バイクは125CCが一番

維持費も安くて取り回しもよく、パワーもそこそこある。バイクは125CCが一番!

新型アドレスV125G発表

2008年11月29日 | アドレスV125G

アドレスの公式HP(http://www1.suzuki.co.jp/motor/addressv125/index.html)を見たらついに新型アドレスが発売されました。

これは本年9月1日から完全実施された新排気ガス規制に対応するためのもので,私がアドレスを購入した夏頃からすでに噂されていました。

HPを見ると,やはりというか,トップページから以前の勢いが感じられません。「通勤特急」というアドレスのパワーと加速力を象徴するような文字とそれをイメージするスピード感あふれる画像も消え,全体的に落ち着いた感じの普通のスクーターという印象を感じます。新型といっても新基準の排ガス規制に対応するためだけのものと言ってよく,メーカーとしては消極的姿勢が見え見えです。

さて,HP内をツラツラ見ていると新型と旧型とでは外観上特に変わった点は見受けられません。新カラーが追加されたわけでもないし,メーターのデザインが若干変わった点以外は旧型の追従といった感じでしょうか。

肝心の性能面についてですが,新旧の主だった変更点をピックアップしてみると

・最高出力 8.4kW(11.4PS)/7,500rpm→7.3kW(9.9PS)/7,500rpm
・最大トルク 12N・m/6,000rpm→10N・m/6,000rpm
・燃料消費率 56.0km/L(60km/h)→52.0km/L(60km/h)
・車両重量 94kg→98kg
・メーカー希望小売価格 229,950円→257,250円

馬力も燃費も落ちた上に値段は跳ね上がっています。新型のクセに何一つ魅力がありませんね。多くの規制対応車にみられる,重くパワーのない,それでていてバカ高いバイクに一歩ずつ近づいています。生産終了前のカワサキエリミネーター125を思い出してしまいました。

私は決してスズキを非難している訳ではありません。過酷な規制の荒らしの中でこの程度の性能低下で抑えてくれたスズキ社には敬意を評します。

しかし,アドレスの最大の売りである「加速力とパワー」が落ちてしまったためにHP上でもその点は全く強調されておらず,30キロ制限から60キロまで出せるだとか,二段階右折が不要だとか,保険はファミバイ特約で済むだとかいったありきたりの原付2種の利点ばかり強調しています。これは原2の利点であってアドレスの利点ではありません。125CCスクーターの王者アドレスもついに50CC原付と比較しなければ売り出せないほど落ちぶれてしまいました。

それにしてもAT小型限定二輪免許が教習所で最短4日間で取れるとは,スズキさんもちょっと言い過ぎではないでしょうか(笑)私はMTの小型二輪免許を取りましたが,ヒマな主婦でもATとはいえそんなに短期間で簡単に取れるもんじゃぁありません。

一本橋はMTよりATの方が難しいと言われるし,卒検は教習とは別の日に受けなければなりません。その後免許センターで視力検査等を経て晴れて免許交付な訳で,諸々の都合を考慮しても入校から免許交付まで最低2週間は見たほうがいいでしょう(私は1か月近くかかりました)

一発試験でさえ今は教習所で予約して1時間の受講を経なければならなくなった訳で,こんなところで小型二輪免許を甘くみたような態度で消費者をめくらましして誘導するスズキの姿勢は残念で仕方ありません。

バイクメーカーなら何度落ちてでも時間を掛けてしっかり技術を習得してから免許を取って安全運転を心掛けるよう消費者に訴えかける姿勢でいて欲しいです。

新型発表で唯一魅力的なのはオプション品が増えたことです。特に生活防水付きのバイクミニクロックは値段もお手ごろで気になります。ENで長距離ツーリングをしたとき一番困ったのは時間が分らなかったことです。これは早速購入店で聞いてみようと思います。


アドレスV125G冬支度

2008年11月23日 | アドレスV125G
今日からアドレスが平日休日問わず私の足として大活躍します。しかしそのためには少々準備しなければなりません。寒い冬を乗り切るため防寒対策を始めました。
まず手始めにハンドルカバーを装着しました。

近くのホームセンターで買ったものですが,昨年はレッツⅡスタンダードに装着していました。本当はミラーを外してカバーの穴にミラーを差し込むのですが,アドレスのミラーの付け根は太めの樹脂で覆われているので穴に入りません。工夫すれば穴に入るのかもしれませんが,ミラーを外すとはめるときに向きの調節が面倒なのでヒモでミラーに縛り付けました。

う~ん,ダサいですねぇ(笑)近所のじいさんばあさんがカブやスクーターにくくりつけて走っているのをよく見掛けます。セルやウインカースイッチ,ホーン等が押し辛くなる上,手元の自由が利かなくなるなど安全性が格段に落ちますがここ長野では必需品です。

さて,このハンドルカバー,1000円弱で買える安物なのですが防寒面では結構スグレモノなのです。防風効果は抜群で薄手のバイク用グローブ(私は安全上通年はめてますが)と兼用すれば冬期間十分越せれます。しかし,昨年はせいぜい朝夕の通勤程度にしかバイクに乗っていませんでしたが,今年は足の長いアドレス。もしかしたら長距離走行もするかもしれません。そのときにどれだけ効果があるのか心配です。

もちろんグリップヒーターも検討しましたがアドレスには純正品が無く,汎用品はアドレスのグリップサイズと若干異なりネット情報ではグリップの一部を削ったり無理矢理はめ込んだり等々あまりよろしくないらしいのです。

それに結構いい値段しますしねぇ・・・自分で装着するだけの知識も技能もないからスズキの販売店に聞いてみようかとも思いますが,できることならハンドルカバーで乗り切りたいと思います。

それともう一つ,防寒用品を購入しました。

スクーター用膝掛け。アドレスが写っていたので思わず買ってしまいました。これは超ダサい。郵便配達員がよく膝掛けを掛けて配達に来たのを思い出しましたがまさか自分も着用するとは夢にも思いませんでした。

しかしコンパクトボディーのアドレスは足元にも風が直撃します。特に通勤では上着は何着も着込むことができますが下はスーツ1着のみ。昨年も腰から下の寒さに耐えながら通勤していましたが,これでいくらかはしのげそうです。

余計な出費がかさみ辛いです・・・連休中はおとなしくしてようと思います。


EN125-2Aシーズンオフ準備2

2008年11月22日 | EN125-2A
長野県内は今週山間部の平地で初冠雪しました。連休初日の今日はほぼ快晴絶好のバイク日和りですが自分は信州人のクセに超寒がりのヘタレ。先週に引き続き朝から早速ENのシーズンオフ支度を始めました。

まず,以前購入したスプレーでブレーキディスクやスプロケ,チェーン等を洗浄し,さらにチェーンにオイルスプレーを吹き付けました。それから燃料タンク内に入っているガソリンを完全に抜き取る作業に取り掛かりました。

画像の中央部に小さいネジが見えます。このネジからエンジン部分を伝って地面付近まで細いホースが垂れ下がっていますが,これが燃料タンクからガソリンを抜き取るためのホースです。

このネジを緩めるとホースからガソリンが出てくるのであらかじめホースの先端にガソリンを受け止めるためのペットボトルを置きます。

コックをリザーブ側に回したままネジを緩めると上の画像のようにホースからガソリンがチョロチョロと出てきました。

完全に抜き取るまで数分。なんとこんなにガソリンが残っていました!このペットボトルは1.5リットルサイズですので2リットル近くガソリンが残っていたことになります。なお,先週リザーブに切り替えてから47キロ走り,そのとき計測した燃費がリッター当たり約44kmでしたからリザーブに切り替えても3リットルはまだタンクに入っていたことになります。ENも随分親切設計ですね。

さて,その後はバッテリーのプラス側のケーブルを外しました。マイナス側は先週既に電極から取り外してあります。本当はバッテリーをバイクから取り外して室内で保管するのがベストなのですが面倒なのでバイクにそのまま取り付けておきました。

そしてサイドカバー&シートを取り付け,布切れでバイク全体の汚れとホコリをふき取り,カバーを掛けて駐輪場の奥深くへ格納し完了。

少し早いですがENも来春までここで冬眠です。駐輪場は簡単な屋根しかついていないので錆が心配ですが,何とか無事乗り切ってくれることを願います。

今年はバイクに目覚めて夏に小型二輪免許を取得後,残暑から秋に掛けてほぼ週末はバイク三昧でした。ここ数年出不精になりがちな自分でしたが,この3か月間で随分いろんなところへ行きました。125CCというバイクの世界では小排気量の部類ですが,私的にはバイクの面白さを存分に味わうことができ,このような未知の世界を教えてくれたアドレスとENには大変感謝しています。

ENは一時お役御免しますが,厳寒の信州のバイクライフをよりよいものにするためにも,今後は冬に強いアドレスの一層の活躍を期待します


EN125-2Aシーズンオフ準備1

2008年11月16日 | EN125-2A

このところだいぶ寒くなってきました。バイクも1台だけなら通年乗るつもりですがENとアドレスの2台所有している上自動車も1台所有しています。現状でさえ3台乗りこなすのに苦労しているのに(自動車は一度バッテリー上がりをしてしまった)これから冬を向かえますます乗らなくなってしまえば3台共倒れしてしまいそう
という訳で,この3台のうちどれかをシーズンオフしてお蔵入りしようと思います。

まず自動車ですが,先日バッテリー上がりしてからバッテリーのマイナス側のケーブルを外しておきました。今日久々に乗ろうとケーブルを繋いでエンジンを回すと気持ちよくかかった!が,しかし,カーナビが起動しない。今日は6か月点検でディーラーに行く予定だったのでついでに見てもらったらどうやら完全に電気が遮断されるとリセット状態になってしまい再セットアップしなければならないらしい。これは面倒なので今後はケーブルを外すのは止めこまめに乗るよう心掛けよう。

次にアドレスですが,もはやアドレスは通勤,買い物等私の生活の足として欠くべからざる存在になっています。忙しい朝もインジェクションで一発始動!面倒なクラッチ操作もいらずコンパクトボディと超加速力でトロい車をスイスイすり抜け,いつもの信号待ちで出くわす50CCのオッサンもダッシュで軽々抜かす。シート下トランクとテールボックスとコンビニフックで買い物袋をことごとく包み込んでくれるアドレス君をお蔵入りすることは到底できません。

という訳で,週末の遊び用に購入したENをお蔵入りすることは当然と言えば当然の帰結となりました。

さて,今日は昨日からの雨が午前中いっぱい降り続き,午後になってようやく晴れ間が見えてきました。こんな湿った日にあまりいろいろしたくないので,とりあえずタンクに残ったガソリンを少しでも減らそうとR19を松本方面へ。

既に昨日のツーリングで燃料計のメモリはエンプティのレッドゾーンの最後付近まで来ていたので残り2,3リットルでリザーブまでいくものと想像し,長野からちょうど50km走った東筑摩郡生坂村付近でUターンして再びR19を長野方面へ。そしてトリップメーターが61キロを指したところでついにガス欠。

このときのオドメーターは1939km。前回給油したときは1406kmで,ENは約12リットルでリザーブ前のガス欠になるので単純計算でリッター当たり44.4kmの燃費。ENは地球に優しいエコバイクですね。しかし日本では排ガス規制&騒音規制という別のエコ基準によって正規輸入は不可なのです。ものすごい黒煙を吐きまくって走ってるトラックやバスを放置してENを通せんぼする理由がよく分かりません。

さて,ガス欠したENを近くの待避所まで引っ張っていって前回同様コックの矢印をリザーブの上方に回すと例の如くホースからガソリンがゴボゴボ流れ出てきました。
日も沈み辺りは山中の真っ暗闇なのでトリップメーターをゼロにして急いで帰ることに。

長野まではまだ40キロあります。計算上ガソリンは2リットル残っているとは言えスタンドも人家もない山中で本当にガス欠したらどうしようという一抹の不安を抱えながらもENをぶっ飛ばし何とか帰宅。トリップメーターは46kmを指していました。

とりあえず今日はバッテリーのマイナス側だけケーブルを外してENを駐輪場へ仕舞い込み,次の作業は来週末にすることにしました。(本日の走行距離107km)


EN125-2Aで親不知

2008年11月15日 | EN125-2A
2週間ぶりのツーリング。今日は前から気になっていた新潟・富山両県境にある親不知へ行くことにしました。今朝の天気は快晴しかし午後から曇りとの予報が前回着込んだドカタスーツの上着は想像以上に通気性が良く寒風を肌身に直撃するため上着の上にさらにジャンパーを着込むことに。おまけで着膨れてしてますます怪しい格好になってしまいました。

駐輪場からENを引っ張り出して久々にご対面。バッテリーのケーブルをお約束どおりプラス側から端子に繋いで出発!長野市中心部から飯綱町方面へ抜ける道を通り,牟礼地区まで来たらR18へ入る。もう何度も通る道だが久々なので新鮮味も感じる。気温は7℃。しかし着膨れの重装備でそれほど寒さは感じない。

信濃町へ来てまもなく県境へ。雲一つない快晴の中黒姫山と妙高山が突如現れる。前回通ったときは黒姫山を撮影したので今回は妙高山を背景に記念撮影。

この写真を撮った場所から道路側にカメラを向けると県境の看板があるのでついでに記念撮影。

さて,新潟県に入るとR18は日本海まで一直線に下ります。しかし,今回はR18で上越市街地まではいきません。その手前の乙吉という信号を左折してR8を目指します。途中右左折を繰り返し,いよいよR8へ。R8はかつて北陸道と呼ばれた新潟市から京都市まで日本海沿いに走る由緒ある国道です。

そのR8へ入ってしばらく進むと日本海が見えてきました。コンビニに止めて日本海を背景に記念撮影。

このコンビニも何度と無く訪れました。さて,後はひたすらR8を親不知目指して走ります走ること約1時間。天気も悪くなってきて何となくどんよりした曇り空の中走っているとついに親不知の断崖絶壁が見えてきました。

今まで海岸沿いの付近を走っていたR8は急に勾配を上げ,みるみるうちに海岸ははるか眼下に見えるようになりました。標高の高い崖を削った洞門の中を蛇行しながら走っていましたが,ジェットコースターを乗っているような感覚で恐い!

さすが親不知といわれるだけの絶壁で,こんなところに無理矢理国道と鉄道と高速道路を作ったので3道入り乱れて走っています。しかも高速は最後に作ったためか通す場所がなくて海岸上を走っている箇所もあり,親不知ICはまさに海上にありました。

という訳で,とてもバイクを止めてのんきに撮影している場所も無かったので,親不知を通過してしばらく進んだ待避所から親不知を記念撮影。

この写真は親不知の出口付近なので最も狭隘な部分はもう少し奥のほうです。
そしてしばらく進むと道の駅市振が見えてきたので記念撮影とともに昼食。

この界隈には「たら汁」と看板を出した店がたくさんありました。多分この辺の名物なのでしょう。900円と少々高めでしたが注文することに。お味は・・・600円が妥当かな。

道の駅を出発後,まもなく県境へ。ついに富山県へやってきた!

富山に来たのは10年以上振りです。先の親不知が東西文化の境界らしいのですが,本当に遠くまで来たという感じがします。

さて,本当は富山市まで行くつもりでしたが,曇り空で気温も上がらないため,そうそうに引き返すことしにしました。R8を糸魚川方面へ向かい再び親不知を通過して糸魚川市内へ入り右折してR148へ。

この道をひたすら松本方面へ進む。内陸へ向かうだけあって標高も高くなり気温も下がり始めるが,着膨れスタイルが奏効したので,思ったほど寒さを感じない。道路沿いの案内板には気温15℃。ひた走ること1時間ほどで県境へ。

数時間ぶりに信州へ帰ってきました。しかしここから我が家までの道のりはまだまだ長い。途中白馬村で北アルプスを背景に記念撮影。

手前のスキー場はまだ積雪していませんでしたが,シーズンまでもうすぐです。
そして白馬からR406へ左折し,長野市まで45キロ。R406は国道と言っても林道のような悪路で狭い道を蛇行しながら山中を進む。山中を進む中,既に雲行きは最悪でしたが,ついに雨が降ってきた!それも小雨から一気に大粒の雨へと。

幸い寒さはそれほど感じませんが,ENに乗っていて雨に打たれたのはこれが初めて。ENのタイヤは雨に弱く滑りやすいとのことですので低速でブレーキに気をつけながら走ることに。

しばらく進むと山中を抜けてようやく人家らしき風景が見えてきました。どうやら鬼無里村に入ったらしく,この鬼無里村,前も通って思いましたが本当に趣のある山里です。個人的に信州の寒村風景№1を進呈します。

鬼無里村を抜け再び山中の崖っぷちを進みようやく長野市街地へ。雨もすっかりやんだところで自宅へ到着。今日も散々疲れた1日でしたが,走行距離1700キロを超えてENのエンジンの伸びも良くなって高回転・高速走行もスムーズになってきました。

が,既にシーズンオフ間近。もしかしたら今日が今シーズン最後のツーリングかもしれません。天気予報では長野県内は来週雪が降る模様です(本日の走行距離258km)


海外のEN125-2Aパーツオンラインショップ

2008年11月08日 | EN125-2A

日本国内では部品供給が難点のEN。しかし海外では豊富なパーツをネットで購入できます。その一つが偶然見つけたBrooks Barn Motorcyclesというイギリスのバイク専門のオンラインショップ。このショップをつらつら見ているとEN125-2Aのパーツも販売していました。

EN125のパーツはなんと244点もあります。うらやましすぎる!まさにマニア垂涎の一品ばかりで,どれもこれも日本で簡単に入手できるのならどんなにうれしいことか!!思わず買い物カゴに入れたくなりました(笑)。もしこのショップで購入できるとしたら,日本までの送料はどのくらいかかるのでしょうかね。ENの他にもSUZUKI-GN125やHONDA-CG125,YAMAHA-YBR125等日本でも馴染みの深いバイクのパーツもラインナップされています。

このショップを見る限りでは,海外でもENの人気はそこそこありそうですが,ひとつ気になることがあります。海外ではENは排気ガス規制をクリアしているのでしょうか?
特にイギリス等EU圏内はユーロⅢという世界でも特に規制の厳しい地域ですが,日本に輸出されているENと同等のものがイギリスにも輸出されているのでしょうか?それともユーロⅢに対応した車種のものを輸出しているのでしょうか?

YBR125もユーロⅢに対応するため数年前に10馬力以下にパワーダウンしたと聞きます。日本国内に入ってきているEN125-2Aは12馬力程度のパワーを有していますが,この馬力でイギリスでも販売できるのなら,日本国内にも十分正規輸入できると思うのですが・・・

それとも規制以外の別のところで何かネックになっているのかもしれません。
ENはスズキブランドではあってもあくまで大長江集団という中国のメーカーが製造しているもの。スズキは同社に技術供与はしても日本国内で正規に販売することを許してはいないのかもしれません。

この点は憶測の域を出ませんが,世界では(特に発展途上国)125CCクラスの小型バイクはMTAT問わず生活の足として非常に重宝されていると思います。

バイクよりも車社会の日本では小型バイクの需要もそれ程見込まれないのも,日本に正規輸入されない原因の一つかもしれません。


ちょっと早いですが・・・

2008年11月04日 | EN125-2A

まだシーズンオフした訳ではありませんが,昨日ENのバッテリーからケーブルを外しました。なぜかというと,今週末は休日出勤しなければならずENに乗れないことが予想されるからです(平日はアドレスしか乗りません)。

なぜこんなに神経質になっているかと言うと,この夏以来アドレスとENばかり乗ってて車にはほとんど乗らなくなり,連休中車に乗ろうとセルを回したらエンジンかからない!なんとバッテリー上がりしていました

もともと長野市へ転勤してから現在の職場は車通勤禁止なので週末くらいしか乗らなくなってしまったのですが・・・こんなことはドライバー歴十数年で初めてのことでした。早速JAFを呼んで事なきを得ましたが,本当にびっくりしました。

話をENに戻して,ENのシートを外して更にサイドカバーを外すと早速右側にバッテリーが現れてきました。他のバイクと比較したことがないのではっきりとは分りませんが,ENのバッテリーは車体の割りには何となく小さいような気がします。ENは中国製だから常時ライト点灯が決まりの日本の乗り方を考慮した設計はしていません。このバッテリーで本当に大丈夫かな?と思います。

さて,バッテリーからケーブルを取り外すのですが,お約束どおり最初にマイナス端子から外しました。まだ冬眠するつもりはないのでマイナス側だけ外しとけばいいかなと思いましたが,せっかくだからとプラス側も外しておきました。

そして錆防止のためバッテリーターミナルに万能グリースを塗り込み,再びサイドカバーをはめてシートを被せ,駐輪場の奥にENをしまいました。

たかが2,3週間乗らないだけにこんなに神経質になる必要はないんですがね。でもここ信州は既に冬の足音が聞こえてきていますのでもしかしたらこのまま本当に冬眠するかもしれません


アドレスV125Gで近隣散策

2008年11月03日 | アドレスV125G

昨日はENも我が身も酷使し過ぎたので本日は骨休め。
と言っても買い物がてらアドレスで近所を散策することに。何気なく神社の前で降りて境内をぶらぶらしてると記念塔を見つけたので思わず記念撮影。

塔の裏に回ってみるとなにやら文字が刻まれていました。

詳しく読んでみると「昭和十二年五箇條御誓文發布七十年記念」と刻まれています。
五箇条の御誓文とは慶応4年(1868年)に明治天皇が公卿や諸侯に示した政府の基本方針のことです。

それから70年後の昭和12年に地元の有志がこの記念碑を建立したのでしょう。
我々現代人は戦後教育によって明治~昭和20年までの時代を何となく否定的な目で見がちですが,当時の一般的な市民は明治維新を肯定的な視点で捉えていたのがよく分かります。信州が生んだかの文豪島崎藤村も「夜明け前」という小説の中で山奥の木曽路を舞台に幕末明治の激動期を鮮やかに描いています。

先人の苦労の上に現代の繁栄があるとしたら,過去を特定の視点のみで白黒つけるのはいかがなものでしょうか?我々日本人はもっと歴史に誇りを持ってもよいと思います。

という訳で,私も先人の偉業を称えることにしました。

五傍掲示百四十年記念


EN125-2Aで伊那・木曽

2008年11月02日 | EN125-2A
長野の朝は寒い。朝に限らず昼も夜も寒い。しかし天気は快晴県外ナンバーのバイクも良く見かけるのに地元民が寒さに負けて勝手にシーズンオフしていいのだろうか!という訳で,昨日ホームセンターで購入した作業用防寒着(ドカタスーツ)を着込んでENでいざ出発!

暖かい海を目指そうとも思いましたが,バッチリ着込んだ防寒着の程度を試そうと南下して標高の高い内陸へ進むことにしました。おなじみのR19を松本方面へ出発。

気温は11度。松本の手前の安曇野市まで約60kmの距離を写真のような山中をひたすら走る。

やっと安曇野の市街地に入って気分的にも晴れやかになってきました。振り向くと北アルプスにうっすらと雪が・・・
さて,田沢の信号を左折して松本の市街地を迂回するルートへ進みます。更に浅間温泉から美ケ原温泉へと山際の道路を進み山麓線へ。

寒い寒い。とにかく寒い。気温は13度~15度。天気はいいのに寒風は肉体を直撃する。現場のオッサンが小型ネイキッドで何をかっ飛ばしてるんだろうと怪しまれるいでたちで走っていましたが,防寒着の効果も思ったほどではありませんでした。

しかし気合で走る!塩尻まで来てようやく松本平も終わり,一旦山の中腹から平地まで下ってきてR153に入りそのまま善知鳥峠(うとおとおげ)へ向かう。この峠こそ中央分水嶺の一つで,峠の南側で降った雨はそのまま天竜川へ流れて太平洋へ,北側で降った雨は犀川へ流れて千曲川に合流して日本海へと流れます。峠の頂上付近にその石碑があったので記念撮影。

この記念撮影の後ちょっとしたハプニングが!出発したとたんにエンジンの調子が悪くなって回転数がなかなか上がらなくなってきました。下り坂なのでエンジンブレーキを効かそうとギアを下げていったら簡単にエンストしてしまい,再びエンジンを掛けて進むと急に失速してついにエンジン停止。なんとガス欠してしまった!!

確かに燃料計はエンプティーの最後のメモリを指していました。しかし今までの走行経験からENの燃料計は当てにならず,実際に給油するとまだまだ余裕があったのです。が,今回は燃料計がぴったり正確!

早速コックをリザーブ(上)に回すと右側のホースからゴボゴボとガソリンが流れ出てくるのが見えました。ひとまずホッとする。が,しかし,ここは峠の山頂付近。周囲は人家もなければスタンドもない。峠を下れば小野地区に辿り着くがここからはまだ遠い。実際小野地区まで下ってきてもスタンドは休日で閉店だし,更に進んで辰野町のスタンドまで行くしかありません。リザーブがどこまで持つのか非常に不安な気持ちで5kmほど進むとようやく開店中のスタンドを発見。

満タンに入れて11.94リットル。ENはカタログ上のタンク容量は14リットルだからリザーブは2リットル程度ということか。ちなみに燃費はリッター当たり38.2km。うーん前回に比べかなり下がったなー

さて,峠を下って上伊那郡辰野町に入ります。ついに私の故郷伊那谷に来ました。以前伊那市に住んでいたのでこの辺の地理は詳しい。さっそく当時のいきつけの「テンホウ辰野店」で昼食。

当時愛食していた博多めんたいラーメンは終了し,今はめんたいだけ取り外した博多ラーメンがメニューにあったので大盛りを注文。相変わらずうま~い(^^)

さて,ようやく身体も温まってところで,ここからどこへ進もうか迷う。迷った挙句,権兵衛トンネルを越えて木曽路に出てR19で長野へ向かう道を選択。R153から広域農道へ入り伊那市に入って中の原の信号を右折して権兵衛トンネルへと進む。途中南アルプスを背景に記念撮影。

南アルプスはまだ降雪していませんでした。トンネル付近まで来たので中央アルプスを背景に記念撮影。

写真では分りにくいですが紅葉真っ盛りでした。写真の山の下をトンネルが貫通しているのですが,入口で写真を取ることができなかったので,出口の木曽側から記念撮影。

このトンネルが出来るまで伊那谷北部と木曽谷北部は中央アルプスを挟んでほぼ地域的交流はありませんでした。それがたった20分で往来できるようになったのは驚異的なことです。
さて,トンネルを越えてしばらく進むと懐かしのR19へ辿り着きました。

これを右折してひたすら進めば長野市へ帰れます。左折してひたすら進めば名古屋の熱田神宮まで行けます。当然名古屋までは行きませんが,せっかくだから左折して木曽福島まで行くことにしました。

R19を南下すること20分。木曽福島の街が見えてきました。ここが木曽の中心街。R19を右折して市街地に入ってJR中央本線木曽福島駅前で記念撮影。

もう時間的にかなりやばいのでさっさっと木曽を後にしてひたすらR19を北上。長野まで130km。もう死んだ気になって走って走って走りまくる。

塩尻まで来たら行きがけの道をひたすら北上。もう既に日は沈み周囲は真っ暗。先日交換したM社のハロゲン球が威力を発揮する。人間は無心になって何かに集中すると寒さも忘れることを発見しました。人家も無い,車の往来も途切れる真っ暗な山中を時速○○kmでぶっ飛ばすのはこれほど気持ちいいものだとは思いませんでした。

木曽から3時間掛けてようやく帰宅。今日走って感じたことは,当初ENで全国制覇するぞと意気込んでいましたが,高速も使えず,また,125CC程度のパワーでは遠出することも容易ではないと痛感しました。すれ違う大型バイク(ENから見て)が軽々ENを抜かしていくのを見ると,所詮原二はビジネスバイク。生活の足として使うのが分相応だと思いました。

今後は125CCの能力を遺憾なく発揮できる分野での走り方を模索していきたいと思います。(本日の走行距離325km)