中国の太陽光発電パネルの安売りの顛末

 

　中国の欧州連合（ＥＵ）向けの太陽光発電パネルの安売りで、ドイツの太陽光発電パネルメーカーが倒産したというニュースを読んだ記憶がある。以下の報道によると、ＥＵ向けのパネル輸出は、２０１１年に２１０億ユーロ（約２兆７０００億円）に上るという。これだけの安売りの輸出ラッシュになれば、

ＥＵ内企業に重大な損害を与えることになる。

 

その顛末は次の通りである。

「欧州連合（ＥＵ）当局者によると、ＥＵ執行機関、欧州委員会は８日、中国がＥＵ域内に太陽光発電パネルを不当に安く輸出して域内企業に損害を与えているとして中国製パネルに暫定的な反ダンピング（不当廉売）関税を課すよう加盟国に提案した」という。

 

ＡＦＰ通信によると、「平均課税率は約４７％で、欧州委は加盟国の見解をまとめ６月５日に暫定措置の決定を発表する考え」であるという。中国は、47％の関税をかけられると、欧州連合（ＥＵ）向けの太陽光発電パネル輸出は激減という顛末を迎えることになる。

 

中国製太陽光パネルに４７％関税…ＥＵ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130509-00000439-yom-bus_all