いつもなら十字ロータリーで顔なじみのライダー達としゃべって終わりだったのだが、この日は何か様子がおかしい??
十字ロータリーの川尻口を警察が通行止めしているのだ。
どうやら先ほど、バイクと軽トラの正面衝突事故があったらしく、ライダーが亡くなってしまったらしい・・・
近年、事故は起きても中々死亡まで行くことがなかった野呂山だったが、
身近なスポットでライダーが死んでしまうのはなんとも悲しいことだ・・・
川尻方面へ降りたかったライダー達が仕方なくロータリーを訪れる。
展望台の駐車場にいたのだろうか?
ものすごい数のバイク達がロータリー駐車場へやってきた。
それはさておき、今回はタナカシと共に十字ロータリー近くにあるという野路神社を目指す!
一応googlemapで見たところ、道はありそうだがちょっと不安だったので徒歩で向かうことに。
頻繁に通っていた場所の近くにこんな鬱蒼とした林があるなんて知らなかった。
程なく行ったところにその案内はあった。
安浦の観光サイトには「野路神社」と書かれていたが、こちらには「野呂神社」と書かれている。
先ほどは石造りだったが、今度はちょっと新し目だ(笑
鬱蒼とした林の中に突如苔むした鳥居が姿を現す。
その参道は、まるでオフロードバイクが荒らしたんじゃないかってくらいに荒れ放題になっており、途中凄まじい傾斜まであった。
ずいぶん厳しい参道である。
しばらくして開けた場所に出た。
そこは不自然に広く、いくつもの灯篭がある中にポツンと小さな祠が建っていた。
よく「弥生時代の建造物の遺跡」なんかで目にする、石の土台があった。
かつて何かの建造物でもあったのだろうか。
近くに苔むした石碑があった。
そしてどうやらこれが今回捜し求めた野呂神社らしい!チッサイ!
とても真新しく、鬱蒼とした林の中で一際目立っている。
大抵神社探訪に訪れた際はお賽銭を入れていくのだが、生憎まだ賽銭箱は用意されていなかった。
(というかここまで回収に来る管理者大変じゃないか・・?)
祠の奥はこれまた鬱蒼とした林が続いており、
行けない事はないが戻って来れない気がした(?)
というのが今回の野呂神社であった。
調べたところ、もともとはもう少し大きな社が建っており、それが老朽化により倒壊してしまったそうだ。
そして再建されたのがこの小さな祠ということらしい。
石の土台はかつての社の名残のようだ。
安浦の観光サイトによると、
1828年に広島藩の免状を受けた開拓民が野呂山のある場所の開拓を始め、5年で大規模な集落にまでなっていたのだが、
その数年後に凶作と疫病により村人は激減した。
昭和に行われた開拓では、そことは別の場所が選ばれたため、いよいよこの集落は荒廃していったそうだ。
その集落が交通に不便だったこともあり、本来はそこにあったこの野呂神社は現在の位置に移設されたそうだ。
近くに一本杉と言われる大きな杉があった。
どうやらこの道は野呂山の環状線のようになっているようで、ぐるりと回って再びロータリーにたどり着くことができるらしい。
途中、NTTの無線中継所があった。
老夫婦がうれしそうにこの看板で写真を撮った後、中継所のほうへ車を走らせて行った(笑
そう言えばそんなとこ行きましたね、また暇なときに見に行きましょう、豪雨で被害受けてたりしてないと良いですが
鳥居までいけても、あの悪路でしたから参道が流されてるかもしれませんね(´Д`