秋の朝小五の孫は林間に
秋暑し職員室に鳴る電話
残暑かな畑の土の白さ増し
県道に梨直売の立看板
北からの寒冷前線処暑となる
処暑となる街を覆いし雲厚し
南下せし寒冷前線処暑となる
早朝に雨の降り出す処暑となる
処暑となり書斎の窓を開け放つ
窓からの処暑の雨音心地よく
処暑の雨止みて涼しき街の朝
秋暑し職員室に鳴る電話
残暑かな畑の土の白さ増し
県道に梨直売の立看板
北からの寒冷前線処暑となる
処暑となる街を覆いし雲厚し
南下せし寒冷前線処暑となる
早朝に雨の降り出す処暑となる
処暑となり書斎の窓を開け放つ
窓からの処暑の雨音心地よく
処暑の雨止みて涼しき街の朝
国道でないところがいいですね。生産者自筆の立て看板だと思います。上手な字ではないのでしようが、それが却って生き生きと感じられ、「立ち寄ってみよう」という気にさせてくれます。作者もそんな気持で看板に目をやったのでしようか。