しばらーくプロレス村から離れていたんだけど、最近全日がえらいことになってますね。
新しいオーナーの白石さんという人がいろいろやらかしているらしい。
主に
フェイスブックで。
最近やめちゃったらしいけど。
プロレスファンの反応をみると「また新しい香ばしめのおもちゃができたw」くらいのイメージで相変わらず醒めているんだけど、
この白石さんの言ってることもわかんなくないんだよなー。
この人のぶっ飛んだアレのアレの主な問題点は、
「新日本プロレスは演劇!ブック!全日はこれからガチでやる!」
つー主張なんだけど。
その発言が方々から批判を浴びてるようですね。
まあ怒られるよねそれ。まじで。
あー言っちゃった。って感じじゃん。
でもそれっておかしくね?
あーあ言っちゃった…って感じ。そんなのみなまで言うなよ…。って感じ。
おかしいよねえ。
みんなそんなことわかっててみんな楽しんでんだよ。みたいなさ。大人になれよ。みたいな。
よく考えるとおかしんだよ。
昔プロレスもお客さんも熱かった時代にさ。そんな風に見てたやつが何人いる?
そんなうがった見方してたか?昔っから。
してねえだろう。
じゃああの鶴田三沢戦のときのお前の涙はなんなんだ?
斎藤彰俊にぶつけたお前の怒りはなんだったんだ?
当時からプロレスは八百長!みたいな主張は当然あったし、プロレス好きを公言していると当然のようにそれをはき捨てられてきたわけじゃん。
んで俺たちは言ってたわけじゃん。
「まあ相手の技をかわそうと思えば買わせるよねwロープに走っても普通戻ってこないよねw」
だけどね…それをあえて受けてこそプロレスラーなんだよ。相手を力量を認めてそれを出し切らしてその上で勝つのがプロレスラーなんだよ、と。
正直になろうよ。あの純粋にプロレスを楽しんでいた時代、試合で全部出し切って、それでもリングで立っていたほうが勝っていたんだと、そうおもっていたでしょ。
相手の技を受け切って、しのいで、しのいで、心がおれなかった方が勝者となるって、まんま白石オーナーのいう「ガチンコ」なんだよ。
なんだこの人、あのころの俺たちが分別つかないで大人になった人じゃん、って気もしないでもない。
結局のところ、プロレスファンがプロレスから離れるきっかけってあーやっぱり一から十まで台本なんだね…。
ってさ、醒めてきはじめたときじゃん。
高橋本とか総合での惨敗とか、大きなきっかけは当然要因の一つに成り得るだろうし。
そこになんとか折り合いつけたりさ、いままで大事にしてきたことを守るために
「そんなん最初から知ってたよ。プロレスは大人じゃないと楽しめないよ。映画やドラマに『あんなの八百長だ』っていうのかよw」なんて斜に構えた主張が主流に成ってきてしまっている気がする。
いや本当かお前ら。あんなに熱くなれたのはそこに信じるに値する幻想があったからじゃないのか?
しかし白石オーナーの主張が通るわけないことも大人になってしまうとわかるわけで。
もう斜に構えたファンにしか相手にできないのかなあプロレス。