金牡丹系の多重交配種のご案内！
ここまで２０年以上掛かっていますが、金牡丹芸は出てきません。
今年は面白い苗が少し取れましたので、とりあえず２本をご案内！
１本目は容姿・付変わり。
いったい何でしょうか？
作った私にも判りませんが、実生ではよく出るケースです。
陽を採れば晴ぜそうな雰囲気ですが、今年は暗めに作ってます。
ボトル内では白縞出ていたのですが、今は鳴りを潜めているようで暗んでしまいました。
もう１本は小苗ながら綺麗な白縞が出ている個体。
柄が派手になればルビー根も来た出来そうな予感がいたしますが、
現状は泥根かと思います・・・念のため・・・。
どちらも５～６年作り込めれば、「金牡丹」では無くともいい木になりそうです。
種木用に確保しておりましたが、とりあえず１回目の種取に成功しましたので、
販売へも回します。
Ｆ１の種木は例によって何の変哲もない並みフウランでしたが、
Ｆ２セルフにより「鳴戸」の白虎と「金牡丹」の白虎が継承されたかなり珍しいケース！
両芸とも地味な柄ですので、あまりインパクトは強くないです・・・。
この先を期待したいというところです。
何回も書いてきましたが、もちろんここでも「金牡丹芸」は全く確認できておりません。
大小３本の子にも微小ながらも、それぞれ同様の芸が出ているので、
作り込むのが楽しくなる１本になるはず。
この秋にはルビー根も出てきましたから、希少価値は抜群です。
実生をやる方にはお宝種木になることでしょう。
個人的にも種木として作り込みたい欲もあるので、少し高めの価格設定にさせていただきます。
写真は掲載しませんが、金牡丹交配の実験の跡を少し紹介します。
今年鉢上げした苗は・・・
（鳴戸＊金牡丹）＊（鳴戸＊金牡丹）・・・これは同じ交配種同志での再交配。
結果は特に何の芸も出ず！
（大雲海＊金牡丹）＊（大雲海＊金牡丹）・・・同上
結果は特に何の芸も出ず！でしたが少し縞が出ました。
（鳴戸＊金牡丹）＊（大雲海＊金牡丹）・・・こちらも青の並フウランでした。
（無双丸＊金牡丹）＊金牡丹縞・・・青のルビー根個体が少しできました。
富嶽＊金牡丹のＦ２セルフ・・・少しだけ縞が出ましたが富嶽縞のようでした。
十年以上掛けても結果がでない金牡丹・・・難しいですね～。
