大相撲

大相撲についての想い

朝青龍の吊り

2006-06-15 08:33:44 | Weblog
朝青龍が大相撲最強決定戦で見せた白露山への吊り、なんとなく良くない予感がする。

白露山は背は多少高め、風貌のせいで重厚な感じもするが体重は130㌔台と多少軽め、組み合い・突き合いの中で引き技・捻り技が出る力士。足が長く懐も深め。

こういう力士に対しては立合い主導権を握って相手をいなしたりしてあっという間に土俵の外にもっていくのが本来の横綱の相撲だと思う。

しかしそれができなかった。いつの間にかがっぷり組んでしまっていた。褌の取りあいでは制したので吊りにいった訳だが、他に攻め手が無く苦し紛れに出したのではなかったのか。

時々旭天鵬あたりの懐の深い力士に負ける取り口はだいたいこのときのように胸を合わせるもの。それをやってしまった。

これが、岩木山みたいな力士を組み止めて高々と吊り上げて土俵の外に置くのなら好調さの兆しともみたい。

でも、一瞬高く吊り上げたが土俵の中で吊りをおろしてしまって逆転された。苦し紛れだとすると本場所で同じことをやるとまた腕を痛める恐れもある。

花相撲らしく盛り上げるための豪快な技をファンサービスで横綱が出したと見るべきなのだろうか。力をつけてきているとはいえ白露山にスピードで圧倒できないとすると本場所は苦しい。

本場所を待ち焦がれる身だが、復活を期す横綱にとっては残る数週間は決して長い時間ではない。一番とっただけで息も切れていたのでスタミナ回復もしなければいけない。

強い横綱に戻ってきてほしい。





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1 コメント

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そうですか (kimuhaji)
2006-06-15 19:15:57
取り組み観てないのですが、嫌な感じですね。

知り合いの重量挙げメダリストは、

「このまま一気にダメになっていくことも十分考えられる」と言われてました。

不安だなあ。稽古不足のツケが一気にきてる感じ。
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