1億3000万分の、独言(ヒトリゴト)

日常の一コマをマイペースに切り取ります

アナウンサー先生

2009年10月30日 | 競技
では、昨日の続きの京都マニアック旅行、第2弾・・・!

・・・とぶっちぎりで走り出したいところだったのですが、
実は私のデジカメ画像が、諸都合により明後日にならないと
取り出せないというテイタラク。
昨日の続きの画像は全部デジカメ子ちゃんに入っている。
(昨日までの画像はケータイです)
ということで、続きは明後日まで待ってくださ・・・!!
↑まるで待ってくれる人がたくさんいるかのような記述。
いいの、黙って微笑んで見守っておいておくれ


今日は、チョット面白い体験をしましたのでそのご紹介。
自分のやっている競技のテレビ放映などで解説に呼んでいただくように
なって、はや10年。(なぬ?!自分で言ってびっくりした!!
最初に解説として呼んでいただいたのは1999年春でしたから)
実は今日、競技をよく放映して下さる某元国営放送のご依頼で
実況アナウンサー研修会の講師を務めさせていただいた。
つまり、スポーツ中継をする実況アナウンサーたちの先生役です。
もちろん、こんなご依頼は初めて。

私の出番は今日のお昼から。
バスケットボールの競技性などについて、1時間ほど座学で講義、
その後1時間ほど実技講習。
休憩など挟んで、19:00から代々木第二体育館で行なわれる
女子のWリーグのJOMO-シャンソンの試合を、
実際に研修生は模擬実況し、私は解説をする、という内容。
ちょっと面白そうなお仕事じゃないですか?

ということで、今日は一日、代々木体育館・某元国営放送局辺りに
いました。代々木界隈は、紅葉はもう少し、といったところ。


晴れ、はいいんだけど・・・
あまり柔らかくないなあ、最近の秋の日差しは。

あ、でも良く見ると、空や雲の感じは夏のそれとは明らかに違いますね。

体育館近くのスタバで休憩中。
ビルの隙間から夕日が見えた。

やっぱり渋谷は人通りが半端なく多いな・・・

夜の模擬実況のため、体育館に戻る。

すごく面白かったのは、
やっぱりアナウンサーの実況も、練れている人と練れていない人って
こんなに違うものなのかー!ということ。
今回、正直、ものすごくみんなしゃべりにくかった。
(8人いたのでひっきりなしに交替されるんだけど)
人に話題を振っておいて、答えを最後まで聞かずに現象をしゃべり出したり、
【ハギコ心の声:「え?振っといてシカト??」】
↑そう、いちいち心で冷静にツッコミ入れてましたよ
ボールが誰に渡って、誰がドリブルして、誰がシュートした描写を
延々しゃべっていたり、
【ハギコ心の声:「ラジオじゃないんだから、見りゃ分かんじゃないのー?」】
試合が終わってから大興奮の表情で「いやー!ワクワクしました!
面白かった!!」
【ハギコ心の声:「キミが面白がるより、テレビの前の人を面白がらせよか」】


・・・いや、8人中バスケットをやっていたのは1人しか居なかったから
まるっきり門外漢の競技でポイントを外さず実況するっていうのは
ほんと難しいんだと思いますよ。だからこうやって研修してるんだし。
しかし、今回ほんと痛感したのは、
今まで一緒に仕事をさせてもらってたプロのアナウンサーの方って
すごかったんだ・・・ということ。
出すぎず引きすぎず黒子に徹して、解説者の私を立てながら、
試合の流れで必要な情報は私から引き出しつつ、話を広げていく。
いわば私は彼らの手の平の上で転がされていたようなもんだったんだ・・と
改めて脱帽したい気持ちになった。

それでもそういうプロのアナウンサーの方々に言わせると
ここぞという時の名フレーズというものがあるのだそう。
一番分かりやすいところで言うと、
アテネ五輪男子体操団体戦、金メダルを賭けたエース冨田選手の
鉄棒のフィニッシュを、テーマ曲のゆずの「栄光の架け橋」とかけて
「伸身の新月面が描く放物線は、栄光の架け橋だ!」と言った
NHKアナウンサーのあのワンフレーズ。(刈谷富士雄アナウンサーだそう)
そういう試合に当たるか当たらないかの運、
仮に当たったとしても、自分が考えるとおりに行くか行かないかの運、
狙ったフレーズを数パターン考えたところでも
視聴者の心に響くか響かないかの運など、
やっぱり一筋縄ではいかないものなのだそう。
でも、スポーツを実況するアナウンサーとしては、
そういう場面で、視聴者の心に残り続けるような名文句を謳いたい、と
いう大きな夢があったりするのだそうです。

スポーツをしている人ならだいたいが(100パーとは言わん)
オリンピックに行ってみたい、と思うのと同じように
スポーツ中継のアナウンサーはだいたいが(これも何パーくらいかは知らんが)
オリンピックのような大会の名場面で名文句を吐きたい、と思うのだ、と
ゆー話。
この似て非なる一致は、なかなかに面白い。

さて、このお仕事明日まで続きます。
明日は今日のこの実況の音声を聞きながらみんなで寄ってたかって
ツッコミを入れるという、「視聴検討」なる恐ろしい研修。
さきほどの心の声を、心置きなく吐き出してまいりましょう・・・ふふ・・






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1 コメント

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刈屋アナ (mamaru)
2009-11-01 00:14:45
同窓ですよね(^^)
我が雑誌でも何度かご登場いただいていますが、お話しが面白くって。

私はハギコさんの解説、お世辞ではなく好きですよ♪ 最近は声を聞いて気づくようになりました~。