やまと支那そば 華山

愚息が生駒の体育館で卓球デビューするのを観戦した後、富雄の「華山」へ。
小料理屋的で、わざとらしい演出がない大人っぽい落ち着きのある店構え。
妻が「塩」で全部トッピングの「はなやまそば」、私は「醤油」で「海苔味玉そば」をそれぞれ注文し、柿の葉寿司も一緒に頼んだ。
「醤油)はとてもあっさりとした中に上品な魚系の旨味と、目立たないけどそれを支える鶏の繊細な味わい。食べはじめにはなんだか上品なうどんダシにも思えてしまうような感もあるが、その繊細な和風味はなかなかのものだと思う。
この「醤油」には、レンゲひとさじ分くらいの青ネギが添えられている。ネギの大量消費傾向が強い京都の一般的なラーメンと比べ、この量はもの足らないほどのものなのだが、繊細なスープの中にあって、この量のネギの香りがまた良いバランスにあることが印象に残る。味玉も味付け程よく、美味しい。バラ肉のチャーシュ−は薄くスライスされたもので、脂身の部分が多め。私は気にならなかったが、「塩」の方を食べた妻はこの脂身がとてもアッサリとしたスープの中にあっては少し合わない気がしたと後で言っていた。仕上げの時にスープの中に仕掛けられた柚子の皮、「お好みでそうぞ」とテーブルに置いてくれる柚子こしょうも食べる途中でちょっと加えてみると、いいアクセントになる。
麺は十勝産小麦に生卵を練りこんだ特注の細麺だそうな。繊細な無化調のスープに合わせ、かん水のネガを感じさせないものである点は良いけれど、食べている間に若干伸び気味になってなってしまう感もあり、欲を言うと、できればもうちょっと太目でコシがしっかりした強い麺で味わってみたい。
今回、「海苔味玉」を頼んだところ、海苔が四枚入ったものを味わったのだが、海苔に関して言えば廉価版の(普通の)「醤油そば」「塩そば」や「味玉そば」でも一枚はつけてくれるので、それなら味玉そばでも良かったような気がした。ところで、ウチに帰ってから、今回の下調べのために参考にした2004年7月29日第一刷発行のあの方が編集・取材・撮影に関わって、あの方とあの方がラーメン四天王として登場している関西1週間責任編集なラーメン本の表紙を飾っているラーメンは、実はこのお店のものであることに気がついた。
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コメント
 
 
 
Unknown (しょう^^)
2006-03-17 22:39:33
北海道の旅記 楽しく読ませていただきました。子供の年齢も同じような年頃で参考になります。ラーメン好きでネット観てましたら貴方のブログが目に止まりました^^自作のラーメンに、色々^^これからも楽しみに読ませて頂きます!
 
 
 
しょう^^様へ (t_cogmac)
2006-03-18 10:41:03
コメントおおきにです。

子連れ北海道の旅行記は、自分自身が計画しているとき時に、多くの方の個人サイトから情報を得、またお世話にもなったので、どこかで参考にしていただける方があればコレ幸いであります。当サイトもそろそろ5周年。ラーメン情報サイトとしても、自作サイトとしても不十分なところが多いままですが、「ケーゾクは力なり」だと思ってます。今後ともよろしくお願いいたします。
 
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