初めてのことなのですが、ギャラリーを一定期間お借りして、帽子を見ていただくことになりました。
いわゆる展示会、っていうのでしょうか。そう云っていいのでしょうか。
いや呼称なんてこの際どーでもいいですね。
きまぐれ市やデザフェスと同じく、お披露目の場なのです。
そのお披露目の仕方が初めての経験ということで。
ほとんど手探りで、そのぶん頭の中では妄想爆発で、もうどうなることやらわかりません。
作り手も自分がわかってないこのザマで、告知もなにもあったもんじゃないんですが、
わかってることだけでもひとまず、お知らせさせてください。
日程:6月第2・3・4週の水~土曜日(10:00~17:00)
場所:『ギャラリー茶房なーや』さん(愛媛県西条市船屋甲74-3)
なーやさんの詳細は
こちらなどに。
私ごときボキャ貧からの百聞など一見に如かず!ググってください。行ってください。
代わりに下見してきてください。
タイトル(っていうのもなんかくすぐったいですが)は、
『帽子の遊園地 “Sunny-Side-Up”』
遊園地ってテーマはいま猛烈に私の心の琴線を千手観音の如く掻き鳴らしている某バンドの新譜
(…ってまどろっこしく云うてる場合ではないやね、
UNCHAINの『Eat The Moon』です。これ必聴!!
これ語ったら三日三晩だと断言してるうちにtwitterで語りまくって半月以上経ってました)
と若干カブってますがパクりではありません。断じて。
あ、断じついでに云うと、かのオセロケッツの名曲『ユウエンチ』とも直接関係はございません。
そうなるとまた違う帽子の出番ですが、それは私の手には負えないし。
縫うワケにも編むワケにもいかん代物だし。
あっ話がどんどん横道、というか音道に逸れていくので軌道修正。
帽子屋の名前でもある“Sunny-Side-Up”を、この期間限定遊園地にも冠してみました。
遊園地は、夢とうつつの境界。
高いとこ苦手なはずなのについ乗っちゃう観覧車、
王子様を待ちきれなくて自ら白馬に乗ってゆらゆら回ってたり、
いろんな人の顔が次々浮かんでいつの間にか両手いっぱいにお土産を提げてたり…
そんな、ちょっと意外な自分との遭遇。
思わず手にとって、頭の上にのせて、いつもとちょっとだけ違う気分になる帽子。
肝心なのはその「ちょっとだけ」。
遊園地は、ちゃんと地上に建っています。
コーヒーカップはいつまでもは回らない。お化け屋敷に本物のお化けはいないってことも知ってる。
でも楽しいよね。
ジェットコースターは持ち帰れないけど、その気分は、いつまでも持っていられるよね。
現実に帰るからこその、遊園地の魔法。
“Sunny-Side-Up”の帽子は、連れて帰れる遊園地です。
でっかいネズミの耳はついてないけれど、だからこそ。
日常に溶け込んで、ちょっとだけ遊園地の気分をトッピングできる帽子。
そんな帽子を集めます。
わくわくさせたいです!ハードル上げてます!
どうなりますことやら、よろしくお見知りおきを。
… ☆ … ☆ … ☆ … ☆ … ☆ … ☆ … ☆ … ☆ …
帽子屋の近況報告諸々。
◎姪っ子が生まれた。
◎次の勤め先が決まった。
◎一年以上振りにカラオケに行った。
◎相変わらず自転車操業。
◎そして今入り浸ってる遊園地。前述のUNCHAINの新譜。
“Eat The Moon”っていう、深夜の移動遊園地。
もともと年齢不詳というか、アンタらホントに若者?って音だったけど、
さらにその度合いがケタ違いに増してる。
聴きながら、十代の自分は好奇心を刺激され、
二十代の自分は熱情を煽られて、
三十代の自分は音楽の広さと深さに涙して、
そして現在の自分はつくづく、音楽をずっと好きでいてよかったな、って
ちょっと誇らしく噛み締めてる。
今までのいろんな自分と、微笑みあったり、苦笑しあったりしてる。
この遊園地の隠しアトラクションは、タイムマシンなんだよ。
そして目指すのは、もちろん、愛の未来。