せいかつ創庫

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球場美化運動の基本主旨と現状

2008年07月09日 | 球場美化運動を広めよう!
(資料画像)

最近では、試合に負けてメガホンを投げるお客さんは減りました。


しかし、
球場のスタンドには、試合が終わるとたくさんのゴミが残されます。

球場にはいたるところにゴミ箱が用意されているのに。


(撮影:甲子園球場)

なのに、ゴミはいっぱい残されているんです。
↑コレ、軽く衝撃画像ですよね。



(撮影:ナゴヤドーム)

これなんか、見てください。
こないして、みごとに試合中からボリボリとやっていたんだろうなぁ…と思うものも。

これを残していったお客さんにとって、球場はどんな場所なのでしょう?

大好きな選手がプレーをしている野球場、
応援しているファンにとっても愛着のある場所なのではないでしょうか。





(撮影:京セラドーム)

ボクは、この現状を見ていて、とても残念に感じます。
そう思う方も、少なくないのではないでしょうか。

そして、
球場美化運動を思い立った方も、ボク以外にたくさんいらっしゃると思います。







スタンドのゴミを”減らす”。。。



ことは、ボクたち運動家が”拾い回収し”て減らすのではなく、お客さん個人個人が”ゴミを持ち帰って”、減らす。


これを訴えかけたいと思っています。




お客さん一人ひとりが、僕たちの活動を見て心がけてもらいたいと思っているのです。



おおきく2つのポイントを紹介しましょう。



球場美化運動

☆提唱したい2つの大きなポイント



 1、球場においてのマナーの向上


野球場に集まる人が平気でゴミを放置して帰っていく。

それが、またあまりにも当たり前のように生じているため、ほんとうに良識のある人でも、「野球場はちょっとくらいならこういうことをしてもいいのだろう」と、思ってしまうかもしれない。



とんでもない!



野球場は公共施設です!!

ゴミほったらかしの公共施設なんて、こうした競技場くらいなものです。



これを見た子供が、ゴミを捨てて帰ろうと思いたつでしょうか。


社会の中の個人として、自分の出したゴミは自分でできるだけ責任を持って処理をする。

そんな、当たり前のことをやって欲しいと思っているだけなのです。



好きなチームが負けて、悔しくて苛立たしいときだってあります。
でも、自分の怒りをほかのお客さんや、球場にぶつけてしまってはいけません。


ボクたちは、球場美化運動を通じ、活動をご覧になった一般客の方々が、ゴミをキチンと処理してもらう。


美化運動によるゴミの軽減は、球場におけるマナーの向上も目標にしております。






 2、ファンが考える環境問題への対策2、ファンが考える環境問題への対策




今年、NPB(日本プロ野球機構)は球界をあげて環境問題に取り組んでいます。






球場施設の省エネ化。
試合時間の短縮。



とくに皆さんお気づきなのは、そんな部分だと思います。
球界が、各球団が、それぞれに目標を掲げて努力をしております。



ファンが協力できる「エコ活動」ってなんだろう??



そこで、
美化運動です。


お客さん一人ひとりが意識するようになれば、、、

こんなことが考えられます。





 ☆清掃スタッフの負担軽減。





スタンドに残ったゴミを回収し、捨てているのは、閉場後にお仕事をされている清掃スタッフの方々です。


ナイターであれば深夜及び早朝に清掃作業を行い、翌日にはキレイな状態で選手やお客様を迎えてくれる。


この努力には頭が上がるばかりです。


そんな清掃スタッフの皆さんには、スタンド以外の清掃にもたくさんお仕事が残っています。



スタンドにあってはいけない「ゴミ」を回収するという作業。
これは清掃スタッフの方にとっては「余計」な仕事なのかもしれない。



それに、
清掃スタッフの方は、ただでさえ汚い、大変なお仕事をしてくださっています。


そんな方々に我々は「尻拭い」をしてもらっている。


そう考えると、ゴミをスタンドに残すってどんなことなのか。
お分かりいただけないでしょうか。




さらに!


 ☆ゴミを効率よく分別廃棄することもできる


(画像資料:楽天イーグルスHPより)

東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地、クリネックススタジアム宮城では、以前からエコ活動の一環として、ゴミの分別処理化を取り組んでおります。


 →関連記事(東北楽天ゴールデンイーグルス公式ウェブサイト)

 →関連記事(SV2004~スポーツボランティア~様ブログ)



また、
ナゴヤドームや京セラドームでも、ゴミ分別化の一環として、紙コップの分別回収を始めました。


 →関連記事(オリックス・バファローズ公式ブログ閑話球題より)

 →関連記事(ナゴヤドーム公式ウェブサイトより)




(資料画像:愛知万博)

ボクの住んでいる名古屋市でも、ゴミの分別化に強化をしており、家庭でもオフィスでもつねに5~6種類のゴミ箱を使い分けている状況です。


ゴミの処理をお客様一人ひとりが意識づけていただければ、宮城のようなよりゴミの分別に強化した回収方法もできるようになってきます。




分別回収にうまく発展ができれば、


 ※ゴミの量の軽減

 ※ゴミ処理作業効率の向上

 ※廃棄業者や廃棄作業の負担(リスク)軽減 

   ⇒CO2削減、環境にやさしいゴミの処理が可能 



そうなんです。


ゴミが出るのは仕方がない。

お客さんのマナー、モラルは大事なことだけど、そこだけを問いつめるだけならいままでと一緒。


回収をする球場側もゴミを効率よく廃棄できる。軽減できる仕組みを作る必要があると思うんです。



そのためには、



お客さん一人ひとりが”ゴミを捨てる”ところから、意識を高めてほしい。 




ひいては、

環境問題への取り組みの意識が高まり、より一般生活も含めたあらゆる分野での環境対策への措置や取り組みにも理解、協力していただけるような環境ができるのではないか。



そう思う次第です。




このように、

ボクたちは、球場に集まる”参加者の一人”として、単に野球を楽しむだけでなく、みんなで楽しい場所にしていこう!という気持ちで、美化運動を推していきたいと思います。



そして、

環境問題により身近に向き合う意味で、野球場で出るゴミというのも真剣に考えてみる必要があると感じます。



明日以降、

オリックス・バファローズの取り組みや、我々の自主活動の内容をご紹介します。


そこで見た球場のゴミの現実。

我々の活動から得たもの。


それを紹介し、より球場美化への意識を考えていただきたいと思います。





→CHAPTER : 2 オリックス・バファローズの「閑話球題的美化運動」について


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