大阪大勝軒@大阪市北区神山町

大阪地下鉄谷町線東梅田から少し歩いて「神山」という交差点のちょっと東にある大阪大勝軒へ。梅田から阪急東通商店街を東進した突き当たりを右にちょっと行ったとこ。初めて訪れた。

注文したのはつけ麺750円。カウンター席の奥に「麺工房」と称して製麺機を置いたスペースがあり、その壁際には麺箱が積み上げられていた。

ところで、私は昨年訪れた代々木上原の大勝軒以外に「大勝軒」の味を知らない。先日惜しまれつつ閉店したという東池袋大勝軒もとうとう行かずじまいだった。そんなわけで、どういう味が大勝軒なのか、詳しくは知らない。

先日、私が福三の某メニューを食べた時のことを、あるブログで紹介してくださったあの方に言わせれば、この大阪大勝軒、かつての東池袋大勝軒の味を知る人、その名前を見てどんな味なんだろうと思つて来る人にはお薦めできないそうだ。逆に、東池袋「大勝軒」のことを全く知らず、つけ麺とはどういうものかも知らない関西人にとっては☆二つの評価とされている。(私はどちらかというと後者の方に当てはまるようだ(笑))

大阪大勝軒の若い大将が来ているTシャツの背には「東池袋大勝軒」の文字があることから、実際に東池袋大勝軒で食べたことがある人にはどうしても「本家」との比較対象になってしまうのだろう。

大阪大勝軒のつけ麺のつけ汁はけっこう濃厚で、いくぶん粘り気もある豚骨ダシに漂う魚系の風味。それは昨年に訪れた代々木上原大勝軒の記録と見比べても明らかに違うし、味わいも明らかに別物だった。
ただ、かなり違う味であっても、主張のある麺を甘・辛・酸を好バランスで整えたつけ汁で喰わせるという点においては共通性を感じる。

また、麺はあちこちで見る東池袋大勝軒やその傍系店の麺の画像と比べ、かなり細目だが、だからといって頼りないということではなく、しっかりとその食感を味わえるなかなかの麺。本家のような太さを求めるなら、「麺工房」にある製麺機の切刃数を減らし、より濃密な麺帯を造れば、とりあえず麺は太くなるだろう(極めて素人的発想かもしれないが)。しかし、今日食したような細目の麺を出すのにはこの店なりの考えがあってのことなのだろう。

ただし、本家東池袋の、太目の麺をいくぶん柔らかめに仕上げ、モッチリした中にコシがある....というつけ麺がどんなものだったのかは大いに気になるところで、もしその味を先に知っていれば、やはり「東池袋とは違うー!」ということになってしまうのだろうか。

「別物」と認識した上で味わうと、かなり楽しめる一品であり、「同じもの」を期待すると失望するということになるのかな、やっぱり。

というわけで、私のように「東池袋」体験のない人にとっては、けっこうイケるつけ麺だと思います。

ところで、つけ汁の中にやがて見えて来る煮玉子は固茹で。

そういえば以前に食べた「大勝軒カップ麺」のレトルトの具も固茹でだったなぁー。

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コメント
 
 
 
大勝軒 (だいぼん)
2007-04-28 07:02:23
私は東京では全く食ったことがないのですが、
大阪大勝軒は旨いと思いました。

本家はもっと旨いんだろうか・・・、と思ってました。
「本物の本家」はなくなっちゃいましたが。
 
 
 
大勝軒 (t_cognac)
2007-04-30 08:51:22
本家はなくなってしまったけど、お弟子さんのお店はあちこちにあるので、いろいろ食べ比べてみるのも面白いと思います。(次回、東京での宿題だなこりゃ。)
 
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