新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
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クロハナヒキオコシ:黒花引き起こし(重病人を引き起こす)

2005-10-27 06:20:07 | 植物観察1日1題
丹後半島でクロハナヒキオコシ:黒花引き起こし(シソ科ヤマハッカ属)の群生に出会いました。
ヒキオコシは、弘法大師が、倒れていた修験者にこの草の絞り汁を飲ませた忽ち元気になり立ち上がらせることが出来たという伝説からきた名です。
強烈な苦味があり、かつては全草を粉末にしたものが"延命草“の名で売られていたそうです。日本に広く分布するとありますが、当地高槻では最近見られなくなったという話も聞きます。
クロハナヒキオコシは、このヒキオコシ仲間で、黒に近い濃紫色5~6mmの小花をまばらにつけます。こちらは北海道や比較的寒い地域の自生します。丹後半島の波見地区では道端に一面群生が連なっていました。