デザインのある暮らしを北欧から

北欧スウェーデンからデザインのある暮らしを'個人的見解'でお届けします。お茶でも飲みながら、のんびりとご覧下さい。

スウェーデン発のオモシロ経済書

2007年02月21日 | 管理人のひとりごと


 


スウェーデンに暮らしていると思いがけない人と出会うことがあります。そんな時、やっぱり小さな国ならではだなと感じます。先日仕事関係の人たちに会った時に紹介されたのは、2メートルもあるスキンヘッドのオジサンで、ちょっとコワイくらいの圧倒感がありました。手土産は「カラオケ・キャピタリズム」の邦訳。スウェーデン初の宇宙飛行士やビル・ゲイツともお知り合いという彼は、ナント本の著者、シェル・A・ノードストレム氏でした。お土産にいただいた本はすごく面白くて、経済学の本といってもつい夢中になってしまう内容です。前書のファンキービジネスとともにネットでも購入できますので、ぜひお勧めします。

スウェーデンの情報が満載のサイトです。
スウェーデンスタイル・コム

スウェーデン12年ぶりの政権交代

2006年09月18日 | 管理人のひとりごと

デザインとは関係のないことですが、かなりおおごとなので、管理人のひとりごととして書かせていただきます。

先日17日はスウェーデンの総選挙日でした。例年通り80%という高投票率の中、社会民主党が野党第1党である穏健党(Moderaterna/保守党)に1,5%という接戦の差で破れ、12年続いた政権が交代となります。それに伴い、10年間首相の座を努めたヨーラン・ペーション氏が去り、代わりに穏健党の党首フレドリック・ラインフェルト氏が新しい首相となる模様です。彼は髪の毛がほとんどありませんがまだ若干41歳。スウェーデン史上で最も若い首相となります。

高い税金によって成り立つ福祉社会を唱えたペーション政権でしたが、あまりにも長く続いたその政権によって社会にひずみが生じていることも事実です。福祉社会に甘えて仕事をしない人も多く、一生懸命働いている人の負担が増える一方でした。実際にこの社会に暮らし、弱者に優しい国のすばらしさに感動したと同時に、あまりにも多くの弱者でない人々が弱者を装っている姿に驚きも感じていました。それを許す社会は本当に弱者に優しいと言えるのだろうか、といった疑問もわいていた頃での政権交代は、なんとなく納得できるような、といって今後アメリカのような弱肉強食社会に変貌していってしまうのかと心配は尽きません。

余談ですが、移民や失業者は今までの政権社会民主党に、安定した仕事を持っている人々や金持ちは穏健党に投票したといううわさもあります。

セミナーのフィードバック

2005年12月01日 | 管理人のひとりごと

このブログは皆様のご意見もお聞きしたくて立ち上げております。どうぞ率直なご意見をお聞かせ下さいまし。

11月に大使館で開催させていただいたセミナーには、平日にも関わらず多くの方に来ていただいたことに感謝しております。しかし、内容が物足りなかったとのご意見を耳にし、私なりに反省しなければならないと思っております。

今までウェブやメルマガでスウェーデンのデザインを紹介してまいりました。自分の「好き」から始まりましたが、ファンの方も増えて、月2回の発行を持続することに努力してきました。実際よいデザインがあふれているので、ネタに困ることはありませんが、やはり持続することは簡単なことではありません。しかし、本の出版にこぎつけたことは、私にとってとても励みになることでした。

ただ、いろいろなことをやっても、読者の皆様がどう思っていらっしゃるのか、私の提供している情報を楽しんでいただいているのか分からず、空回りしている自分もいました。日本でどれだけ情報が浸透しているのか知らないのでは、と言われる事がありますが、確かにその通りです。遠い北の果てにいては、日本で何が起きているのか分かりません。今回2ヶ月近く日本に帰り、書店めぐりをしたり、いろいろな場所にいったりして、やっぱり自分が日本にいない間にいろいろなことが起こっていることを実感しました。特に今の日本の携帯電話事情には全くついていけません。自分のやっていることに意味があるのだろうかと思うこともあります。

今回は初めてのセミナーで、母や親戚が来ていたこともあり、誰にでも分かりやすくお話しさせていただきました。それが、わざわざ足を運んで下さった多くの皆様にとっては物足りないものだったのかもしれません。初めてのセミナーということで緊張もありましたし、私らしさという点ではもうひとつだったかもしれません。ただ、今回はセミナーで皆様に直接お会いできたことをとてもうれしく思っております。多くの方にいらしていただけたことで、自分のやってきたことに意味があったのでは、と思うことができました。また機会がありましたら、もう少し突っ込んだ内容のセミナーもやってみたいと思います。

どうぞ皆様のご意見もお聞かせ下さい。日本ではどこまで情報があるのか、どういった情報が求められているのか、なんでもいいんです。読者の皆様からメッセージをいただければ、私自身にも張り合いができます。やはり「好き」でやっていることですので、これからも続けていきたいと思っています。どうぞこれからも当サイトとメルマガ、そしてこのブログをよろしくお願いします。

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管理人 山本由香