私は“それなりに”のほうだ。
本に書いてあったとおりドレスに負けてしまわないように、
これでもかとメイクアップして試着に臨んだが、
鏡の中の自分はいつもの地味顔のままだった
ドレス選び2回目。今回は母と。
撮影要員に相方も呼びだしたら、ヒゲ面&ラフを通り越した小汚い格好で現れて
昔気質の母にドン引きされ、
私のドレスにあれこれ口だししまくったためさらに引かれていた。
母が「他所の旦那さんもこんなに拘られるものなんでしょうか」と
こっそりスタッフに尋ねていたのを確かに聞いた。
もうなんでもいいやと投げやりな私。
肩に花がついたドレス、好きだったんだけどなあ。
課長の奥様と同じどころか、昨年結婚した友人とも全く同じだったので
泣く泣く却下。
しかし悩むもんだなあ。
「ドレスなんてどれも同じ。あんまり肌が露出しないやつ選んで
チョロっと試着してピョロっと決めればよかんべ」と思っていたが
やはり私も女の子だった。実際店に行ったら選ぶ選ぶ。
結局、今日着せてもらった肩ひも付きのシンプルなやつがなかなか良かったので
それにほぼ決定。
もうひとつのサテン地のやつも上品で良かったが、カラードレスとかぶるような
デザインだったのでやめにした。
これでひとつクリア。お盆過ぎに本契約して、美容師さんに伝えに行こう。