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旅するはらっぱ~日々旅日記

from HP 「旅するはらっぱ」


各地の各智を旅する、

はらみづほの旅日記です。

はらっぱニュース◆7月15日(月)号 ≪春のツアー報告① ユア・ビッグファミリー≫

2013年07月14日 | さっぽろ旅
昨日に引き続き、今日も札幌はスマイリーな夏空。

しかも、
猛暑にゲンナリ中の道外のみなさんには申し訳ないほど、
爽やか~な涼夏でございます。

これだから 北海道の夏はやめられまへんのや~♪(笑)
熱中症にお悩みのみなさま、おいでませ ほっかいど~!


●さてさて、「電6生活・春の関東関西講演ツアー」 のご報告第一弾は、
4月13日(土)に第一回目の講演をさせていただいた、
東久留米の自然食コミュニティレストラン
「YOUR BIG FAMILY
(ユアビッグファミリー)での模様から。

このお店がある東久留米市は東京都内にもかかわらず、

落合川 が のどかに流れる、うららかな雰囲気の町。
(玉川上水ではありませんでした~すみません!汗)



この土地の在来種「柳久保小麦」の種を地域ぐるみで蒔いて育て、
地産のうどん や おまんじゅう などで町おこしに取り組む人々もいて、

牛乳ビンや醤油ビンの買取もしている自然食品店 「晴屋」さんもある
この町の商店街沿いにオープンして4年目になるという、
ユア・ビッグファミリー




●おかげさまで、記念すべきツアー初の講演は、
お店いっぱいに人々が集ってくださり、熱気ムンムンの大盛況! 

これは講演終了後の一枚。
講演時の会場写真は、いつも撮り忘れてしまうのです…トホホ…

これは最後まで残ってくださった方々と写したものですが、

う~ん、みんないい笑顔だね~!


こちらは 講演時にお話しすることのひとつ、
大切な人の胸に炎が移るように祈ってキャンドルを消す を実践中の図。


熱心にメモを取りながら聴いてくださったご夫婦。
うれしかったなぁ~ お元気かなぁ~


ゆかりのある人々との再会サプライズもあり、
やっちゃんともども、ビックリ、ほっこり、とってもうれしかったです!

●こちらは、札幌から持参したマスタークック土鍋で煮出した、
スギナ、オオバコ、ドクダミ、ヨモギ……など+黒煎り玄米の野草茶

マスタークックで煮出すと遠赤外線効果で、
水の味わいも 甘くまろやか~に変化するのです。

摘んで天日干ししておいた野草各種と
5時間かけてマスタークック土鍋で煎った黒煎り玄米も持参し、
講演前に作っておいたやっちゃん特製の土鍋野草茶を、
講演後にみなさんに味わっていただきました。

なんとやっちゃんはこのツアーで、

愛してやまないマスタークック土鍋
2つも持ち歩いて旅したんです。


交流タイムには野草茶に加え、
やっちゃんが東久留米のパン屋さんを自転車で回ってゲットしたパン耳
を使って作った、「肉なしパン耳酢豚」 や
「パン耳と季節野菜の土鍋ソテー」 もお出しし、
「ナニコレ、おいし~!」 と大好評! 飛ぶようになくなりました~
(お料理の写真がなくてすんません……)


●このとき講演を聴いてくださったお客様の一人から

「本気で電気代を下げたいので、
 自宅に泊まってアドバイスしてください」


とリクエストをいただき、後日やっちゃんと二人で伺って、
電6カウンセリングをさせていただく、という嬉しい展開もありました。

そこで実感したのは、一見(いちげん)さんの効能

その方ご自身や その方のライフスタイルに対して
固定概念がまったくない初対面の私たちだからこそ、
客観的に見えること・しがらみなくアドバイスできることがあるんだなぁ……! 
と実感したのです。

本気で相談してきてくれたKさんと ひととき膝を突き合わせてお話しし、
電気代や くらしについての お悩みと ご希望をはじめ、
1日の生活のサイクルや お仕事について、はたまた、
大切にしていることや、夢に描いていることなどまで具体的にお聴きし、
実際にご自宅で一夜を過ごし彼女の日常を体感させていただいたことで、

お悩み①:真南のベランダからの直射日光が暑くて大変!
 ご提案:自家発電&ゴーヤカーテンをやらない手はない! 
 → それぞれの手法を伝授。

お悩み②:音楽が好きなのでオーディオはハズせない…
 ご提案:愛用中のオーディオシステムの消費電力を確認。
 → 計100Wh以下だったので、1日2~3時間程度なら
   100Wの太陽光パネル1枚程度+バッテリー
   =数万円で自作できる小規模太陽光発電システムで、
   毎日の音楽を楽しめることが判明!

お悩み③:冷蔵庫をやめたいけれど、便利な冷凍保存がやめられない…
 ご提案:冷凍保存に代わる、天日干し保存・発酵保存・煮沸ビン保存
      の方法と調理法を伝授。
 → すばやく食べれて、旨味や栄養価もグーンとUP!


……などなど、
私と やっちゃん それぞれに 別の視点での発見がたくさんあって、
口頭でのアドバイスに加え、それらを整理して書きまとめた
アドバイスシートもお渡しし、とても喜んでいただけました。


「生活のために必要」 と思い込んで仕方なく費やしているお金を
個性や環境に合った方法で楽しく減らすことができれば、
その人は浮いたお金を 「夢の実現」 や 「生きる喜びを得るため」 
に 活かすことができる。

これまで培ってきた私たちの視点や手法をもとに、
自分以外の人々にも その人の望みに合った新しい暮らし方を
具体的に提案できたら、

それは私とやっちゃんが望む 
「いろんな命が生かし合う世界」
につながる希望の仕事になるのではないか……

そんな気がして、ワクワクしました。


「電6カウンセリング」 は、
今後も望まれれば できる限りやらせていただきたいと思っています。

ご興味ある方は、お気軽にご相談くださいね♪


●……と、
様々な喜びをくれた 「ユアビッグファミリー」 での講演でしたが、
なんと言っても忘れられないのは、このお店の店主、マキちゃんのこと。

彼女は、介護の仕事とかけもちで このお店をキリモリする30代。

一見まったく違って見える2種類のお仕事ですが、
彼女の想いの根っこはひとつで、ただ手法が違うだけ。

ここでの滞在は私にとって、
そう実感させられた数日間だったように思います。


どんな立場の人も、どんなハンデを抱えていても、
 みんながそれぞれ世界に一つだけの個性を輝かせて支え合いながら、
 イキイキ生きていける世の中をつくりたい!


 マキちゃんはきっとそう思って、そういう世界をつくるために、
 毎日精一杯、できる限りの行動をしてるんじゃないかなぁ……」



日々ヤルコト三昧の大忙し中にこの講演の開催を決めていただいたので、
実際彼女とゆっくり語り合う時間はほとんど持てなかったのですが、

仕事を手伝いつつ同じ時空を共にした数日間で、
言葉ではなく、彼女の姿や行動の一つ一つからそんなふうに感じ、
胸がいっぱいになる場面が、私には いくつもありました。


●たとえば、お店のお掃除について。

到着した日の翌朝、お店の手伝いを申し出た私に彼女が指示したのは、
ほうき、ちりとり、新聞紙 を使ってのお掃除でした。


私は今までいくつかのカフェでお掃除を手伝ったことがあるのですが、
この3つによる掃除を頼まれたのは初めて。

新聞紙を水で湿らせて絞り、ちぎって床に蒔いて掃く、という、
札幌の自宅で実行しているのと同じ手法を説明された私が嬉しくなって、

「うちとおんなじだー! こんなやり方してるお店、初めて!!!」

と黄色い声を上げたら、

「うちは お金ないし、開店以来ずっとこのやり方なの。
 これだと掃き掃除と拭き掃除がいっしょにできるからカンタンだし……」


と、マキちゃんは照れくさそうにボソッと一言。

掃除機に頼ってしまいがちなお店が多いのに そうはせず、
読み終えた新聞紙を活かし、
ムダも手間も抑えた温故知新の掃除法を実行しているなんて、
脱原発を志すカフェであっても、なかなかやっていないもの。

日常の習慣にこそ人の真実は現れるものだから、
口と心と体を一致させている彼女の誠実さが
すでにこの生活習慣の中に凝縮されている気がして、
私は床を掃きながら、ジーンと感動してしまいました。



冷蔵庫の使い方も、またしかり。

節電を気遣う家庭でこそ、扉の内側に
冷気が逃げないよう透明ビニールシートでカーテンをつけている
冷蔵庫を見たことがあったものの、
それを実践しているお店は、ここが初めてでした。

●割った竹に丁寧に並べられた木のお箸も、




●とんこつ風味のベジラーメンを注文したお客さんへの

「スープを飲みたいのに濃すぎたら、
 お湯を足しますので遠慮なく言ってくださいね」

という声がけも、

お肉好きな人も 「肉よりウマイ!」 とリピートしたくなりそうな
コーフーなどの植物性原料を使った自家製ベジチャーシューも、


「お金の代わりにごはんと交換」 という
ボランティアスタッフ方式 の発想も……

お店で実行されていることの一つ一つに
目指す世界づくりへの想いが感じられて、
矛盾のない さりげない温かさが、スッキリと心地よくて……


●大忙しの日々で時間をつくり、東北へも定期的に
 自然食の炊き出しに行っているというマキちゃん。

彼女とのご縁をくれた私の相方のやっちゃんいはく、
「もともとパンクロック好きで猪突猛進型」 だったという彼女は、
私には 「論より態度のハンサムガール」 と映り、

実家がある所沢市のそばに彼女のお店がある、と思うだけで、
なんだか心の底から効能いっぱいの温泉が湧いてくるみたいに、
温かで安らかな希望を授かった気がするのです。

(札幌在住の作家・横松心平さんからいただいた美味しい天然酵母パンを
 マキちゃんにおすそ分け、の図)


ありがとう、マキちゃん。
また逢おうね!

逢いに行くね!!!


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