日本男性解放講座

日本の男女の関係性を外国とくに欧米とのそれと比較しかんがえてみる。たとえば、財布の紐をにぎるのは誰か、といった問題など。

女子力について(6)

2016-07-29 14:02:04 | 評論と時事ネタ

 海外で活躍する日本人ファッションモデルの草分け。パリ在住の松本弘子さんが作家の野坂昭如に語るフランスの主婦像。
 
 「フランスの主婦は7変化も8変化もできるんです。できなきゃ、いい女として夫から認められない。私のまわりにいる女たちの生活を見
 ていると、日本の主婦みたいにバカ話をしている時間はないですよね。まず、いい妻でなくちゃならない。同時に夫に対してはいい恋人で
 あり、いい娼婦であり、いい友達でなくちゃならない。さらにいい家政婦であり、使用人をうまく使える女でなくちゃならないし、もっと
 大切なことは社交的な女でなくちゃいけない。その全部がやれて初めていい女といわれるわけです。そうなるための努力は大変なものです
 よ。自分の好きな人に捨てられちゃ困る、ということが直接の動機だと思います。男がそういうことを要求するわけです。」
 (「週刊朝日」1972年、野坂昭如の清談俗話~七変化して男に尽くすパリの主婦」)。

 
 アメリカ人の夫をもつ千葉県在住のヨシコさんも私にこう言った。

 「夫をつなぎ留めておくため、夫に対してセクシーに振る舞うという点では、アメリカ女性は日本女性よりはるかに努力してますね。夫が
 帰るまで化粧して待つとか、、、私はバカらしくてやらないけど」
 
 「すごい競争社会ですから、女たちは男が結婚していたってほしければ奪い取りますよ。そしてある日、夫が妻に離婚を宣言する。気が休
 まりませんよ」

 妻が夫に対してセクシーに振る舞う、、、そのノウハウを伝える記事は欧米の女性誌の定番のひとつ。女性が働くようになったフェミニズ
 ムの時代でもそれは変わりない。
 
 「ワーキングマザーがセックスを2倍楽しむ方法は、いつも夫を上機嫌にさせておくことです、、、人妻らしく退廃的なネグリジェや下着
 も忘れないように」(英文「コスモポリタン」)

 ちなみにイギリスでは「妻が夫の前でいかに魅力的にパンティを脱ぐか」ーを教える主婦向けの教室があるという。日本では聞いたことが
 ないー。

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