sirasuda!

日々是好日。思いつき雑記帖。

オルゴオル

2005-01-29 | ノンジャンル
大学時代の友人とドライブへ繰り出した。最初は市街地でSweets三昧♪という予定だったのだが、思いがけず高く澄んだ空と暖かい陽光に誘われ、急遽予定を変更して六甲山へGo!
何か目的が無いと面白くないということで、ホール・オブ・ホールズ六甲へ。
オンナノコの選択?いえいえ、ぜんまい仕掛けの精巧な機械はオトコノコも夢中になること請け合いです。
何度見ても面白い。
ここを訪れた人は、幾つもの楽器を自動演奏にするという発想と、それを可能にした技術に姿勢をただして敬意を払うだろう。そしてきっと、なめらかに繊細な動きを見せるオートマータに恋をする。

上等な女優とミュージカル

2005-01-28 | ノンジャンル
PowerBookG4を購入して3ヶ月近くになるが、DVDを鑑賞するのは初めて。記念すべき初DVDを何にするか?ううむと唸りながらレンタルビデオ店に久し振りに足を踏み入れる。

そこで見つけたのが「ムーラン・ルージュ」
ミュージカルにあまり造詣が深くない(馴染みがない)のだが、
稀な鑑賞の度に感じていたミュージカル特有の「こっ恥ずかしい感」がない。
物語はセオリーどおり自分の想像に違わず進行していくが、退屈はしない。
何故だろう?と一度見たあと不思議に思い、もう一度見て自覚する。
そう、ニコール・キッドマンだ。
冷たい印象の金髪をキュートな赤毛に染めた彼女の美貌が、
観る人を惹き付ける自然な(この映画の世界観を損なわない)演技が、
映画世界から現実世界へ気軽に戻ることを出来なくさせている。
上等な映画、ではないかもしれない。
だが上等な女優を、存分に楽しめる。
オススメ。
勿論、至る所に散りばめられた名曲たちも楽しめる「ミュージカル映画」です。

今度借りるDVDは
「シカゴ」かな~。
月末公開の「オペラ座の怪人」も興味深々。(スクリーンで見るのもまた格別。)
しばらくミュージカル熱が上がりそうかも?

森博嗣、というミステリ。

2005-01-27 | 濫読ナナメヨミ
文章の書き方(語句の並びや選択)は、好みの作家の文体に近くなる。私の場合、ここ2、3年というもの某大学工学部助教授・ミステリ作家の森博嗣氏。
小学校時分から「コムズカシイ漢字好き」(書ける訳ではないあたり・・・)で、
図書館が憩いの場という根暗い子供だったもので、以後の人生においても「本」が身近に無いことがなかった。
まさに<No Book,No Life.>
なんたって母親への外出の口上はいつも「本屋さん行ってくる。」
このくらい清清しく堂々とした活字中毒患者なのである。(このデアルという語感も大好きだ)
とはいっても、ヨコシマな活字中毒患者なので、格調高い文学は苦手分野。
書店の新刊コーナを巡回しては、CDの「ジャケ買い」ならぬ「装丁買い」や「タイトル買い」をするわ、Bookランキングを参考にペラペラと上位の本を飛ばし読みしたりするわという乱読ぶり。
そんな節操の無い読書癖を持つ私が3年近く継続して読んでいるのは、きっと森氏の独特な発想に基づいた歯切れの良い文章が、私にとって「ミステリ」だから。
いや、某国立大学工学部助教授ながらエッセイ・ファンタジー・ミステリ(近著ではなんと絵本まで!)を書く、森博嗣という人間そのものが「ミステリ」に満ちているからかもしれない。
森博嗣氏の公式HP「浮遊研究室」

心模様の描き方

2005-01-21 | ノンジャンル
今日も雪。兵庫県も捨てたもんじゃないな、と早朝通勤のフロントウインドウに真っ向から突撃してくる綿雪の乱舞ぶりに感心しつつ無事出社。桜吹雪(遠山左衛門之丞でなく)が恋しいけれど、雪の舞い落ちる様も見様によっては案外良いもんです。
(SL230騎乗の時は謹んでご遠慮申し上げるが)
こんな空模様のときは、女心でなくとも心模様が複雑。
センチメンタル?
そうかもしれない。そうじゃないかもしれない。
惑い、揺らぐ感覚。
「貴女と出会って心の在りかを知る」と歌う優しく低い声を聴きながら、心模様の描き方を、あらためて思う。
その模様は複雑過ぎて、いまだに描き方が分からないのだけれど。

大寒、ですね。

2005-01-20 | Love bike?
 どうしたって冬は寒い。寒いからこそ冬!しばれてこそ冬!!(魚も寒い時期ほど美味しくなるね!)なのだが、如何せん私は極度の冷え性であるから、いっそひと思いに冬眠したくなるくらい、行動力が落ちてしまう。今日なんか二十四節季の「大寒」!嗚呼、まさに冬眠日和だよ。
 どうもバイク乗りというと、「ナンダカワカンナイけど体力有り余って年中無駄に元気な奴らデショ?」という誤解(夏場はあながち否定できない)がある。しかし体力はあっても体温を自在に調整できるはずもなく、バイク乗りだって寒いもんは寒いのだ。心頭滅却しても寒いんだってば。ガタガタブルブル。
 って言い訳で、ここ最近老体軽自動車フル稼働です。腹筋が弛もうと、上腕筋や背筋が萎えようと、冬の山間部通勤を舐めてはいけない!だって今日も(ほぼ)全線凍結ですから!涙
どんだけ寒い職場にいるんだ自分・・・・いや、北の地方の人に比べたら全然マシなんだろうけども・・・。

プリンといえば「モロゾフ」だった日々

2005-01-18 | 旨いもん
 幼少時代、大叔母の家で両親の仕事が終わるのを待つのが私の日常だった。2人の兄達も居たはずだが、あまり記憶にない。(喧嘩した記憶なら山程あるが)
 多分私が、大叔母宅の最奥にある隠居所に座敷童よろしく居着いていたからだろう。
 隠居所の主である「隠居の婆様」(もう一人「大婆様」が居るお宅だったのでこういう呼称なのだ)は大叔母の姑にあたり、厳密には血縁でない私を隔てなく可愛がってくれた。もっとも血縁関係がどうなっているのかなんて3つや4つの子供には理解できようはずもなく、ただ注がれる愛情に当然のように浴していたのだが、今更ながら有難いことだとしみじみ思う。
 さて、この隠居所には大抵婆様の「お八つ」があって、頃合いに婆様がしわしわの手でチリ紙に包んでくれる。
 それは梅花の型抜きの蕎麦ぼうろだったり、風月堂のゴーフレットだったり、庭の金柑だったりしたが、干菓子の類いは例外なく湿気っていて、長い間私は蕎麦ぼうろの食感を誤解していた。(ついこの間カリカリの蕎麦ぼうろを食べて感動したが、物足りなくなってわざと残して湿気らせた程だ。)
 そんな「お八つ」の特等席に「モロゾフ」のプリンが座っている。
 これは隠居婆様自前の「お八つ」ではなく、いつも何処かからの頂き物だったのだが、今でもプリンが食べたいと思うと自然に「モロゾフ」へ足が向かう程、当時から変わらず美味しい「旨いもん」である。
   ガラス製耐熱容器に入った素っ気ない形状
   (これは捨てずに、家の者の湯のみや計量カップになる。)
   カスタードプディングの品のある卵色
   スプンで掬うとちらほらと顕われるヴァニラ・ビーンズ
   底に溜まったカラメルのとろりと濁した茶褐色
 子供時分は品のない食べ方(子供はカラメルの甘さを全体に混ぜたくなる欲張りな生き物だ)をしたが、どう食べようと美味しいものは、オイシイ。まさしく3つ児の魂状態で、蕎麦ぼうろもプリンもデフォルト設定だ。
(流石にプリンの食べ方自体は大人らしくなったデスヨ。)
 いつも「モロゾフ」のプリンを食べながら、
 幸せな記憶をたぐり寄せる。
 珈琲がブラックで飲めるようになって、
 甘さが沁みるようになったのが玉に瑕、なんだけれど。

『僕はいかにして指揮者になったのか』

2005-01-17 | 濫読ナナメヨミ

佐渡裕氏、というと「日本を代表する指揮者のひとり」と書いてまず問題ないと思う。佐渡氏は現在フランス・パリのコンセール・ラムルー管弦楽団の首席指揮者であるが、関西人の私としては「毎年行なわれる<1万人の第九>の総指揮者」という肩書きのほうが馴染んでいる。(とは言うものの、いつも臨場で聴くことは出来ていない。今年こそは行けるだろうか?)
佐渡裕氏の半生を、本人が語り口調(しかも京都弁!)で書き綴った一冊。
ブックレヴューは佐渡氏オフィシャルHPに詳しいので敢えてしないが、
  この本と出会って良かった。
そんな言葉が自然と口をついて出てくる、とだけ書いておきたい。

Did it come to want to read?


月に吠える

2005-01-16 | ワタクシゴト
冬の夜空を見上げる機会に恵まれた。
久しく見上げることも、見たとしても物思うことも無かっただけに感慨も深い。
しばらくぼうっと見上げ続け、ふとした瞬間、透明に美しい光を放つ月に『山月記』を思い出した。
皓とした銀盤に吠える虎の姿は、ただひたすらに絶望的な哀しみを感じさせた。
あれから多くの人達と出会い、様々な喜怒哀楽を味わった今、自分はどう感じるのだろう。
月に吠える。
その狂おしさに、その孤高に、やはり戦慄するのだろうか。
年を経ることで一冊の本、ひとつの文章から受ける印象は変わる。
久し振りに読んでみるか、と思いつつ家路をたどった。

世の中に溢るるblogなるものを

2005-01-15 | ノンジャンル
やってみるか、という気軽さで作ってみた。
であるから名前はまだない。ってこともなく→「sirasuda!」
ネタもないので、単純に思いつくままに命名。
あだ名を繋げただけなんだけどね。納まりよいかな、と。
そもそもこのあだ名が付いたのは、記念すべき会社員生活1年目の決算賞与が前振りなくいきなり現金からシラス干し(木箱入り)に変身した故事に由来している。
・・・・うち、親類魚屋関係なんですけど、とは言えない小心者でした。
あの頃は初々しかったなぁ。しみじみ。
今じゃすっかり成長して、上役のミスを発見しては
「またですか?(静かに微笑みながら言うのがコツ)」というCOOLぶり。
仕事ですからね、容赦はしませんよ。(フォローはするけどね)

前節はこのくらいで、今後の抱負をいっちょ書いてみるか。

バイク・濫読コメントを中心に、画像(デジカメ活用せねば!)も含め、ジャンルの記事を書いていく所存。
皆様どうぞご贔屓に。よろしゅうおたのもうします。