「hana」グ

hanaのブログ。

最北の地

2016-08-12 18:41:11 | Weblog
どこかへ行こうと言うときは、いつもギリギリになって計画を立てるので、いろいろ焦りまくって宿を探したり、早朝や、夜遅くの乗り物にのらなければならないが、今回の我が家は凄かった。
3ヶ月程前には立案し、期日前から予約できるところは予約をしていった。
おかげで、旅行計画も順調に進んだ。
やりたいことが決まっていたので、それが出来れば良し。
帰省も兼ねる。
こんな感じで決まった旅は、以下の内容。

仕事終わりにそのまま飛行機に乗るために、急いで土産を購入し、空港バスへ乗り込み、羽田に到着。
あまり時間もないが何か夕飯を食べたい。
チェックインしてから食べようとなったが、持ち物チェックで、不覚にもライターを3つ持っていることが分かり止められた。
自分自身記憶がないので、探すのに手間取ってしまった。
ラストオーダーと言われながらお蕎麦をたべて飛行機へ。

順調に飛んで札幌へ。この日は奥さんの実家泊。
オリンピックやってるもんだから、寝たのは25時頃。
翌朝は6時起床。義母様が朝御飯弁当を作って下さった。
札幌駅へ。



7:48発、スーパー宗谷1号。
5時間かけて稚内まで参ります。
ディーゼル特急としては現在、日本最長距離を走る車輛。
車体の老朽化や、赤字問題で揺れるJR北海道ですから、来年には減便やら設定の変更があるかもしれない。
今回乗ることが出来て非常にラッキーである。





稚内に到着。
これより北へ行く路線はありません。
涼しいのかと思っていたが、日差しがきつく暑い。
観光はせず、このままフェリーたーみなるへ向かう。



サハリンが近い。
ロシア語表記が目立つ。
昨年までサハリン行きのフェリーがあったとのことで、これも当然か。






海が青い。
とにかく透明。
利尻山を通りすぎて、礼文島へ。


宿泊はホテル礼文荘。
ホテルと名乗ってますが、民宿です。

時間もあるので、ちょっと行ってみようかと、車を借りて、岬まで。

人が住んでいる最北の島にある、最北の公衆トイレ。


そして、この島最北のスコトン岬。
須古頓岬と書くのだとか。
日本の最北端は宗谷岬だが、島の北端ということで、北限という表現がされている。




景色は最高。
北の地形と海は普段見ることは出来ない。
それと、この島は高山植物の宝庫とのことだが、そこらにある植物のどれがそうなのか自分にはわからず。
確かに様々な花々がそこここに咲き乱れていた。

宿に戻ると夕陽の時間。
裏手の砂浜に出てみると、


波も穏やかで、こんな凄い景色が広がっていた。


宿の夕食はほどよい量でウニも出た。
ミョウバンの臭いがしないウニ。
非常に美味。




翌日、裏手の砂浜と歩いて行けるこれまた最北の湖、久種湖。
ルアーを投げ込んでみたが、
全く釣れず。

朝食を済ませ、今度は利尻島へと向かう。


二等船室は貸切状態。
40分ほどで利尻島へ到着。

今回の目的、星こそついていないが、2012年のミシュランガイドに掲載されたラーメン店に向かう。
フェリーターミナルから徒歩で15分ほど。


開店と同時に満席。
注文し待つこと15分ほど。

焼き醤油ラーメン。
周辺の肥沃な海で育ち、出来上がった商品はほぼ京都の料亭へ行ってしまう高級利尻昆布をふんだんに使用したスープが特徴。
醤油は熱したフライパンに直接かけて焦がし、そこにスープを合わせる。

食べてみる。
昆布なのでそれほど強い香りはしないが、隠し味なのか、少々ニンニクの薫りがする。
2口3口食べ進めると気付くのだが、昆布のグルタミン酸だろう、旨味が物凄く伝わってくる。
旨い!
このスープは残せないので完食。
どんぶりの底を見ても、細かい具材の破片は見当たらない。
それほどクリアなスープなのだ。

完食はしたが、当然胃袋には余裕がある。
この島へ来たら食べなければいけないものがある。
やはり利尻昆布を食べて育ったウニのウニ丼。

これまた旨い!
全然しつこくない。
おなかもこれで満足。

バスでフェリーターミナルへ


麓から見る利尻山。
とても角が立った険しそうな山。



鴛泊(おしどまり)フェリーターミナルから稚内へ戻り、今度はスーパー宗谷4号へ。
この列車、5時間も乗るのに車内販売が無い。
夕御飯を買い込んで稚内駅へ。




あとは食べて寝ていれば札幌。





北海道旅行の中でも離島への旅となった今回、スケジュール的にも非常にタイトな日程だった、目的がはっきりしていたので、しっかりと楽しめた。今度はしっかり観光したいので、その下見ができた。
とても素晴らしい2島の旅であった。
あとは、札幌に帰省となるので数日ゆっくりしよう。

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