皆と一緒に県政を

県政を県民のために「井原すがこ」は一人会派ですが頑張ります。

一般質問の質疑要約

2014年03月17日 | 議会一般質問

1.知事の基本姿勢について

質 問

① 本会議での質問は、知事と1対1で対等に議論できる貴重な機会であり、私たちの質問に対して、必ず真実を答え、その発言内容をきちんと守ることを約束していただけないでしょうか。

② 岩国基地や上関原発など国策といわれる問題について、住民の意思と国の方針が相反する場合には、知事は、どちらの立場に立たれるのでしょうか。

答 弁

① 県民の皆さまのために県政を進めるわけですから、県民を代表する議会の皆さまに対して、不誠実な対応をすることは決してございません。

② 国の政策に協力するという立場や地元の意向を尊重するという立場に立ち、県民の皆さまの安心・安全を第一に考え、国に対して言うべきことは言うという姿勢で、適切に対応していきます。 

2.原発問題について

質 問

① 3月8日には、「上関原発を建てさせない県民大集会」が開催され、原発に反対する県民の大きな意思が改めて示されました。

 岩国近辺の市民が中心となる政策勉強会により、「原子力発電に対する提言」がまとめられ、「福島の事故を教訓に、原発政策を、人類の安寧、倫理の視点で見直すべきであり、「脱原発」を直ちに宣言することを日本政府に強く求める」と結論づけています。

 原発をなくすというのが多くの国民の願いですが、知事の基本的な考え方をお聞かせ下さい。

② 上関原発埋立免許の期限が終了したのは、1昨年の10月、延長申請はすでに1年半以上も店晒しにされています。速やかにその可否を判断すべきであり、長期間処分を保留することは、公有水面埋立法に基づく権限を大きく逸脱しており、違法行為ではないでしょうか。

③ 3.11以降、原発をめぐる情勢は一変し、上関原発の行方に対する県民の関心も高く、少なくとも30キロ圏内の自治体の行政や議会、住民の意見を十分に聞いた上で、県として最終判断をすべきではないでしょうか。

 答 弁

① 原子力発電をどうするかについては、電力の安定供給、エネルギーコスト、事故の検証と安全技術の進歩の動向など、我が国のエネルギーをめぐる情勢などを踏まえて、国の責任で示されるべきと考えています。

② 事業者からの申請は適法なものであり、県には法に基づき適正に審査する責務があります。従って、事業者の主張について審査を継続しているところであり、権限濫用や違法行為ではありません。

③ 現在の公有水面埋立法の体系の中に、30キロ圏内の自治体の住民などの意見を聴くという規定はないので、あくまで法に基づき審査を行っていきます。

 3.基地問題について

質 問

① 11月定例会で県は、KC-130空中給油機の移駐時期について「普天間基地の全面返還の諸条件が整う、つまり普天間の代替施設が完成し航空機移駐のめどがたつ前の先行移駐は認めない」と明確に答弁されていますが、代替施設の建設さえ始まっておらず、「諸条件が整った」とはとても言えないのではないでしょうか。

② 議会での答弁は議会や県民との約束であり、それを一方的に反古にするようなやり方は、到底許されるものではありません。

答 弁

① ご指摘の諸条件は、まだ整ったとは言えませんが、国から本年6月から9月に移駐させたいという提示があったので、関係市町の意向を踏まえ、12月16日に官房長官と面談し、「政府として一日も早い普天間飛行場の返還と辺野古への移設が実現できるよう引き続き全力で取り組んでいく」という決意が確認できたことから、KC-130の移駐時期を容認したものです。

② 事情変更によって、これまでの答弁を少し変更する場合もありますが、その際には県議会に説明し理解を得る必要があると思います。今回は、臨時総務企画委員会を開催し、一連の経過について議員の皆さまにもご説明した上で進めたところです。

 4.山口県の食材を生かした取り組みについて

質 問

 昨年、美食王国やまぐち親善大使としてピエール・ガニェール氏を任命し、県内の食材を生かした食文化の推進をされていますが、その活動と実績をお示しください。

 フグ、牛肉・鶏肉やレンコン、みかんなど、フランス料理や日本料理の食材としてふさわしいものが本県にはたくさんあり、折しもユネスコの無形文化遺産として和食が登録され、食を前面に出しての観光客誘致をすべきだと思いますが、いかがお考えでしょうか。

答 弁

 昨年6月のガニェール氏の大使就任後、ウニやフグ、長州黒かしわや日本酒等の産地視察、料理専門学校での調理の実演、食材等提案会における試食などを行いました。新年度は、東京のガニェール氏のレストランで、本県食材を活用した創作料理の発表会や山口フェアの開催、県内でも、レシピを活用した料理披露会などを展開します。

 美食料理を全国に発信する「やまぐち美食コレクション」、東京、大阪の山口県ゆかりの飲食店や東京エアポートレストラン等における創作料理の提供など、食をテーマとした様々な取り組みを通じて、県産食材を活用した料理やお土産等の魅力向上に努め、観光客の誘致を行います。

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