鈴木良さんの教師修業の道

高校・国語教師の鈴木良治のブログです。日々、分析批評と討論の授業を探究しています。

2013年5月の読書メーター

2013-06-04 00:15:36 | Weblog
2013年5月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1402ページ
ナイス数:20ナイス

GOSICKs-ゴシックエス・春来たる死神ー (角川文庫)GOSICKs-ゴシックエス・春来たる死神ー (角川文庫)感想
巻数はだいぶ後だが、序章などはⅠの前に読みたい感じ。Ⅵの読後、振り返って読んだが、一弥にしてもヴィクトリカにしてもキャラがまだ荒削りな感じが出ていてそういうところも魅力的だ。
【心に残った言葉】“寂しい子供は、妖精と友達になる”“そして魂を取られてしまう”(168頁)
読了日:5月24日 著者:桜庭 一樹
万能鑑定士Qの推理劇I (角川文庫)万能鑑定士Qの推理劇I (角川文庫)感想
ライバルに優しく、敵をも改心させてしまう、莉子の人間性をなんと評すべきか。寛容、包容力、人間への全面的信頼、達観、…。すべてのプラスイメージを包摂しているように思う。
【心に残った言葉】人生のスタートラインに差なんかありません。…人は同じ道の上で優劣を競ってなどいません。それぞれの道を行くだけです。(224頁)
読了日:5月20日 著者:松岡 圭祐
物語もっと深読み教室 (岩波ジュニア新書)物語もっと深読み教室 (岩波ジュニア新書)感想
ファンタジーとして近代小説を読むという読み方がおもしろい。「どう書いてあるか」と、表現分析を大切にし、「書くこと」につなげている点もよい。
【心に残った言葉】「物語」の読み方には二通りある…「何が書かれているか」は「物語」の内容や主題を読むこと。それに対して、「どのように書かれているか」は、「物語」の表現や構造を読むこと(56頁)
読了日:5月9日 著者:宮川 健郎
独学術 (ディスカヴァー携書)独学術 (ディスカヴァー携書)感想
単なるハウツーでなく、学ぶ姿勢を述べているところが他書にない魅力。思わず大きく頷いてしまう。
【心に残った言葉】独学の基本的な方法…それは書物の読み方であり、問題の持ち方であり、考え方であり、教養を身につける方法である。(22頁)
読了日:5月6日 著者:白取 春彦
鬼平犯科帳〈5〉 (文春文庫)鬼平犯科帳〈5〉 (文春文庫)感想
強敵網切の甚五郎との対決を描く「兇賊」が圧巻。密偵でない九平が密偵以上の役割をする設定もユニーク。
【心に残った言葉】はねあがった畳一枚のうしろへ平蔵が身を寄せた転瞬、恐ろしいうなりを生じて庭の木立から数条の矢が座敷へ射込まれたものである。(217頁)
読了日:5月6日 著者:池波 正太郎
45分でわかる! 脳を鍛える読書のしかた。 (MAGAZINE HOUSE45MINUTES SERIES # 7)45分でわかる! 脳を鍛える読書のしかた。 (MAGAZINE HOUSE45MINUTES SERIES # 7)感想
読むこと、書くことも脳科学に裏付けられると人間の成長にとても大切なことだとわかる。
【心に残った言葉】脳の学びの形式として、「感覚性の学習」と「運動性の学習」というものがあります。このバランスが取れていればいるほど、脳の学びとして完璧になります。(61頁)
読了日:5月3日 著者:茂木 健一郎

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