芋洗坂係長は単なる傀儡（くぐつ）だったのか？

前回2008-10-28 00:22:57
からの続き…
　NHKの星新一のショートショート放送を期に芋洗坂係長の絵本の盗作騒動がおこると思ったら、一向に気配もない。でもよく考えたら騒動が起こるくらいならそれは「印税スタ誕」のオンエア時点でだったか。
　“盗作暴き”というのは「1千万人寄れば文殊の知恵」なネットならではの得意技だけど、そもそもの火種となるはずのテレビ番組のほうがYouTubeにウプするヤツも出ないくらいの超低視聴率だったってことか。

　その日のウラはといえば「ワールド・デストラクション ～世界撲滅の六人～」「ＡＫＢ0じ59ふん！」。
　月曜日のしかも改編期のこんな時間にテレビをつけているヤツはアニメヲタクかアイドルヲタクにちがいない。
アイドルヲタクの“残り”はきっとオスカー軍団、美少女クラブ31の「恋愛百景」。
　こいつらはザッピングなどするわけもない。

NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」もこの日は「菓子のこころ～京菓子司・山口富藏～」なんて渋い回。こんなのを見てる人種もこの時間帯の民放にザッピングするわけもない。
　これで浮動票だよりのフジテレビの単発パイロット番組を見る理由はなくなったわけだ。

　さらに悪いことに星新一氏のまわりは盗作は盗作でも「イキガミ」の話題でもちきり。

　実は芋洗坂係長のブログにもチクリと指摘したコメントか2つばかり見受けられた。でも「盗作」という言葉は使わず「『さむがりやのサンタクロース』って星新一ですよね」というような表現だったので、それを見た人も、“雰囲気”が似ているだけのもにケチをつけたプチいやがらせ…くらいにしか思わないかもしれない。
　わずかながら立ったスレには「どうせ作家が書いた台本を読んでるだけだろ」というつっこみもあったが、作家以外は全くこの事実に気が付いてなかったとしたら悲劇的なことだ。
　なにより芋洗坂係長はせっかく売れかけたのに出版してワイドショーでとりあげられてさんざん話題になったあとに発覚したりしたらダメージ大だ。
　元ダンサーだけに踊らされていただけなんてシャレにもならん（苦笑）

　でもギョーカイにはウラワザがある。
オレンジレンジが紅白歌合戦で使ったヤツだ。
ちゃっかりと帯に「原作：星新一」と印刷しちゃうんだ。
番組のほうはほとんど誰も見てなかったようだしな。

うーん
大人ってヤツぁ…

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