北海道へ #25 ラッキーピエロ 人見店

そんなわけで、結局函館をブラブラとしていたら昼飯時になった。個人的にはもう一杯、函館でラーメンを...という思いもあったが同行者のリクエストもあり、全く気まぐれでハンバーガーショップに行くことにした。
ところが、結果的にはコレが今回の旅で一番のインパクトのあるスポットになった。

そこは、確かに、一応ハンバーガーショップである。

 

だから、なるほどハンバーガーショップらしい、デーハーなロゴである。

ハンバーガーショップだから、ハンバーガーのメニューがある。ところがだ。このハンバーガーメニューの中で、一番人気は「チャイニーズチキンバガー」だというのだ。そして「ハンバーガー」は、「一応、あります」的にメニューの右下、つまり横書き的視点で見れば一番最後の目立たないところに位置している不思議。そして...

 ハンバーガーショップなのに、カレーライスのメニューがある。この時点で、すでに驚愕なのである。しかし、さらに...

 

ハンバーガーショップだというのに、ラーメンのメニューがある。いや、ラーメンばかりでない。餃子にチャーハン、道民おなじみあんかけ焼きそば...なんじゃこりゃあ!!

さらに、ハンバーガーショップだというのに、(名物メガめし)がある。加えて、カツ丼やのり弁当まで、ある。

で、このハンバーガーショップのご当地人気No.1は、ハンバーガーではなく「あんかけ焼きそば」なのだそうな。もはや、何をか言わんやである。

 

そんな目眩くメニュー構成であるが、店内の注文スペースはハンバーガーショップのソレ。
して、何を注文しようか?これには本気で迷った。
ココでラーメンを食べたとしても、カレーを食べたとしても、あんかけ焼きそばを食べたとしても、オリジナルのハンバーガーを味わっておかないと心残りになる気がする。そこで、結局、一番人気であるらしい「チャイニーズチキンバーガー」の「ダントツ人気ナンバー1セット」を選ぶこととした。
そして、店内のイートインスペースは満員なので、駐車場に駐めている自分の車の中でいただくことにした。
ところでこのお店、地元では超人気店であるらしく、注文の順番が来るまでに約30分待ち、そして商品は作り置きせず、ハンバーガーは注文を受けてから作り始めるシステムで、注文してからさらに30分程度待ち、と、かなりの時間を要した。
また、ハンバーガーショップのレジ(接客)って、多くの場合は10代のアルバイトの尾根遺産が担当していたりするイメージがあるが、ここでは自分と同世代か先輩と思しき尾根遺産がたが、一線で大活躍されている様子も拝見できた。これは勝手な予測だが、このお店のメニューの多さからして、その業務には熟練された高度な専門性が要求されるため「ちょっとバイトでもしてみよっかなぁ〜」みたいな初心者マークには到底務まるものではないのではないかと思うわけだ。同時にそれは、地元函館での雇用創出に多大な貢献をしているなどと考えるのは深読みしすぎかしら。

 

テイクアウトの注文は一番オーソドックスなものを注文したわけだが、レジの周りにはコレまたいろんな商品が並べてある。そのいずれもは、今ココでしか入手できないモノであろう。で、ラッキーピエロラーメンの(しお)と(しょうゆ)、それと「大好きポテトチップス」は同時に購入することにした。(ちなみに、まだ食ってはいない)

 さらに、ペットボトル茶、ふりかけ、カレーにミートソース。買わなかったけど。

 

 さらにさらに、缶ドリンク各種。買わなかったけど。

さらに加えて、タマゴタマゴマヨネーズに北海道ミルクジャム、みんな大好き日本一きびだんご。買わなかったけど。この辺で分かりかけてきた。この会社、基本「みんな大好き」っぽいものは片っ端から商品化して売ろうとするのだ。それにしても実際に自社オリジナルで商品化してしまえるというのは、違う見方をすればスゴイことではなかろうか。

オリジナル商品は食品にとどまらず、オリジナルTシャツをはじめ、

もはや店内に陳列しきれないため、こういう掲げ方になってしまうのだろうか。とにかく、えも言われぬ雑駁なパワーを感じることだけは、確かである。

さて、ここいら辺で、いよいよ、注文して食べたものをアゲて行くことにしよう。

まずは「ダントツ人気ナンバー1セット」のドリンク。一見スターバックスコーヒーのアレみたいにみえる容器のナカミは、烏龍茶。

次。一見、マクドナルドのホットコーヒーのようにも見えるこの容器。さて、その中身は一体...

なんと、コレが、ポテトだった。しかも、こってりととろけたチーズをタップシとかけて。その下にはミートソースのようなソースもあり、その味わいはドチキンのポテトをラザニアにして食べているような、これまでに食べたことない不思議な感覚。

 そして、いよいよメインの「チャイニーズチキンバーガー」である。いよいよである。なんだか、ドキドキする。

白ゴマがたっぷりまぶしてあるバンズに広いレタス。一見、モスバーガーのテリヤキチキンみたいだ。そして、肝心の肉の部分「チャイニーズチキン」とは、甘酢味の鶏のカラーゲなのだ。

結論:めっちゃ美味い。&結構ドシンとハラに来る。

みなさんは、マクドナルドで餃子を食べてみたいと思われますか?
みなさんは、餃子の王将で、ハンバーガーを食べてみたいと思われますか?
みなさんは、天下一品で、カレーライスを食べてみたいと思われますか?
みなさんは、CoCo壱で、ラーメン食べてみたいですか?

どうですか?

それは、ただ単に数撃ちゃ当たるだろ的な破綻寸前の飲食店が見せることの多い、末期症状的メニュー多様化症候群とはまったく違う感じがするのだ。
函館のラッキーピエロは、そんなこんなを全部「食べてみたい」ものにしてしまっている。コレはスゴイとしか言いようがない。そして函館にあるラッキーピエロ各店の中で、ラーメン・カレー・餃子と一番なんでもござれなのが、偶々我々が訪れた人見店であったとは、後でわかったことである。これから函館を初めて旅しようという方に、言っておく。
函館で、外してはならないのは、塩ラーメンでも海鮮丼でもなく、実はラッキーピエロである。
そこでしか味わえない食のワンダーランドが、そこでしか味わえないワクワクが、そこにはきっと、ある。

ラッキーピエロ 人見店ハンバーガー / 柏木町駅杉並町駅深堀町駅
昼総合点★★★★★ 5.0

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