「かわせみ」の女中お石は田舎育ちで、上京したころは山出しの猿公と云われたいたのだったが、女中かしらお吉の丹精の甲斐あって働き者の娘に育った。そんなお石に縁談が舞い込むお話が32なのです。33の表題作は「小判商人」。幕末の為替問題に絡んで暗躍した商人を扱ったものです。通商条約を結んだ幕末、当時の国際通貨であったメキシコ・ドルラルと日本の金貨・銀貨との交換比率や純度が大幅に違うことから、大量の金が海外に流出する状況になったのです。これに目を付けた贋金作りグループに立ち向かう東吾たち。
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事