鶴岡法斎のブログ

それでも生きてます

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キンドコングの伝説

2005-02-03 13:29:48 | マンガ
「ゲゲゲの鬼太郎」が実写で映画化するらしいのでデーモン族のトラウマも癒えぬままに水木しげる先生の話をしよう。
 唐突であるが君は「キンドコング」を見たか?
キンドコングとは水木作品のなかでもその異常性とどうしようもなさ、そして素晴らしさにおいて他の追随を許さない傑作だ。
 欽ドンの本番中に萩本欽一が突然巨大化して公害で巨大化したモグラと戦う。
 それ以上でもそれ以下でもない。ただそれだけの話。
 メッセージ性とかないと思う。はっきりいって読み取れなかった。有名人が巨大化して暴れたら面白い、ということしか伝わらない。巨大化してしまった人間の悲哀とかそんなものはない。人類への警鐘とかも聞こえない。警鐘に関してはほぼ無音状態。しかし欽ちゃんの叫びはやたらと聞こえてくる。
 キンドコングは怒って見物人に小便を浴びせる。小便の洪水に流される人々。二郎さんがキンドコングにモグラと戦うように説得するシーン。そしてモグラを倒したキンドコングに福田総理(当時)が「欽ドン賞決定!」と叫ぶ。もうクラクラしてくる。無意味トリップだ。
 さらに欽ちゃんが巨大化した理由はラストで語られる。
 何の脈絡も伏線もなしに登場する化け狸。彼が神社の護符をハガキ代わりにする不届きものを懲らしめるためにやったのだという。欽ちゃんは無関係なの?
 まあ狸の怒りも何となく数コマで収まったので欽ちゃんは元に戻る。
 そしてラストの台詞、
「世の中にはオソロシイ狸もいるもんだねえ。ではドーンといきましょー」
 余韻とか、なし。
 この作品は朝日ソノラマの「ぽけっとまん」か講談社の「円盤同乗記」に収録されているがともに絶版。ちくまの文庫あたりに収録されないものか。そうしたら俺が解説を書きたい。
 ついでにいえば本人を使ってこれを実写化するのはどうだろう。やってくれたら俺は劇場で3回は見る。確実にだ。
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1 コメント

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っていうか (ぴい)
2005-02-03 14:19:43
すごく読みたいです。ぜひ出版してください。そして実写版で映画にしてください!

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