中東の遺跡郡、その最後を飾るペトラ遺跡。
ここは映画『インディー・ジョーンズ-最後の聖戦-』の舞台となった事で有名。
それを裏付けるこんなお店に見送られて遺跡の中へ。
まず現れたのは迫り来る岩の壁。
壁を見上げる度にその高さを実感する。
右へ左へ曲がりながらも一本道の谷の底、吸い込まれるように奥へ奥へと進んでいく。
見通しの悪い道の先になぜが人だかり。
理由は数歩先にあった。
視界が一気に広がりその目の前にはペトラを代表するエル・ハズネ。
崖を切り抜き、削り作られたこの霊廟はこの巨大遺跡群のまだ入口近く。
この遺跡はさらに奥へと奥へと続く。
谷の底を抜けると、次はゴツゴツとした岩山が続く。
人が歩けるよう道があるものの、荒々しいその道は歩くほどに息が上がっていく。
普段の運動不足が出て景色を楽しむ余裕も無い。
そして何度目かの休憩の後、この遺跡の最深部エド・ディルがその姿を現す。
エル・ハズネに負けない規模と装飾。
「最後まで歩いてよかった。」
疲れた体を休めながらゆったりとその姿を眺め続けていました。
この遺跡はそのスケール、変化に富んだ道程、
岩の遺跡に少し飽きていた自分に強烈なインパクトを残してくれました。
次は紅海を渡り、エジプトのダハブへ。
国境越えはどこも疲れる...
タクシーはほぼ間違いなくぼってくるし、税関ではチップを渡さなきゃいけないし、乗りかえは多いし、レート計算は面倒だし。
シリアからヨルダンへ向かう道程は久々にしんどい移動となりました。
結局1日がかりで到着したヨルダンの首都アンマン。
自分の泊まった宿はダウンタウンの中なので雑多な雰囲気。
でもバスに乗って少し足を伸ばすとケンタ、マック、バーガーキング、スタバetcとファーストフード店がずらり。
他にも建設中の高層ビルがかなりあったので今まさに成長途中の都市。
そんなアンマンの街から新聞を握り締め向かった先は、死海。
そのおっかない名前は水中の塩分濃度が高すぎて生物が暮らせないところから付けられたとか。
で、そこに人が入るとこうなります。
これがやりたかった!
冷たい風が吹き付ける中、水の中に入るのは正直抵抗あったけど入っちゃえばぷっかぷか!
いやぁ、めっちゃ楽しい!!
ただし30分以上入っているのは体に良くないとか。
しぶきが目や鼻に入っただけですんげー激痛!
はっきり言ってここの水、毒です。
死海に入った後は近くの小川の温泉に入ってさっぱり。
温泉なんてインドネシア以来!!
帰りは足が無いのでヒッチハイク。
簡単につかまり、やさしい人がいるもんだって思ったら最後に一言
「1ディナール」...あぁ、地獄の沙汰も金次第
次はイスラエルへ行きます。