日本男性解放講座

日本の男女の関係性を外国とくに欧米とのそれと比較しかんがえてみる。たとえば、財布の紐をにぎるのは誰か、といった問題など。

女子力について

2015-12-02 16:39:08 | 評論と時事ネタ
 「朝日新聞」で「女子力」が話題になっている。そこで「財布の紐を握るのは誰か」はしばらくお休みし、「女子力」について考えてみたい。 
 10月24日付けで、パブリックエディターの小島慶子は、投書欄に載った13歳の女子からの投書をとりあげる。「女子力ってなんでしょうか? よくわかりません。女の子らしさですか?}そう自問してから、「考える力や知識を身につけ、困っている人にさりげなく手をかせるーこれって女子力にはなりませんか?}。小島はこれを読んで、「思わず、そうだ、そうだ!と声をあげた」という。しかし、「考える力や知識を身につけ、困っている人にさりげなく手を貸す」などというのは人間として当たり前のこと(そこで議論は終わり)。誰も反対できない。13歳の女子が言う分にはかまはないが、海千山千の小島が飛びつくカマトトぶりがなんともおかしい。それこそ外面
の女子力アップのためどれほど投資してきたことか。そのけっかがあまり思わしくないので13歳の子の議論にとびついたといううわけか。
 「女子力」はあると思う。「女性ならではの視点」などとあちこちでいはれているではないか。「女性ならではの力」が「女子力」なのだ。
 
 まず、紹介するのは戦後、日本の英語教育の草分け、イギリス人女性、ドロシーブリトンさんのいう「女子力」(という言葉はつかっていないが)。社交界というものがある西洋では、女性はまさに女子力を身つけるため、小さいときから厳しい訓練をうけるという(読く)。


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