闘う母の笑タイム

左乳房早期乳癌温存手術・リンパ浮腫・髄膜腫摘出手術・左乳房全切除手術経験。がんばろう~♪

手術後 ~ 二週間 ・・・ありえない ハプニング続出!・・・

2005年03月29日 | 入院 の思い出
[回想] 2004年10月16日 ~ 10月22日

・発熱の原因だった、脇の下の傷から短い管を入れて、中に溜まった液を外に出すようにする。管は短く、あまり違和感は無い。上からガーゼを当てて、様子をみる。時々看護師さんがガーゼの状態をチェックしてくれる。この管にまつわるハプニングは、笑える思い出のひとつです。


[ハプニング①]
     ・・・「ポロリ!ァッ 管が 」・・・     

・傷口にガーゼを当てているので下半身のシャワーになる。上半身は、濡らさないように気をつける。言葉では、簡単に言えるけど・・・意外にこの「シャワー・タイム」は、難しい。
・足の下を洗おうと、体を前に傾けた時に ハプニング    あの傷口の管が足元に「ポロリッ!」   一瞬何が起きたか理解出来ない位の動揺でした・・・。さすがの母もシャワー室で一人叫んでました。

 母 「わぁー!取れちゃた!どうしよう・・・ナースボタンで知らせなきゃ!・・・でも、こんな格好で・・・とにかく、早く着替えて、ナースステーションに行かなくちゃ!!管を持って・・・?・・・わぁ!管に安全ピン 」

* 傷の場所が脇なので、自分の目で見る事はできないのです。管の入ってる状態や、短い管なので傷口の奥に入り込まないように、管先に安全ピンを付けている事など、本当に「ビックリ仰天!」でした。

* 取れた管は、Drに入れてもらい、一件落着!



[ハプニング②]
     ・・・「行方不明!一体どこへ?」・・・       

・「管ポロリ事件」の翌朝。看護師さんがガーゼの汚れ具合いをチェックしようと、傷口をのぞいたら・・・

 看護師 「あれっ!管は?」
  母  「えっ!ついてないですか?」
 看護師 「うん!見当たらないんだけど・・・」
  母  「えーっ!ない?行方不明?・・・笑・・・どこいっちゃったんだろう!・・・笑。」

・二人で、着ている物全部調べたけど、見つからない。朝起きてからの行動を一つ一つチェックしていく。・・・朝一番で洗濯(一緒に洗った?)・・・トイレ(落としてきた?)・・・他に行った所は・・・屋上・・・。トイレは看護師さんが見てくれる事に。他の場所は、朝食後に母が探しに行くことに。

 看護師 「管の先に付いてるのが安全ピン(針)なので、行方不明のままでは、安全上良いことでないから・・・。」
  母  (そうですよねぇ。本当に何処いったんだろう!)

・「よくも、こんなに次々と事件が起きること・・・笑・笑・笑・・・」同室のみんなにも不思議がられてました。「自分では、そんなに変わった事してないんだけど・・・何故か気が付くとハプニング!」そしていつも他人事のように笑いこける!いつも最後の言葉は、おもしろいねぇ。 

-----「管」事件 解決する!-----

・ありました!みつかりました! 屋上に落ちてました! よかった。よかった。でも、なぜ屋上?
・朝、屋上で「ラジオ体操」をやっている人達がいたので、一緒にやってきたのです。その同じ場所に落ちてました。???深く考えると話が難しくなるので・・・見つかってよかった!です。

・母の推理:まじめに体をいっぱーい動かしたから、管が弾みで取れたんでしょう!・・・???・・・また同室のみんなのセリフが聞こえます・・・・「でも、おかしいよ!へんだよ!ほんとうに、おもしろいひと!」・・・笑・笑・笑・・・

          


* とにかく ハプニング あり。 わらい あり。 いい おもいで です。


・・・・・術後 12日目・・・・・

・夕方、主治医がくる。

 Dr 「病理組織診検査の結果が出たよ。説明をするけど今からいい?」
 母 「えーっ!結果もう出たんですか?わぁードキドキしてきた!心の準備が出来るまで、ちょと待ってください・・・。」
 Dr 「あっ、いいよ。じゃぁ、準備が出来たら声掛けて!待ってるから。」

* Drは、我がまま患者の希望を受け入れて、病室を出て行きました。母は、自分の意見が尊重された事に、ホッとすると同時に、先生を待たせては・・・。いそいでナースステーションへ向かいました

 母 「大丈夫です。準備出来ました!」
 Dr 「もう、いいの?」 
 母 「はい。覚悟決めました!どっちにしても、一度は、聞かなきゃいけないことだから・・・」
 Dr 「そういうことだね!」

・病理組織診検査の結果・・・「比較的おとなしい癌」
・これからの治療方法
①ホルモン療法(ホルモン剤一日一回を五年間服用)
  ②放射線療法(週5日×5週→25回)

 Dr 「ホルモン剤は、五年間飲んでもらいます。ただし、五年間の間に何かあったら・・・つまり、再発ってことだよ。わかる?」
 母 「はい。わかります。」
 Dr 「その時は、治療方法が変わるからね。」

・説明は、実によく時間をかけて、わりやすい言葉に置き換えて、進めてくれた。単純な母も質問をしては、納得の50分間でした。
・「病理組織診検査」結果は、これからの治療方法を決める、とても重要な事なのです。

* さあ!これから 治療に専念するぞー!       
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