烈士洵名@京都拉麺小路

2月1日、「桂花」に替わって京都拉麺小路に開店した長野県発のラーメン店。といっても長野に烈士洵名があるというわけでなく、長野で数店舗を展開する「笑楽亭」グループが東京に進出した時につけた店名が「烈士洵名」なのだそうだ。

私としては、辰己出版の「プロ直伝!本気で作る秘伝のラーメン」(この本、成美堂出版の「有名店の職人直伝!自分でつくるプロのラーメン」によくここまで似せたもんだと感心するほど酷似しているのだが、編集統括として書中にその名が記されているS谷氏は、以前に自厨店主さんの紹介で、渋谷でお会いした方にきっと違いない。自分もラーメン自作をやってみたいといい、あの時、「いつか自作本作るぞー」って言ってたもんなぁ。だから、このブログはきっと彼が書いているものに違いないと私は思っている。)の中に、ここの「醤油ラーメン」のレシピが紹介されているのが興味深いところだった。京都拉麺小路店のメニューに「醤油ラーメン」はないが、それはきっと、メニューにある(普通の)「ラーメン」に違いないと思うのだ。「六厘舎」とのコラボラーメンや、京都駅ビルグルメフェア2007の限定メニュー「祇園彩祭」とか、今しか味わえないようなメニューにも心を惹かれつつ、食べたのは普通の「ラーメン」。

それは、醤油ラーメンというにはあまりに醤油色を感じさせない透きとおったスープだが、前述の本に掲載されている写真もほぼ同様のルックス。一点だけちがうのは、「本」によれば、メンマの代わりにシメジとエリンギの煮込みがのるという点。京都拉麺小路店では、コレは普通のメンマだった。そのメンマ、業務用の味付きをそのまま使うようなことはせず、きちんと仕事がしてある味。チャーシュー、「本」のレシピでは味付きのスープで煮るということ以外に特に変わったことはしていないようだが、コレがまた柔らかく仕上がっていて美味い。デフォルトで付く味玉色っぽく、海苔の香り活き活きと、実は表面に浮く油の層が結構あるんだけど白髪ネギとの相性良く、アッサリとしていながら非常に味わい深い上品なスープ。そして、もちもちとしたストレート平打ち麺。とてもウマい。

唯一の難点はラーメン鉢。ちょうどトロンボーンのベルのような形状で、鉢を手に持ってスープを飲もうとすると、鉢のその形状から、スープが口に達するあたりで急加速して飛び込んでくるので注意を要する。もっとも、そういう味わい方を前提にしていないからああいうラーメン鉢を選んでいるのだろうが。
カウンター席のトナリにいたアベックはつけ麺を食べていたが、今度はソレをぜひ食べてみたい。
とてもいいお店が京都に来てくれたと思う。
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