信教の自由がない国

 

近代国家の「信教の自由」は、国家を形成する価値観の根幹である。

米国の12年度報告書によると、公権力が特定の宗教の信者を弾圧している国家は、中国、サウジアラビア、北朝鮮、イラン、ベネズエラ、エジプトなど８カ国であるという。これらの国を「特に懸念される国」に指定し、信教の自由を保障するよう求めている。

　報告書は１１年版に引き続き、中国のチベット、新疆ウイグル両自治区の状況に懸念を示し、「信教の自由を尊重する姿勢が後退した」と中国政府を批判した。特にチベットでは「公権力による激しい弾圧」に抗議する仏教徒の焼身自殺が昨年１年間で８３人もいるのである。

 

　こんな「信教の自由」がない弾圧国家中国が、国連の常任理事国であることが不自然で可笑しい。

 

米国務省:「信教懸念」中国など８カ国　１２年版報告書

http://mainichi.jp/select/news/20130522k0000m030021000c.html

チベット僧が焼身自殺 今年12人目　　2分29秒

http://www.youtube.com/watch?v=S9b_cyNqWeQ

衝突のチベット族自治州 当局が封鎖　　3分

http://www.youtube.com/watch?v=imDGgXwHdEY

知っておかなければならないチベットの今　　7分

http://www.youtube.com/watch?v=3mI5wZNtN2E