こんばんは。ブログを書くときに、ジャンル分けができるのですが、ふと見てみると、
「今注目の話題」に「違法建築」が。いわゆる耐震偽装問題からは月日が経ちましたし、
なにか話題になるような事件ってありましたっけ?
さて、今回は真面目な話。
先日スポーツの話をしましたが、彼らって、小さいころから自分のあるべきイメージを
想像して、そのあるべき姿に向けて一生懸命努力して、そしてチャンスに結果を出して、
とものすごいことを為している人たちなわけです。
ひるがえって、私たちの日々の生活でも、たぶん成功する人は常にやらなければいけない
こととは別に、あるべき姿、進むべき道を描いて実行し続けているんだと思います。
また、できる組織ってのも上司なりリーダーのあるべき姿、目指すべきものが見えている
組織であるほど、たぶんミッションはうまくいくんだと思います。
で、言いたいのは僕らの住む「日本」の進むべき道。
僕にはどうも、なんかちょっとあっただけですぐ判断を下して、取り替えるからビジョンが
見えない、だからさらに不満が募っていくというスパイラルに陥っているようにしか思えません。
周りの国々を見渡してみると、おそらく、韓国は自分の国が小さいことを自覚して、 国として
あるべき姿、進むべき道を見据え国を挙げてその方向へ進んでいるように見受けられますし、
中国も統治体制故、こと政治的立ち居振る舞いには秀でたものがあるように思えますし、
かといって経済は政治とはお構いなしに進んでいくんだよ、というしたたかさも見えます。
元に戻して日本はどうでしょう?
先日、APECの時の日中首脳会談で菅総理が尖閣諸島は日本の確固たる領土だ。
ということを中国に伝えた、という報道がなされています。それはもっともだと思うのですが、
でもなんか戦略が欠けているように見えます。(また、中国の激烈な抗議がないのがちょっと
怪しいな、と僕は思うのですが)
この後のストーリーを描いたうえで言っているのか。否、結局はそこまで国民が考えたうえで、
政治家を政治の舞台へ送り出しているのか。ちょっとぐらい失敗したって、自分が選んだ人間
だと腹をくくって、何年かのスパンで任せることができるのか。
下らない言葉尻を取り上げて、さもとんでもない奴だと言わんばかりの論調に同調していないのか。
うわべだけみて、どうしようもない人間を選んでいないか。
鹿児島県阿久根市長の問題はゆゆしき問題であると思いますが、それはまたの機会に・・・・
この、日本の迷走という話がでるたびに、政治家のふがいなさを嘆くのではなく、かえって
国民の決意はあるのだろうか?と思うのでした。