須貝英の『イングリッシュ商店』

箱庭円舞曲の俳優・須貝英が、徒然なるままに綴ります。

ツイッター始めました。

明日から、隅田川のほとりで。

2010年07月28日 | 今日の一人
どうも、須貝です。


「トーキョービッチ,アイラブユー」予約

まず暇な日があるか確認してみて下さい。あったら出来ればすぐ予約して。初日と千秋楽が最早完売です。


あと17時間ちょいで本番。どんな舞台も、万全の状態を期して臨むものも短い時間で作り上げたものも、変わらない妙な高揚感と緊張感があります。初日の前夜ってやつは。


役者は、受身の生き物だと僕は思っています。それは構造上仕方がないことで。脚本や役や演出がなければ、そもそも公演がなければ存在出来ない生き物です。お客さんがいなければ成立しない存在です。それは自分で脚本を書いたとか演出をしたとかそういうことも関係なく。筋を持った物語の登場人物として現れるからには、やはり受身なのだろうと思うのです。

ですから僕らの仕事は、脚本家なり演出家なり、他人が伝えたいと思った想いやメッセージを伝えることです。要は作品の意図や真意が伝わるために僕らは存在していて、演技が上手いとか身体のキレが半端ないといったようなことはそのためのツールでしかなく、実際演技が下手くそで身体もガッチガチだったとしても、作品の意図や真意が伝えられればその人は立派な役者であると僕は思います。つまり逆もあって、すげー芝居上手くてすげー身体の出来た人でも、ダメな役者はいっぱいいます。


さらに欲を言うと、他人の言葉に自分の思いを上手に乗っけられる人が、素敵な役者なんじゃないかと僕は思うんですね。それは作品を無視して自分の言いたいことを言うってことじゃなくて。ただ人の言葉を伝えるだけでなく、そこにちゃんと自分の考えも載せられる。そうすると演出家も役者も想像しなかったものが出来上がったりするんですよ。誰か一人では出来ない意味不明謎の物体がこの世に産まれ落ちるのですよ。それは非日常空間なんてものじゃなく、ほとんど理解出来ない、ただただ心を打つものになるんですよ。


そんな気がします。


僕はこの作品に僕の想いを載せている。今後僕は、裏切られても虐げられても無視されても生きていける気がする。望みを失ったりそれが叶わなかったりしても、立ち上がれる気がする。誰かを愛するということに絶望しない気がする。だから、観て欲しい。



オーストラ・マコンドー 1.5オーストラ

『トーキョービッチ,アイラブユー』 

原作:近松門左衛門 「曽根崎心中」「冥途の飛脚」
演出:倉本朋幸
脚色・構成:上本聡

【出演】
白井珠希
岡野真那美
須貝英(箱庭円舞曲)
松崎みゆき(犬と串)
カトウシンスケ
兼多利明

MOGMOS

【会場】
SAKuRA GALLERY 
〒135-0006 東京都江東区常盤2-10-10
都営大江戸線・都営新宿線「森下駅」A7出口より徒歩3分
東京メトロ半蔵門線・都営大江戸線「清澄白河駅」A1出口より徒歩3分

【チケット料金】(全席自由・税込み)
前売2,500円/当日2,800円
ペア割引4,400円(予約のみ)

【日程】2010年7月28日(水)~8月1日(日)

7月
28日(水) 19:30
29日(木) 19:30
30日(金) 14:00/19:30
31日(土) 14:00/19:30
8月1日(日) 14:00/18:00

※各回開場は開演時間の30分前


ご予約は下記URLまで!!

http://ticket.corich.jp/apply/21275/sug/


音楽がとても素敵です。


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