勝利のロジック

血統、ラップを分析して予想したり、POGの活躍馬を血統(配合)で見つけ出そうとしたりしてるブログです。

有馬記念回顧

2006年12月28日 02時37分17秒 | レース回顧
ちょっと遅めだけど今年の総括的な意味をこめて回顧。でもまあ簡単に。

昨年はハーツクライの2着に敗れたディープインパクト。

今年はきっちり“飛んで”有終の美を飾った。

ではなぜ昨年は“飛べず”に今年は“飛べた”のか?

予想する際に一応昨年の敗因について体調不良だったという理由の別に考えていたのだが一応自分なりの結論には達した。

まず巷で言われていた中山のコース形態は大きな要因だろう。

2着だった去年の有馬を除いてもっとも着差がなかったのが弥生賞。
だが続く皐月賞では2馬身半の差で勝っている。

では皐月賞と有馬記念、弥生賞とでは何が違ったのか?

では3レースの位置取り、上がり3ハロンタイム、着差を振り返ってみる。

'05弥生賞  7-7-3 34.1 1着(ハナ差)
'05有馬記念 10-8-6 34.6 2着(1/2差)
'05皐月賞  16-9-9 34.0 1着(2・1/2差)

弥生賞と昨年の有馬記念では4コーナーまでに7→3、8→6と位置取りを押し上げ捲くり気味に直線に向いているが皐月賞では9→9と位置は変わっていない。

これは弥生、有馬は中山では早めに前の方に取り付いてないと厳しいという意識が武豊に働いていたため(弥生賞は脚を計る試走の意味があったのかもしれないが)多少最後の脚が微妙に鈍ったのではないか?
逆に皐月では大きく出遅れたおかげで後方から追い込む競馬しか選択肢がなくなったことが功を奏し終いまで脚を伸ばせたのではないか?

そして今回の有馬記念。

位置取りは12-11-10と映像での見た目よりは位置取りの押し上げは少ない。
今まで中山で34.0台しかなかった上がりも今回は33.8と切れた。

今回でラストランということで武豊もディープの競馬をしようと考えての結果だろう。アドマイヤメインが大逃げで早い流れを作ったこともディープに向いたとも考えられるが今更この馬に展開云々で結果が変わったとも思えない。

ラストランもディープの競馬に徹してディープらしさを存分に魅せた有馬記念だった。

ちなみに6RのホープフルSでディープの半弟のニュービギニングで後方一気の勝利。こちらは展開も嵌った感。これで武豊の有馬でのイメージも固まったのかもしれない。

他馬については省略。

あ、一言だけ。

ドリームパスポートのハナ差はなんとかならんかったのかのぅ…。
メジャー交わしてくれれば馬券も的中で気持ちよく最後を締めくくれたのにw