大企業が昔の藩のような実力を付けて来ている。
9月22日の日経報道によれば、今年3月末現在の上場企業の手元資金は66兆円である。安部政権は、企業に設備投資の拡大や賃上げを促す構えであるが、なかなかうまく展開しないようだ。
上場企業は余裕の出てきた手元資金で自社株を買って株主に還元、資本効率の向上へ動いている。1~9月で1兆7095億円の自社株を購入している。この金額は。昨年の年間実績を超え、2008年以来の多さになる公算である。この1兆7095億円は66兆円の手元資金の2.5%を使ったにすぎないのである。
安部政権が、企業に設備投資の拡大や賃上げを促すと言っても、高コスト社会になった日本に、前年比で大幅に設備投資が増加することはないないだろう。
この傾向は、日本企業の活躍を見れば明らかである。しかし、日本企業の海外での活躍は、長期的に日本にプラスの循環をもたらすことは言うまでもない。
企業の自社株買い5年ぶり高水準 1~9月1.7兆円
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGD2007R_R20C13A9MM8000/?dg=1
日本企業の海外での活躍
http://blog.goo.ne.jp/syougai0014/e/b9935f41243535597d9f45b05eeb5302
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