あと1時間弱で、あの大震災が発生した時刻になろうとしています。
去年の2時46分は、送迎の仕事に出かけたところで車の運転中に迎えました。去年の記事3年がたちました。
今日も送迎の仕事がありますが、地震発生の時刻に黙とうをしてから出かけようと思っています。
昨夜降り続いた雪がしっかり積もって、今朝は真冬のような光景だったのですが、お天気が回復して今は雪も解けて明るい日差しが照っています。しかし、風は強く冷たく…。
風の冷たさが、いまだ復興をなしえていない事への悲しさを表現しているような気持がします。
なによりも、亡くなられた皆様のご冥福と、行方不明のままでいらっしゃる方々の一日も早いお帰りを心からお祈り申し上げます。
この本は今年1月末に買ったものです。
あの日 生まれた命 48人の子どもたちと家族からの手紙
あの震災当日に東北で生まれた子どもたちを追ったドキュメンタリー番組の取材班による本です。
去年の記事でも少し触れたのですが、あの日生まれた子ども達は今日で満3歳のお誕生日を迎えます。
この本の中でも、赤ちゃんのお父さんお母さん、ご家族、病院のスタッフの皆さんが小さな命を守るためにどれだけ奮闘されたか、どれだけ涙を流されたか、どんなに不安な気持ちを抱えていらしたのか…読み始めると、1人1人の子のご家族の思いが胸に迫ってきて一気に読んでしまいました。
地震が発生する前に生まれた子、大きな揺れの真っ最中に命を生み出すために力を振り絞ったお母さん、大変な状況下で必死に赤ちゃんとお母さんを守り続けた病院の皆さん、地震の後に、電気も暖房も寸断されたなか生まれた赤ちゃんもいます。
無事生まれて安心する間もなく原発事故のために避難を余儀なくされたご家族も。
しかし、この中に登場する48人の赤ちゃんたちは皆すくすくと大きくなってきています。
その事だけで、私にまで大きな希望を頂いたような嬉しい気持ちでいます。
本当なら、この上ない喜びが溢れるはずの赤ちゃんの誕生が、数多くの方々が命を失った震災が起こった日だという事のために素直に喜んでよいか悩んだご家族もいらっしゃいました。ご親戚の方を津波で失ったご家族もいます。
中には何気ない言葉で悩んでしまった時もあるそうです。
生まれて1カ月、2カ月…1歳、2歳と、子どもさんの成長の日々がそのまま震災から1カ月、2カ月…とリンクしている事も事実です。
3月11日が誕生日ということで、決して誰のせいでもないけれども何か重荷を背負ってしまったような思いを抱えてしまう子もいるかも知れません。
この日に生まれた子ども達、それから震災の後の3月11日に生まれた子ども達、そう、今日この日この瞬間に生まれた子ども達だって、または大人でも3月11日に生まれた人達も大勢います。
そして、この日は堂々と「お誕生日おめでとう!!」と祝福されるべき日なんだと私は思います。
3月11日に誕生日に持っていても、なにも重荷に思う事はない、無理に良い子(良い人)でいなければならない事はない、それぞれに自分のありのままの人生を生きていって欲しい。
ずいぶん偉そうなことを書きたてていますが、正直な気持でもあります。
大震災の事はもちろん決して忘れてはならない出来事です。
でも、この日に生まれた子ども達、大人たちにとっては1年に1度のお祝いの日でもあります。
哀悼の意を表しながら、この言葉も心から伝えたいです。
『お誕生日おめでとう!!』
去年の2時46分は、送迎の仕事に出かけたところで車の運転中に迎えました。去年の記事3年がたちました。
今日も送迎の仕事がありますが、地震発生の時刻に黙とうをしてから出かけようと思っています。
昨夜降り続いた雪がしっかり積もって、今朝は真冬のような光景だったのですが、お天気が回復して今は雪も解けて明るい日差しが照っています。しかし、風は強く冷たく…。
風の冷たさが、いまだ復興をなしえていない事への悲しさを表現しているような気持がします。
なによりも、亡くなられた皆様のご冥福と、行方不明のままでいらっしゃる方々の一日も早いお帰りを心からお祈り申し上げます。
この本は今年1月末に買ったものです。
あの日 生まれた命 48人の子どもたちと家族からの手紙
あの震災当日に東北で生まれた子どもたちを追ったドキュメンタリー番組の取材班による本です。
去年の記事でも少し触れたのですが、あの日生まれた子ども達は今日で満3歳のお誕生日を迎えます。
この本の中でも、赤ちゃんのお父さんお母さん、ご家族、病院のスタッフの皆さんが小さな命を守るためにどれだけ奮闘されたか、どれだけ涙を流されたか、どんなに不安な気持ちを抱えていらしたのか…読み始めると、1人1人の子のご家族の思いが胸に迫ってきて一気に読んでしまいました。
地震が発生する前に生まれた子、大きな揺れの真っ最中に命を生み出すために力を振り絞ったお母さん、大変な状況下で必死に赤ちゃんとお母さんを守り続けた病院の皆さん、地震の後に、電気も暖房も寸断されたなか生まれた赤ちゃんもいます。
無事生まれて安心する間もなく原発事故のために避難を余儀なくされたご家族も。
しかし、この中に登場する48人の赤ちゃんたちは皆すくすくと大きくなってきています。
その事だけで、私にまで大きな希望を頂いたような嬉しい気持ちでいます。
本当なら、この上ない喜びが溢れるはずの赤ちゃんの誕生が、数多くの方々が命を失った震災が起こった日だという事のために素直に喜んでよいか悩んだご家族もいらっしゃいました。ご親戚の方を津波で失ったご家族もいます。
中には何気ない言葉で悩んでしまった時もあるそうです。
生まれて1カ月、2カ月…1歳、2歳と、子どもさんの成長の日々がそのまま震災から1カ月、2カ月…とリンクしている事も事実です。
3月11日が誕生日ということで、決して誰のせいでもないけれども何か重荷を背負ってしまったような思いを抱えてしまう子もいるかも知れません。
この日に生まれた子ども達、それから震災の後の3月11日に生まれた子ども達、そう、今日この日この瞬間に生まれた子ども達だって、または大人でも3月11日に生まれた人達も大勢います。
そして、この日は堂々と「お誕生日おめでとう!!」と祝福されるべき日なんだと私は思います。
3月11日に誕生日に持っていても、なにも重荷に思う事はない、無理に良い子(良い人)でいなければならない事はない、それぞれに自分のありのままの人生を生きていって欲しい。
ずいぶん偉そうなことを書きたてていますが、正直な気持でもあります。
大震災の事はもちろん決して忘れてはならない出来事です。
でも、この日に生まれた子ども達、大人たちにとっては1年に1度のお祝いの日でもあります。
哀悼の意を表しながら、この言葉も心から伝えたいです。
『お誕生日おめでとう!!』