ラーメン軍団＠一乗寺：大晦日限定 魚白湯ラーメン

年末の大掃除やら大カタヅケやらが一応一段落。大晦日の昼は、今年のシメのラーメンをいただきに一乗寺に赴く。

情報源は某SNSの「ラーメン軍団＠京都一乗寺」コミュに石田軍団長が御自ら12月25日 17:10に投稿された「2013年、年末年始のお知らせ」に記載されたもの。以下にその内容の抜粋。

３１日は限定『魚白湯ラーメン』のみ販売
３１日の限定ラーメンの内容 
鮮魚（アラ）１００％だけを羽釜で超強力火力で煮込んだクリーミーなスープです（試作時の話です）。 
常連さんに中央市場の方がいらして、以前アラをいただき中骨だけをガンガン炊いてみたら魚臭さは全くなく、驚くようなスープが出来ましたので、是非販売したくなり今回やってみます。本番では顔もたくさん入れて濃度が上がってくれるつもりです。 
営業時間　１１：３０～１５：００　　２３：００～翌２：３０ 
売り切れないようにします。 

...一体、どんなスープになるのだろう？という興味がフツフツと湧いてくる内容ではないか。こりゃ、行かないわけにはいかない。
そんなわけで、得意のシャッター＆ポールポジションを狙うべく、出かける支度をはじめるが、突如「里芋の皮を剥く」という業務指令が山の神方面から飛んで来たもんで、ちょっと出遅れる。開店時刻が近くなり、友人方面からは「10:30時点で外待ち１２名。開店時間を30分繰り上げてのスタートの模様。」とかいった情報が次々に入ってくる。結局、先頭集団を追いかける第二集団につくことになった（因みにコレはマラソン参戦記ではないことを念のため申し添えておく）。
およそ30分ほど外で待っただろうか。やっと店内に入ると、過去のラーメン軍団ではありえなかった、何ともいえない キョーレツなサカナ臭がもわぁわぁ～んと立ち籠めていた。

 

本日の魚白湯、素材一覧。数えてみると計２５種。
試作段階での中骨のみを炊いたものは魚臭さは全くなかったとのことだが、これら２５種のサカナのアタマも羽釜にぶち込んだ結果、やはり中骨だけの状態と同じようには行かなかったようだ。

で、出来上がって来た魚白湯がコレ。ビジュアル的には５月６日のときの「濃厚博多ラーメン」に相通じるが、今回はサカナがテーマとあって、トッピングの頂上にもりつけられるのは、大根のケン（笑）

 

スープはなるほど相当の濃度で白濁しており、食べ始めにはサカナサカナした香りが前に立つが、やがてソレに馴染んでしまえば独特の濃厚な旨味が堪能できる。

麺には切刃番手２２番程度のストレート細麺を使用。全体的には博多的なラーメンがデザインイメージの根底にある様子。
それにしても、よくコレだけのものを作り上げるもんだと感心した。ただ、やっぱりサカナサカナはサカナサカナなので、途中で一味を追加してみたり、よりネギヲヲメで食べるとよかったんじゃなかったかしらん。画像ではネギとキクラゲに隠れてしまっているが、肉好きを唸らせるボリューム豊かなチャーシューも今回の独特な白湯スープのなかで肉々しい輝きを放っていた。
いずれにしても、京都にラーメン店は数々あれど、鮮魚のアラだけで白湯スープを作り上げるという今回のような試みに果敢に挑み、大胆に実現してしまうあたりがやはり軍団長のスゴいところだ。今回、そのサカナ系の強烈さ故に好き嫌いがハッキリと出る結果になったようだけど、いったいどんなことになるんだろう？という興味で足を運んだ人が多かっただろうことは、当日の開店前行列が何よりの証拠。

第一印象にくるサカナサカナしたニオイを除けば、総じて美味いラーメンで、結果的にはペロッと完食。今年の食べ納めを深く印象付けてくれた傑作だった。

来る２０１３年、軍団長ならではのさらなる「!!」な挑戦を、多いに期待している。

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【ラーメン軍団】
　11:30～13:30  18:00～23:00
　不定休
　京都市左京区高野泉町6-74
  Ｐ：近隣コインパーク等利用（お店真向かいにアリ）

ラーメン軍団 （ラーメン / 一乗寺駅、修学院駅、松ケ崎駅）

夜総合点★★★★☆ 4.0
昼総合点★★★★☆ 4.5