正真正銘

本音でお話しましょう

強い心を持て

2007-07-21 15:21:11 | Weblog
最近、ある雑誌の対談で、戸塚宏さんの話が出ていて、読んでいると、私の思っている事と似ていたので、少し書いてみようとおもいます。  なるほどと思った言葉を拾い上げてみます。
 ①日本には精神的に他者に依存している人が多い。
 ②教育の究極の目的は「将来の独立」なのです。
 ③教育というのは、正しい理性を作っていく事なのです。
 ④私のヨットスクールには落ちこぼればかりがやってきます。彼らに共通しているのは
  「弱い」という事です。「強い」と人に優しくなれる。でも逆に「弱い」人は残酷で
  す。子供は残酷な面を持っているでしょう。だからみんな強くならなければならない
   力は正義なのです。 強いから正義が実現できるのです。
 ⑤善なる目的を持っている「力」は善なのです。「体罰は悪」という考えも誤りです。
  そもそも体罰とは何かがわかっていない。体罰とは「相手の進歩を目的とした有形の
  行使」なのです。「相手の進歩」が目的である限り、「体罰は善」となるのです。
 ⑥とにかく子供達がどんどん弱くなってきています。そういう子供達に対して、私達大  人の男が責任をとらなければ、やるべきことをやらなかった日本の歴史上最低の男達
  ですとなる。
 ⑦人間性を高めることを目標とした、小学生の教育を手がけたい。
 ⑧小学生の時に、その人の人間性が固まるのです。
 ⑨性善説を知れ。 性というのは本能です。善悪がわかるようになるのは、本能を完璧
  にすること。そのトレーニング方法がスクールで行っているような危険を感じる「遊  び」なのです。まずー度やってみることです、間違いなく人間性が高まります。
                           以上です。
教育というのは、算数や国語の人間の歴史の中で合理的に作られた知識をおぼえさせるのも必要ですが、もっと根っこには、人間の本能をきたえる事。そのためには子供の時にたくさんの体で感じる体験をする事。
 テレビやファミコン、国語や算数の授業からだけでは、本当の強い子は育たない。
人間の本能を鍛えると強い子がうまれる。強い子は正義感があり、物の善悪がわかり、弱い子に優しくできる。
 強い子は、将来の困難ないろいろな事(例えば受験勉強や仕事、アルバイトなど...)も、のりこえて生きていける。
 強い子をつくるには、体で感じる、たくさんの失敗を経験させる事
よく勉強ばかりさせていると、青白いモヤシみたいな子になってしまうと言われますが、その通りです。    それは、弱い心の子が多くなって、弱い者いじめという方向にむかってしまうのでしょう。
 教育の目的は数学や英語がよくできる子を育てるのは手段であって、自分で独立して生きていくという強い心やしっかりとした自分の生き方を見つけようとする気持ちを持つような子を育てることです。
 ところで、男の子の本能とは、戦う事です。 戦う事が、男の子の生きるということなのです。
 分かりやすく言うと、NHkの大河ドラマ、風林火山の山本勘助や武田信玄の世界なのです。 それは、戦国時代の話ですが、現代のそれは刀や槍を使うものから、  物を作ったり、物を売ったり、法律を作ったり、システムを作ったり、 つまり、経済や政治、スポーツ、文化、............など 多種類の戦場が用意されています。
  戦いに勝って、大金持ちになったり、高い地位にのぼったり、名誉を得たり、有名人になったりした人もあれば、敗れて、無一文になったり、不幸の底に落とされたり、病気になったりした人もあるでしょう。
 ですが、男の子の勝ち負けは結果であって、その戦っている事(世界)そのものが、生きがいなのです。   男の死は、戦いをやめた時です。
 男の本能は戦う事で、戦えば、戦うほど強くなっていくのです。
 強くなればなるほど、男の人間が大きくなっていくのです。
大きくなった男は、ものの善悪がよく見えてきて、正義感が養われ、弱い者(例えば妻や子供)にも優しくなれるのです。
  中高年で仕事をやめた人でも、よく競馬や競輪に夢中になったり、k-1のテレビや野球に熱中したり、賭け事をやめられないのは、男の本能なのです。
    けんかが好きです。
 このけんかとは、人とするだけでなく、ある人は、学問や芸術、技術(技能)、スポーツ、政治、経済(お金)...、あらゆる人間の能力の限界をためす事を楽しむ動物なのです。
 男は生まれてから、一番自分の得意な戦場を捜して、そこで自分の力をためして生きるのが、男の生きるという事です。  この戦場で力いっぱい戦っている男は、本当は生き生きしていて、ストレスなどほとんど感じません。  勝ち負けではなく、戦場が男の生きがいなのですから。 
  又、男の子は、危険と冒険が好きです。  女の子の安全と安心を望むのとは相反するかも知れません。
 男の子を育てるには、この根っこにある本質を十分試す事ができる環境におく事が、将来の、しっかりした人間になる基本条件とおもいます。