ON THE ROAD

OVER30の青春LIFE

8月のクリスマス

2005-10-13 20:38:50 | BOOK
 山崎まさよし主演の映画「8月のクリスマス」を書いた白石まみの著書を読んだ。

 「死」というものに対して人はどれだけ考えた事があるだろうか?自分は少なくともこれまでの人生の中で考える機会がこれまでに何度かあった。健康だけが取り柄である自分だが、小学校の時にサッカーをやっていて脳震盪を起こした事がきっかけだった。それ以来こうした事を考えるようになった。
 
 今思えば脳震盪なんて柔道やラグビーなんかやっていても度々起こる事で大した事無いのかもしれないが、記憶が一部飛んでしまうのでそれを目の当たりにした親としては俺がサッカーをやる事に反対したのだろう。2度目は高校入学後のサッカー部の練習でまたやってしまった。そして3度目は高校の体育の授業でラグビーをしている時に脳震盪を起こしてしまった。 

 どうしてこんなに何度も脳震盪を起こすのかというと、医者がいうには100人に5人くらいの確立でいるらしいのだが、脳の形が特殊で外部からの衝撃に極度に弱い為、他の人より脳震盪を起こす可能性が高いらしい。だからといって通常の生活には差し支えないし、脳の核が傷つく可能性も他の人と同じなのであまり気にしてはいないが、頭のケガや病気だけに考えさせられる。

 表現も適切ではないかもしれないが、いつ死んでもいいように後悔のしない人生にするように自分では心掛けて来たつもりだ。だから興味持ったものに関しては、何事にもチャレンジしようとしている。それってある意味ワガママで子供っぽくもあるのだが〝やらなくて後悔するくらいなら、やって後悔したい〟という考えを自分の中で大事にしてきた。

 別にこういうふうに考えてるからどうのという訳ではないが、この本を読んでもし自分が寿俊の立場だったらどうするだろうか?由紀子に魅かれるのは自分でも気付いていても自分の命はあと1年・・・。残される由紀子の事を考えたらどうしようとか悩むんだろうな。自分だったら残った由紀子の事を考えたらやっぱり寿俊と同じ道を選んだかもね。

 嫁に俺が突然死んだらどうするって聞いたら「生命保険に入ってない事を後悔する(笑)」と言われちまった・・・実際、人生なんてそんなもんなのかなぁ。



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