飲食店SVの気まぐれ日記

「美味しい」「楽しい」「嬉しい」をテーマにお届けします!

奇跡のレストラン

2006-09-20 05:56:19 | Weblog
凄~く久しぶりの更新です。
完全放置してました…

まっ、自分なりのペースで更新出来ればイイや…ってノリで始めたから仕方ないですね…

先日、行って来ました
「奇跡のレストラン」と呼ばれるお店に…

そのレストランとは【Casita】

行った人、行った人に「あそこは凄いよ!」と聞きながらも、なかなか行く機会のなかったレストランでした。

一言で言うと確かに「凄い!」
とにかくサプライズの連続です。
これから行く方に対しては伏せておいた方が良い事もあるので詳細は触れませんが、お客様に満足してもらう為、喜んでもらう為、感動してもらう為には、あの手この手で攻めてきます
皆、この演出やサービスにコロッといってしまい、この店の虜になるようです。

ただね…
僕的には、これらのサプライズ演出や接客スタイルそのものよりも、それら全てがシステム化されているというお店のオペレーションに感動しました。

サービスする側って意外に勘違いしてしまうモノだと思うのですが、「お客様とたくさん会話をした」とか、「俺の常連はたくさんいる」とか自分自身がスターになった気分になって自己満足してしまうケースって、よくあると思う。
たった一組のお客様とペラペラと話している脇では、料理が来なくてイライラしているお客様がいたり、呼びたくても呼べないお客様がいたり…
一人のスタッフにとっては常連のお客様でも、その他のスタッフは名前も知らないし、挨拶もした事もない…
…というよりも「あの人は俺のお客だから近寄るな…」的な雰囲気を出すサーバーもいる。
要するに『お客様の満足』よりもサーバーとしての『自己満足』に陥ってしまうケース…

Casitaにはそーゆーサーバーのエゴがない!
ゲストに対しての扱いが平等
全て(多分…)のスタッフがお客様の情報を共有

コレってシンプルに見えてなかなか出来るコトじゃない
お客様に感動を与える一つ一つの色んな瞬間がしっかりとシステム化されている。
「システム化」なんて言うと逆に聞こえは悪いかもしれないけど、本当にこのシステムは素晴らしい
サプライズ演出は、あくまでもハード面での事。
僕はその背景にあるお店のハートというか、努力に感動しました。

お店にいる最中やお店を出た直後には、そんなに思わなかったのですが、時間が経つにつれ「もう一度行ってみたいな…」なんて感じた不思議な魅力のあるレストランでした