工房あんなことこんなこと

陶芸のこと工房でのことを気ままに・・・

大きすぎ。

2005年09月18日 | 雑談
 うどん屋さんに行くと、よく大きな[どんぶり]が出てきますよね。「家でもあんな[どんぶり]で食べてみたい。」 で、作ってみました。
 標準と大型。(写真) 実際に食卓で食べてみました。美味しかったです。ごちそうさま! と、ここまではよかったんです。使い終わった[どんぶり]、さあ、どこに片付けようか? そこで、わが家では収納不可能なことに気づきました。やはり、一般家庭では、ほどほどの大きさの器が良いようです。
 かくして、大型どんぶりは工房の棚に保管されることとなりました。

(・・・しかし、この大型どんぶりで豪華海鮮丼をドバッ!と、食べてみたい!)と思ったりもする「食欲の秋」です。

「桃山のそろい」

2005年09月13日 | 雑談
 堺市立埋蔵文化財センターというところに夏季企画展「桃山のそろい」―堺環濠都市遺跡出土のおそろいのうつわたち― を見に行ってきました。
そこで知り得たことを書いてみます。

 室町時代後半から江戸時代初期にかけて堺は貿易都市として繁栄しました。その繁栄に貢献した豪商たちは、広大な屋敷を構え、茶の湯をたしなみ(茶室や茶道具蔵を伴う屋敷もあったそうです)もてなしの席を設けたようです。

 出土品の中で桃山時代のものは同じ大きさ、同じ形のものがまとまって出土することがあるそうです。その同一規格のものを「そろい」「そろいもの」と呼びます。
この頃からやきものの産地・種類が飛躍的に増え、選択肢もずいぶんできました。出土品も個人の好みを映し出しています。当時の町の人がすべてこのようなそろいの器を使用していたかはわかりませんが、ほとんどの人がある種のそろいものを使っていたようです。やきものによっては日常的に用いるものから、特別なもてなしに用いるものまであったようです。やきもので所有者の階層もある程度わかるのでしょうね。
 唐津焼・美濃焼・中国製・ベトナム製などが展示してありました。完全な形のままではないのですが、なかなかオシャレなデザインのものもあります。この器には何を盛ったのだろうか・・・と、当時の豊かな暮らしぶりを想像してみるのも楽しいです。

 この企画展残念ながら9月11日で終わってしまいました。
これからも、いろんな展示会や美術館などに足を運んでみよう!と思う[芸術の秋]です。




廃物利用

2005年09月05日 | 雑談
工房を片付けていると、ビニール袋に入った忘れ去られた土がよく出てきます。決まって拳位の大きさ、それも完全乾燥一歩手前。
捨てるのももったいないので、塊に穴を掘って小さな植木鉢を作ります。ビニール袋に入っていた時のしわしわの表面がいい味になるんです。
ミニ観葉植物にピッタリ!なんて喜んでますけど、そんな土を忘れてしまっている方が問題でしょうか・・・?