファンとして「海」というHNも使っていましたが、これを機会に「りか」に戻します。紛らわしくてごめんなさい。リンク解除お願いします。
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感激しました (さるきち)
2007-09-18 23:36:31
ファンになる経緯、ファンとしての考えetc・・・

非常に凝縮されていて感激しました。
言葉では言い表せられないくらいです。
これからも良い意味での野球バカとして頑張ってください♪
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Unknown (おぐり)
2007-09-19 00:08:54
名古屋の51氏の歴史を改めて感じ取れた無いように少々感動しております。
私と出合ったのは51氏が「ロッテの第一線」時代でしたよね。あの頃の少数で迫力のある応援を繰り広げるロッテは凄く魅力的でした。

私にも社会的・道徳的な部分をいろいろご指導頂きありがとうございます。
私からさらに若手のメンバーへ継承できるよう、これから精進してまいります。


畏まって書くと、文面が堅すぎますね(笑)。
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お互いナゴヤ人なのに (シベリアの52)
2007-09-19 20:56:49
知り合ったのは神戸でした。



今、仲良くしていただいている人の多くが神戸つながりです。



結婚式も神戸でできてよかった。キミが手伝ってくれたおかげです。



流浪のパ・リーグファンですが、こちらこそよろしく頼むよ~
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Unknown (ブービー)
2007-09-20 13:31:56
感動しました。

関西流星会に入りたかった時期。
それを許さなかった個人的事情。
でも己をその場に投じて行った方々。
なにかを犠牲にして野球を応援していた人々。
それができなかった自分。
涙が出ました。


ラッキー7で閑ボラのみなさんの姿を見てニヤニヤしてました(笑)
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れす (名古屋の51)
2007-09-21 13:25:32
>りかさま
blog閉鎖はボクも確認していました。。。
寂しくなります。。。
なかなかコメントとかも書き込まなくてごめんなさいでした。。。

まぁ、生きがいのように付き合っていたものがふっと消えると、やはり自分の中でも整理つけたようでどこかでおかしいまま過ごしちゃって…
ってことが、いまBsを応援していても思うことがあります。
それ以上に楽しいことを見つけて上書きできないと、なかなかねぇ。。。
そういう意味では、ロッテ時代の経験は自分の中ではかなり整理つけて移籍できたし、間違っていなかったと思うから、個人的には週末の試合もとても充実して見られました。
また旦那も含めて一緒に野球のお話で盛り上がりましょう。

>おぐりくん
元はといえば、キミも紆余曲折あってBWにたどり着いたクチ、、、。
しかも、なんやかんやと引き込んだのはボクだったねぇ(笑)。
長く深いお付き合いに感謝。

うん、運動部の先輩後輩のような、いい上下関係と信頼感が応援仲間には生まれると思います。
一緒に飲み、歌い、一緒に寝たり風呂入ったりもするし…。
普通に生活していたらなかなか経験できるものではないので、この関係に感謝してうまく付き合っていくことが大事だと思います。

ゆえに、ボクもかなり厳しいことを言ったりして後で後悔することもあるけれど、キミに興味がなければこんなことは言いません。
キミが好きだから言うんだから。

これからも、こういう関係、大事にしていってください。

ちょっとやわらかく書いたぞぉ(笑)。

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れす(スミマセン) (名古屋の51)
2007-09-21 13:36:16
さるきちさんを飛ばしてしまいました。。。
大変申し訳ございません!!

>さるきちさま
ありがとうございます!!
野球って不思議なもんで、、、なぜにこんなに好きになれるか。。。
ほんとうに自分でも感慨深く思うことがあります。

さるきちさんも、遠い北海道から閑ボラのために軍手をカンパされて、なかなか出来ることではないと思います。
その真意も、やはり底辺では同じ意思を感じます。

野球ファンはすばらしいですよ。
さるきちさんも、これからもがんばってください!!

>52さま
ロッテ時代の仲間って意外と大阪人が多くって、神戸で知り合った方や神戸在住の方はむしろBW時代以降の方が圧倒的です。
52さんとも名古屋だけでは絶対めぐり合っていないよなー。
これもまた不思議なもんなんだわ。

でも、名古屋でも会える貴重なお仲間なんで、これからもよしなに☆
家も近いしね。

>ブービーさま
おぉ
そんなに感動してくださいましたか。。。
そういっていただけると、こちらも涙が出てきます。。。

そうですね、ロッテは比較的敷居は低いけど、「応援団」と名がつくと、やはり違います。
いまでこそお話できますが、それでもこうして6年の月日を越えて、いまでもリスク感じながらぶっちゃけました。

でも自問自答していても、今の自分は”これ”なんだからと思い、胸を張って話しました。

ロッテのファンは、やめて客観的になってから心底「うらやましい」と思った。
うらやましく思えるチームであり、監督であり、ファンであると思います。
胸を張ってファンを続けてください。

幸せものめぇ~☆
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