以降、70年代、80年代に黄金期を迎え1991年に通算6度目の優勝をしました。
日本プロ野球史上初めてとなるシーズン本塁打200発を1978年に記録し、
1979年・80年にはセリーグではジャイアンツ以外では初の2年連続優勝と日本一を達成。
強打の赤ヘル打線、機動力野球、投手王国、守りの野球、カープを形容する様々な言葉。
その後ビッグレッドマシーンと呼ばれ打撃中心のチームカラーになりましたが、その間投手崩壊で成績は低迷。
1991年を最後に25年間優勝なし、12球団で最も優勝から遠ざかったチーム、それが広島東洋カープでした。
カープのこれまでの6度の優勝を簡単に振り返ります。
1975年 130試合 72勝47敗11分 勝率605 2位とのゲーム差4.5
打率256 本塁打131 得点510 盗塁124 防御率2.96
途中解任となったルーツの後を受け古葉監督が球団創立25年目で初の胴上げ
首位打者獲得の山本浩二がMVP
大下が盗塁王
外木場が最多勝利＆最多奪三振、安仁屋が最優秀防御率のタイトル
オールスターでは、
山本浩二と衣笠祥雄が共に1試合2本塁打を記録
1979年 130試合 67勝57敗13分 勝率573 2位とのゲーム差6.0
打率257 本塁打172 得点601 盗塁143 防御率3.74
古葉監督5年目の采配
山本浩二打点王、高橋慶彦盗塁王
江夏豊最優秀救援のタイトル獲得でMVP
日本シリーズでは伝説となった「江夏の21球」
1980年 130試合 73勝44敗13分け 勝率624 2位とのゲーム差6.5
打率263 本塁打161 得点544 盗塁108 防御率3.37
古葉監督6年目の采配
2位に大差をつけて2連続リーグ優勝＆2年連続日本一
山本浩二が本塁打と打点の2冠獲得でMVP
高橋慶彦2度目の盗塁王
福士が最多勝率、江夏が最優秀救援のタイトル獲得
オフに江夏がトレードで日ハムへ
1984年 130試合 75勝45敗10分け 勝率625 2位とのゲーム差3.0
打率274 本塁打167 得点635 盗塁140 防御率3.37
古葉監督10年目の采配
リーグトップの投手陣 山根16勝、北別府13勝、大野10勝
抑えの小林誠二が最優秀防御率獲得
小早川が新人王
衣笠が打点王でMVP獲得
1986年 130試合 73勝46敗11分け 勝率613 2位とのゲーム差0.0
打率254 本塁打137 得点511 盗塁134 防御率2.89
阿南監督就任1年目での優勝。
北別府がタイトル総なめでMVP
リーグ唯一のチーム防御率2点台
北別府18勝、川口12勝、金石12勝、長富10勝で新人王、抑え津田
ミスター赤ヘル・山本浩二がこのシーズンをもって引退
1991年 130試合 74勝56敗2分け 勝率569 2位とのゲーム差3.0
打率254 本塁打88 得点516 盗塁92 防御率3.23
就任3年目の山本浩二監督が胴上げ
大野・津田ダブルストッパー構想も、津田が闘病生活のため離脱
長打力不足で4番不在、国産打線で代打の切り札西田が4番にはいることも
江藤・前田が開幕スタメン
2年目佐々岡が最多勝＆防御率のタイトルを取りMVP
大野は最優秀救援のタイトル獲得
1992年以降は、
前田、江藤、野村、金本、緒方、さらには町田、浅井など
強く鋭く振りぬくバットマンたちが活躍しましたがチームを優勝へ導くことはできませんでした。
投打の歯車が合わないチーム。
主力選手が続々FAで抜けていくチーム。
助っ人頼みのチーム。
いつしかカープは万年Bクラスのチームへ逆戻り。
2005年にはエース黒田が最多勝、4番新井が本塁打のタイトルを獲得するもチームは最下位。
第二次政権だった山本浩二監督はこの年をもって解任、
ミスター赤ヘルにとっては一次政権時の1993年以来2度目となる屈辱のシーズン最下位でした。
その後ブラウン、野村と監督が代わり・・・、少しずつ、少しずつですが期待を持てるシーズンになっていき。
カープファンにとって、本当に長く辛いシーズンが続きました。
そして迎えた2016年シーズン、緒方監督2年目の采配。
そして今日9月10日。25年ぶりの歴史的な日。
25年前私はまだ学生でした、そして今奥さんと子供がいます。
25年前のちに国民的なアイドルグループとなるSMAPがデビューしました。
そして今年解散。
25年前優勝時の主力だった緒方、佐々岡は監督、コーチに。
若手だった江藤、前田は引退。
大野、小早川は今夜NHK解説でしたね。
みんなみんな待ち望んでいたその瞬間。
私も目頭が熱くなりました・・・。
緒方監督
「広島の皆さん、そして全国のカープファンの皆さん。
本当に長い間お待たせしました。おめでとうございます。」
今シーズンを象徴するような見事な逆転勝利でした。
42度目の逆転白星。
先発黒田、粘りの投球をありがとう。打者としても粘りの打席で気合を注入。
きっと体はボロボロになっていたことでしょう。
新井はヒットこそありませんでしたが執念の守りでチームをけん引。
アウトこそできませんでしたが菊池は今夜もスーパープレイを。
田中の走塁見事でした。
そして鈴木誠也・・・、今年を表す2発弾！！
最後を投げた中崎も気合が入っていました。
「サイコーでーす！！」
いつの間にかカープ選手のワードになってしまいましたねｗｗ
「神ってる！！」
今年の流行語大賞ノミネート間違いないですね。
みんなみんなありがとう！！
今夜は25年分盛り上がっちゃってください！！
そしてまた明日から頑張ろう！
目指すは32年ぶり日本一！
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