スーダラ精舎

人生はやり直すことはできないが、見直すことはできる。
ふとした「発心」から坊主になった団塊スーダラおやじが獅子吼する!

坊主バーで連続講座

2007-02-27 01:04:59 | 「真の仏法」とはナンゾヤ?
あっ、忘れるところでした。
坊主バーのマスターから、ただ漫然と座っていても面白くないから何か課題を持った講座をしてほしいというリクエストがありましたので、不肖スーダラ、一番好きな?得意な?「維摩経」をやることにしました。
ご興味とおヒマのある方はぜひお越し下さい。「中野・坊主バー」でお待ちしてまーす。

《VOW‘S SEMINOR シリーズ 「維摩経」を読む》

 数ある大乗仏典の中でも、ひときわ異彩を放つ「維摩経」。名前は「経」となっていますが、実際は“三幕十四場”からなるドラマ仕立てになっています。主人公は仏陀釈尊ではなく、古代インドの商業都市ヴァイシャーリーに住む大富豪にして在家の仏教信者の「維摩詰」。一市民として暮らしながら、大乗仏教の「空」の教えを誰よりも体得していて、舎利弗をはじめとする仏弟子中の優等生たちをさんざんにやりこめていきます。その何物にも捉われない融通無碍な生き方が、悩める現代のわれわれに大きな「生きるヒント」を投げかけてくれることでしょう。
 私は今の真宗大谷派の教えに出会う前にこの「維摩経」と出会い、仏教の真髄に触れたことが、後の出家の遠因となりました。
 一般的には「般若経典」系とはされていますが、よく読みこなすとまさに「浄土経典」そのものであることが分かります。「煩悩即菩提」「不二法門」など幾多の仏教教義が顔を出しますが、今回のシリーズでは、それを噛み砕いて、今日の私たちの日常に結びつけ、分かりやすく、かつ楽しく話を進めていくつもりです。
 悲しいとき、苦しいとき、あるいはモヤモヤしたとき、「心のオアシス」としてフラッと立ち寄っていただければ、望外のよろこびです。       釈 和顔

□期間   2007年2月28日(水)より1年間

□開催日  毎月第二・第三水曜日(原則)
      ※都合により変更になる場合がありますが、できる限り事前に告知します。
      [第1回]2月28日(水)

□開催時間 19:30PM~20:30PM(1時間)

□会場   中野・坊主バー

□講師   釈 和顔(通称「坊さんのみやちゃん」/真宗大谷派僧侶・教師)

□テキスト 毎回主催者が用意します。
      ※参考文献 「ドラマ 維摩経 全3幕」(菅沼 晃著/佼成出版社)
            「大乗仏典 ⑦」(中公文庫) 他
            「沈黙の教え 維摩経」(鎌田茂雄著/集英社)
            「維摩経講話」(橋本芳契著/山喜房)

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