田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

蓼食う虫も好き好き

2017年04月23日 | 日記
 いつかの晩だったか、テレビのバラエティーショーで、ポテトサラダのお店を紹介する騒がしい番組を見た。無意味な大声が腹立たしいほど酷い番組に見えた。お笑い芸人のバラエティー番組だからかもしれない。まして、東京のお店の名前が示されても、お店が有名店なのか、そうでないかは地方に住む者ものにはわからない。まして実際に存在するお店なのかも疑ってしまうほどの料理だった。
 
 食品の好みは千差万別だから、ポテトサラダの具材は何でもあり。何を入れようがかまわないと思うが、大袈裟に『おいしい』『うまい』などと、口に含んで間髪をいれずに言う。テレビ画面に写る可愛いタレントさんの言葉が嘘くさく思える。「番組の空気を読む」とかで、言わされているのだろう。オイラ達はここまで先読みすべきなの?。こんなことで良いのかな?。
 
 有名俳優が亡くなると、多くの人が俳優が演じた役柄を俳優に投影し『情に厚い人だった』とか『親切な人だった』という。故人を悪く言うのは差し控えるべきだが、もっぱら悪役を貫いた人や、隠し子がいっぱいいた人の場合はどうなのだろう。
 
 超有名俳優の中には、決してプライベートを公開しない人もいる。隠されているからこそ覗きたいのが本心で、芸能誌はそこをくすぐるのだ。そこが完全に曝け出されてしまったら、演技の興味は無くなってしまう。オイラは俳優の技が見たいのであってプライベートなど知らなくても良い。
 
 美味いものは美味いのだ。蓼食う虫も好き好きなのだ。『これは渋い。私には渋すぎる』とか『甘くて美味しい。お甘いのが苦手な人には絶対無理』なんて批評も良い。そんなのを聞いたら「甘いのが苦手なオイラだが、違う甘さの味かもしれぬ」なんて試すかもしれない。演技だって虫唾が走るような演技を好む人だっている。それで良いのだ。大衆受けする演技や味は客は増えるが、客の多さで良し悪しを言うべきではない。もっと正直に語って欲しい今日此の頃なのだ。おしまい。

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