水産生物部  [山形県立加茂水産高等学校]

水産生物部では様々な生物の
採集、観察、研究を行っています!

そんなめちゃめちゃたのしい活動の一部をご紹介!!

被害 by 部長金子

2006年04月30日 14時57分04秒 | Weblog
今日、部室の隣の栽培実習室に置いてある水槽の覘いた。
その水槽は小さめのもので、一応私が管理する水槽だ。

ギンポやアナハゼなどが入っているのだが、
悲劇は見たとたんすぐ分かった。
それはアナハゼのほとんどが死んでいたのである。
原因は水槽に日光が当たり、海水温が上昇したためだろう。

日光が当たるなど、そこまで考えていなかったので、
みすみすこのような事になってしまった。
これからは注意しなければならない。

今日は基本的に部活があったのだが、
私の連絡不足で部員は一人しか来なかった。
とくにやることも少なかったので別に良かったが。

今日は死んでしまった魚達の代わりと、
ヒラメの餌となる魚を確保することにした。

今日は気温も天気も良かったため、多くの魚を確保した。
ギンポ、アナハゼ、アイナメなどだ。
他にもカニやナマコなども確保。

やはり、寒かった4月上旬と比べると
比べ物にならないほど採れた。

今日掲載した写真は例のアナハゼが死亡していた水槽。
もちろん洗って綺麗にしておきました。

ハタハタ引越し準備

2006年04月28日 18時32分40秒 | Weblog
 先日、由良保育園とのハタハタ放流を終え、その兄弟300尾が、5月1日水開きの日に水族館へ引っ越すことになった。取引時間は13:00。さっき決定。
 1ヶ月前、ナヨナヨしていたハタハタは、現在水面までエサを追ってきてバクついている。とても凶暴だ。
 魚を飼育していて一番の醍醐味はエサを食った瞬間を眺めること。
 ハタハタはそれを知ってか、サービス精神ばっちし。
 これなら嫁に出しても良いだろう・・・。

 一生海を知らないで終わるのはかわいそうだが、
 万人の目にふれ、かわいがられるだろう。 
  
                   

 
 
 

桜散る頃は… by 部長金子

2006年04月27日 17時21分39秒 | Weblog
当生物部が今月9日から始動して今日で18日。
そろそろ実質4週間ほど経過します。
新入部員2名を迎えて本年度が始まったわけですが、
2人は早くもこの生物部に慣れてきたようです。
(先輩方がいいからなあ~。←嘘です。)
さて、これからどんな働きを見せてくれるか楽しみです。

最近は当ブログをご覧になって頂いている方が増えているらしいです。
私はだいたい「今日はどんな事書こうか?」と考えているせいか、
閲覧数なんてほとんど認知していなかったので「へえ~。」という程度でした。
でも、ご覧になって頂いている方々には感謝しております。
大変ありがとうございます。

今日は顧問が出張で部活が休みなのですが、
特命でこうして文を打っています。
さて、どんな事を書いたらいいものやら…。結局考えは浮かばず。
まあ、今日掲載した写真について説明しましょうか。

これはウキゴリの遡上を観察しようという装置です。
三段の構造で、一番上の水槽は水を中段の水槽に流すものです。
中段の水槽にはU字溝(字は多分これだと思いますが)を取り付けています。
そして、U字溝から流れた水が一番下のポリバケツ(?)に溜まるわけです。
ポリバケツにはウキゴリを入れておきます。そして、
ウキゴリがU字溝を上るのを観察する。
というものです。

何故このような装置を作るに到ったかというと、当生物部では
学校から少し離れたある川で魚類調査を行っていました。
そして、調査の結果からスミウキゴリは、
上流にしか生息していないことが判明しました。
この川には1ヶ所滝のようになっている場所が中流にあります。
つまりスミウキゴリはこの場所を上ったということになります。
しかし、なぜスミウキゴリだけが上るのか?
ほかにも多くの疑問が浮上してきたわけです。
そこで「実験をしてみよう」となったわけです。

私は実際には見ていませんし、装置も違いますが、
以前の実験で遡上したことがあるらしいです。
さて、今回の実験では見事に遡上を観察することができるか、乞うご期待。



昨日に続きまして

2006年04月26日 15時55分59秒 | Weblog

今日はスミウキゴリの写真を掲載しました。


写真のスミウキゴリは4センチほどのものです。
採取してくるとこのくらいの大きさのものが、ほとんどを占めています。
他のウキゴリ(ウキゴリ、シマウキゴリ)とは、尾びれの斑点で判別することができる。
(スミウキゴリは黒く丸い斑点である。)


そして、他のウキゴリとは生息する場所が違う。
学校近辺の川ではスミウキゴリは案外上流の方に生息するようである。
(ウキゴリ、シマウキゴリは下流の方に生息するようである。)
ウキゴリ類は種類によって生息場所が違うようです。


なぜ生息場所が違うかはいろいろな要素があるからだと思いますが、
なかなか興味深いものです。

                     以上 部長金子


「おもしろい科学?」 顧問より

2006年04月24日 23時44分30秒 | Weblog
 新入部員が2人と少ないながらも、活動が充実したものになってきている。これも3年生の活躍のおかげだと思っている。
 さて、話は変わって、大きく科学という目線で見たとき、おもしろい話があり、今後の社会に影響を与えるかもしれないので記載する。
 
 時間は「課題研究」。これは生徒が自主的に研究テーマを決めて実習をおこなう授業だが、いくつかグループがある中で、あるグループが「塩作成」をテーマに掲げた。

 「塩作成」・・・
 あまりに確立されたテーマに少しがっかりした私は「なぜ?」と問いかけた。すると、「塩を使ってオゾン層を直す!」との事。もちろん冗談だが、お互い真顔でのやり取りがおもしろい。

 生徒は、目の前に広がる大量の海水を煮詰めて塩を作る。
 私がハシゴを地上で支える。
 それを生徒が塩を持ってのぼる。
 オゾン層に到達したら塩を撒く。
 
 塩でオゾン層が回復すれば世話はない!

 しかし、問題はそれではなく発想だ!
 なぜ生徒の口から「オゾン層」がでてきたのだろう・・・塩からオゾン層・・
 そしてハシゴ・・・。すべてがチグハグだが、おもしろい!
 
 周囲にバカ臭さが漂っていたが、正直すごいと思った。大人はこんな発想はできない。脳ミソのやわらかさを感じた瞬間だった。

 このブログを見た方が誤解を招かないように追記するが、この塩作成グループもしっかりした計画を練り、研究軌道にのろうとしている。今から楽しみでしょうがない。

 ・・・意外と塩でオゾン層が直ったりして。
  こんな発想が科学をおもしろくさせるのかもしれない。

 科学系の水産生物部でも、こんなおもしろ発想から意外な結果が得られるかもしれない。 若い脳ミソに期待。
                          by顧問

 

 
 
 

現在の・・・

2006年04月24日 18時09分00秒 | Weblog

今日、シマウキゴリという魚の写真を掲載しました。

シマウキゴリは河川(学校近辺の)の下流に生息する魚です。
ウキゴリ類にはシマウキゴリを含め、3種のウキゴリがいます。
3種とはウキゴリ、スミウキゴリ、そして、写真のシマウキゴリです。
これらは、体の特徴や生息する場所が似ているため、判別が難しく、近年まで同じ種類の魚と思われていました。
ちなみにシマウキゴリとスミウキゴリは生息する場所や、尾びれの付け根の模様の違いから見分けることができます。

写真のシマウキゴリは雌で産卵期が近いため、「婚姻色」でお腹の色が黄色に変わっています。
(婚姻色とは産卵期になると体に現れる色のことで、他に
ウグイなどが代表されます。)

現在、シマウキゴリとスミウキゴリで、遡上能力にどれくらいの差があるのか実験しています。

実験の写真は近日掲載いたします。
                                           以上 部長金子           




Today

2006年04月21日 18時15分51秒 | Weblog

今日は加茂水族館にマコンブを見に行ってきました。
(マコンブに関しての詳しい事はバックナンバーをご覧ください。)

顧問の本間先生は「大きくなった。」とのことでしたが、私は知らない。
(注:あんまり水族館に見に行く機会がなかったので。)
写真を掲載しておりますので、どのくらい大きくなったかご確認ください。

話は変わりますが、一昨日屋外に置いてある水槽の清掃を行いました。
水はもう濁ってしょうがないくらいに汚れてました。
(ぶっちゃけ去年から放置してました。)
金魚が入ってるんで、網ですくったわけです。
まあ、大した入ってないとか考えながら水槽に網を突っ込んでた訳ですが、
1回すくう度に10匹前後入ってる!!

そんで、全部すくってみるとかるく200匹は採れた。
問題はなぜこんなに入っているか?と言う事です。
あまりの多さに驚愕・・・。
15cmくらいの鯉も入っていた・・・。

去年から放置してあっただけあって水槽の水から異臭が・・・。
水草も繊維だけになってたし・・・。

イッツァ アンビリーバボー!!


今日の活動

2006年04月18日 17時49分19秒 | Weblog

今日の活動
・カニ取り
・魚の採取

魚の採取では、ギンポやアナハゼなど8匹ほどを採取しました。
やはりまだ水が冷たいようであまり採れません。
エビなども混じりましたが、まだ少ないようです。

カニ取りは岩の隙間などにいるカニをスルメで誘き出して捕まえます。
なかなか隙間からカニが出てこなくて苦労しました。
うまい部員はポンポン釣り上げて(?)いました。

今後は魚などの写真を掲載していきたいと思います。


今日の活動

2006年04月17日 18時43分57秒 | Weblog

今日は油戸川にウキゴリ類の調査に行きました。今日の収穫はシマ&スミウキゴリをゲッツしました。他にはミミズハゼと鮭の稚魚風の物を捕獲いたしました。
                                 以上  部員K・T&吉田


今日の活動

2006年04月13日 17時56分08秒 | Weblog

昨日の活動
・買出し
・生物の採取
生物採取ではエビ、ザリガニ、オタマジャクシ ...and more を採取しました。
※昨日は時間の関係上、ブログを更新できなかったことをお詫び申し上げます。

今日の活動
・実験設備の作成
今日はウキゴリの遡上を観察するための実験設備を作成しました。
(写真は後日掲載いたします。忘れなければ…。)

最近の生物部の話
当部の3年生Kudou君の弟君がめでたく入部しました。
それはそれでいいのですが、部活動見学に来る新入生がいない…。
これは部長としてちょっと焦ってます。
このまま入部者1人というのもまずいですからねえ。
ャバイ!ャバイですよ!!兄貴!!!(←謎!)

と、まあこんなことを思いつつブログを綴る部長であった。
               完!!
               以上、部長金子