消費税が10％になっても物価が5％上がる気配がない。

　消費税が10％になっても物価が5％上がる気配がない。安倍内閣が掲げる物価2％の上昇は容易なことではない。２月の消費者物価は前年同月比0.3％下落、４カ月連続マイナスである。安倍内閣では、これから2年の間に、2.3％物価上昇の目標となる。

 

　企業の生産工程のコストダウン・流通の合理化等で、消費税5％は吸収してしまうような印象がある。小麦粉に例を取ろう。私は10日に1回は中力粉でうどんを作るので価額のことは良く知っている。

 

　名の通ったメーカーの中力粉は1キロ220円前後である。そうでないＢ社の中力粉は1キロ180円ほどで買える。新潟市内で最も安いと評判のスーパーへ妻と買い物に行ったら、Ｂ社の中力粉は1キロ145円で販売していたのにはびっくりした。（ただし、3月末まで。その後は155円）

 

人口が減少（消費の減少）する中で、スーパーの淘汰の時代に入ると思う。このような背景に中で、消費税が５％上がって10％になっても、消費者の価額が５％上がることはないと思う。生産・流通のコスト減が5％あれば、消費者の価額は全く変わらないことになる。どうも。この流れになる印象である。

 

２月の消費者物価、０．３％下落で４カ月連続マイナス　ガソリン大幅上昇でも下落

http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130329/fnc13032909040003-n1.htm

消費者物価:０．３％下落　４カ月連続マイナス

http://mainichi.jp/select/news/20130329k0000e020188000c.html