心の刺・背中の針

シロクマブログ 2nd ステージ。ヒトとクマとハリネズミのドイツ暮らし。

オマケ ちょっとティータイム(笑)。

2014-07-31 | Bilder von mir
ちょっと 息抜きに、お茶でもいかがですかぁ?

という訳ではありませんが、最近友人に送った荷物の中に入れたくて作ったカード。








……あはは。
マンドラコラ茶!

いろいろ突っ込みどころはあると思いますが、これが何か知らない人は、たぶんそのまま知らない方が、真っ当な人間として生きていけるようなきがしますw。
オリジナル自体がポストカードサイズなんだけど、リファインして販売しようかな、とか考えてます。
欲しい人、いますかねぇ~

って、お茶の事じゃなくて、ポストカードのことですよ!!!



ドイツで一番美しい城へ 2

2014-07-26 | german style, シロクマ暮らし
さてさて、ちょっと間が空いてしまいましたが、話を続けますですます。

お城本体の話に入る前に、最初に今回の僕たちの旅のルートに付いてご紹介しておくでやんす。
もしドイツを旅行する機会がある方は、参考にしてもいいんじゃないかなって思います。
フランクフルト発二泊三日で、かなり効率よくドイツでも特に有名な美しい街や名所旧跡を回れるので。
あ、ただし、レンタカー借りるなり、車持ってるオトコ見つけるなり(って、ぼくのことかw?)して、車で移動するのが前提ですけどね。

ドイツのアウトバーンは日本よりもかなり高速でみんな走ってるので、最初は怖いと感じるかもしれないけど、一般道も含めておおむねマナーはいいし、道もよく整備されていて走りやすいですよ。


まず、大まかな旅程はこんな感じ。

朝ご飯を食べてから、フランクフルトを出発。あまり躍起になって早起き早出しなくても大丈夫です。しっかりご飯食べて出かけましょう!
車はアウトバーンをひたすら東へ!最初の目的地、ヴュルツブルクまでおよそ100キロの道のりです。
ここはフランクフルト国際空港を擁し、西はケルンなんかを通って果てはオランダ・ロッテルダム港あたりまで、東は分岐すればミュンヘン方面へ、まっすぐいけばチェコやポーランドまで伸びてゆく、国際的な幹線道路。交通量も非常に多く、渋滞も頻繁に起きますが,日本の首都高のように麻痺状態になる事はまれです。安全運転でいきましょう。


↑なんかこの写真だけ,縮尺間違えたのか妙にぼやけてますが…もちろん僕が撮った写真です。あはは。
ネットでどっかから盗んできたいとかじゃないですからね!(ってか盗用だったらもちょっといい写真さがしてきたよw!)

ヴュルツブルクに着いたら,レジデンツ(宮殿)へ。宮殿前広場がそのまま広大な駐車場になっているので、ここにクルマを停めてユネスコ世界遺産に登録されている豪華絢爛な宮殿と宮殿付属礼拝所を見学。
あまりの豪華絢爛さに,『狂ってる』としか言葉でません(笑)。
だいたい,これが豪商や王様の宮殿ならまだしも、ここは大司教の宮殿。聖職者が自分の権勢を見せびらかすためだけに,ここまでやるのか…と思うと、宗教って今も昔も、ようは『カネ』なんだな、と思い知らされます。



宮殿を見学したら、繁華な旧市街の目抜き通りを抜けてこの『マリエンブルク要塞』へ。
ただしここは川のこっち側から眺めるだけ、あはは。
ここは要塞だけあって中はそれほど見るもの無かった、というか質素だった気がします。もう十年以上前の記憶だけど、たしか郷土史博物館とかになってるんだっけ?
しかもこれが結構歩くと遠いんだ。山道を延々と登って、そして帰りは降りてくる事に。
こういう外見がリッパな建物は,遠くからその全体像を見て『ああ立派だね』という程度にしておきましょう。



ヴュルツブルクまでひたすらまっすぐ東に来たアウトバーンを,ここから南に進路変換。タウバー渓谷沿いのややローカルなアウトバーンをのんびり走っていきます。
そうするとほどなく『ローテンブルク』に到着です。
ドイツで最も有名な観光地の一つで,ロマンチック街道中盤のハイライト,とも言えます。
まぁ,確かに中世の町並みがそのまま残り、その周りを塁壁がぐるりと取り囲むたたずまいは中世の宝石,と言えますが…。
あまりにも観光地化しすぎて、土産物屋ばっかりだし、しかもその軒先に『おにぎりあります』とかぶら下がってるのを見るのは、正直僕なんかは興ざめ甚だしいと思うけど、まぁそれは人それぞれでしょうね。
短時間に手っ取り早く旅行ガイドブックに出てくるような『ドイツっぽさ』を満喫するにはいいところです。
朝ご飯をしっかり食べてきているので、だいたいここら辺でお昼ご飯にしましょう。
観光地なので、レストランや軽食を売る店はたくさんあります。



そしてここに有名なあのお店の本店があるんですよ~。
世界中にいくつかの支店があり(もちろん日本にも数店ありますね)、ドイツの本店・支店にも必ず日本人の店員がいるのは,それだけ日本でも人気があるって事なんでしょうかね。
一年中クリスマスなお店ですが、もちろんクリスマスシーズンにはさらに奇麗にデコレーションされて、『クリスマスミュージアム』なんてのも開催されます。

ただし注意点が一つ、クリスマス専門店で本場のクリスマスを!なんて思って本当にクリスマスマーケットの時期にいくと、駐車場が郊外までいっぱいになるほど人であふれたりするうえに、ローテンブルクは田舎の村落なので、クリスマスマーケットも夕方の時刻には早々に店仕舞してしまいます。
遅い時間にいくと、イルミネーションだけ奇麗なゴーストタウンに迷い込んだような惨めな気分になるのでご用心。

この日の観光はここまで。ヴュルツブルクの可憐さと、ローテンブルクの素朴さを満喫しましょう。
後は移動してホテルに着くだけなので、ゆっくり街を回りましょう。
ここを出るとさらに南下、ちょっと距離があるけど一気にドイツアルプスの麓の街、ホーヘンシュバンガウに向かいます。



余談だけど、こういう昼間観光して夜にホテルに着くようなプランでは、前もってホテルは予約しておきましょう。
さらに,ちょっと遅い時間に到着するようなら、電話を一本入れておくのもいいと思います。
夕方だか夜だかにホーヘンシュバンガウ(フュッセン)の街に到着です。
ここはロマンチック街道の終着駅、ノイシュバンシュタイン城で有名なところ。
ご飯を食べるならフュッセンの街の方がそれなりレストランとかもありますね。山の上ばっかりじゃなくて,街の中にもお城があるんで,奇麗なライトアップを見ながら気に入ったレストランを探しましょう。その後はホテルに直接帰らず、宿泊者の特権である『ノイシュバンシュタイン城のライトアップ』を見に、山の中腹までドライブです。



これは、ノイシュバンシュタイン城の向かい側にある、ホーエンシュバンガウ城。
中腹のバス停になってるあたりから,両方のお城のライトアップが奇麗に見えます。
昼間は観光客でごった返すこのへんも、こんな時間にはほとんど人がいないので、カメラに自信のある人は三脚でも立てて,奇麗な夜景写真に挑戦してみるのもいいかも。

こんなところに恋人と二人で来れたらロマンチックなのにな~、なんてオセンチ浸ってる、恋人ができる予定も希望も無いあなた!
大丈夫です、ここは一人できても充分ロマンチック!

って、オレ、オオキナオセワかっw!!!

明けて翌日、アルプスの清々しい空気の中で目覚めて(高地なのでたいがいちょっと肌寒い)、のんびり豪華な朝食を摂ったら,午前中できるだけ早い時間にノイシュバンシュタイン城の見学にいきましょう。昼からは混みますし、午後には(シーズンにもよるけど)絶望的な待ち時間を他に何も無い山の中で過ごす事になりますよ。
興味があれば両方のお城を見学してもよし、湖の周辺を散策してアルプスの自然をかんじるもよし。
この日の観光はここだけです。

その後はのんびり山を下り,アウトバーンをシュトットガルト方向へ西に向かい、ヘッヒンゲンという小さな小さな街へ。
田舎はもういい!街に泊まりたい!都会の洗練されたレストランを~!という人はシュトットガルトで泊まってもいいかもしれないですね。
でもね,ヘッヒンゲンに泊まれば、クルマを数分走らせて,翌日行くお城のライトアップを見に行けるんですよね。

この日はシュバーベンの田舎町に泊まり,翌朝ホーエンツォレルン城を見学します。



ドイツ人が『ドイツで一番美しい城』と讃えるホーエンツォレルン城、城内だけでなく、正門から続く螺旋状の上り坂や城壁から見下ろすシュバルツバルトの深い森のすがたなど、お城の周りもふくめて、じっくり見学してください。

お城を見学した後は,のんびりフランクフルトに帰ってきます。
ここは幹線道路なので,しっかり整備されていて走りやすく、思いのほか早くオウチ(ホテル)に着けますよ。

これが白熊君おすすめの中部・南部ドイツのハイライトをかいつまんで(でも一番の見所を押さえて)短期間で回る旅のプラン。
ドイツ旅行の予定のある方はご参考までに~。

補足として。
時間に余裕があれば、途中で夕食でも食べたくなったら、もしくは単純にもう一泊してみたくなったら、途中のハイデルベルクに寄り道するのがいいでしょう。
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人を殺して叶えた理想は、人を幸せにしますか?

2014-07-24 | 日記とか、日々のいろいろ
…そう、問うてみたい。

世間で大きな話題になったマレーシア航空機の撃墜事件。
今回はオランダ-クアラルンプールという日本とは直接関係ない路線だったこともあり、邦人の犠牲者の話は聞こえてこない分、日本ではそれほど過熱報道はされていないのかもしれないですね、わかんないけど。

でもね、事の重大さをちゃんと理解して、誰がどういう目的でやったかは別として(これを書いて現時点では<まだはっきりとした結論が出ていないから)、国際社会が声をそろえて当事者を非難していく、制裁するなり、責任を取らせるなりしてゆく、という事が大事です。
自分に被害が及ばなかったからといって見て見ぬ振りをする、黙って目を逸らしておく、というのはとても危険な事です。
そうやって少しずつ社会毒が蔓延し、やがて取り返しの付かない事になります。
そう、第二次世界大戦の時のように。

そんな一般論は、今回とりあえず置いておいて。

なんで今日そんな話題になったのかというと、あのマレーシア航空機にウチのもと同僚が載ってたんです。
オランダ人の元同僚。数年前に故国に(といってもヨーロッパだから車で行けるお隣だけど)に帰っていたけど、同じ業界で仕事を続けていたし、数年住んだフランクフルト郊外のオーデンヴァルト地方(つまりウチの会社からも近いところ)に毎年ホリデーで遊びにきて、ウチの会社にも遊びにきて、それぞれに情報交換をしたり、くだらない世間話をして笑い合ったり、コンタクトはとり続けていた人物です。

ちょうどあの日からホリデーで、家族で旅行に行くところだったそうです。
なんで、毎年夏はオーデンヴァルトでホリデーだったのに、今年は飛行機で海外へ???って思ったけど、多分一番下の子がある程度大きくなったから、森のキャンプでファミリーホリデーみたいな子供向け、家族向けな旅行から、ちゃんとしたホリデー旅行にシフトしたかったのかもしれません。
子どもの年齢まで知りませんので、ほんとにそんな理由かはわかりませんが、奥さんと、下の子どもが今回は一緒に飛行機に乗っていたそうです。
真ん中と上のお嬢さんは家に残ってお留守番だったそうで…

飛んでた飛行機が、突然撃ち落とされて墜落…なんて、いったいどんな気持ちだろうって、同乗中の家族の事、残される家族の事、どんな思いだっただろう、って想像を絶するものがあるから、決して安易な言葉はかけられないのだけど、残された二人のお嬢さんの事を考えると、死ぬのも地獄だけど、取り残されるのもまた、地獄だなぁと思わずにはいられません。

戦争っていつも、何の罪もない民間人が一番被害に遭うんですよね。
たくさんの無関係な血が流されて、たくさんの第三者が嘆き悲しんで、多くの民間人が家族を失い、家を失い…
多くの無関係な人たちを苦しめて、関係者も無関係な第三者も,多くの命をドブに捨ててまで、叶えたい理想ってなんだろう?
その理想は本当に人を幸せにするんだろうか?

人を殺すことでしか叶えられない理想なんて、本当の人間の理想なんかじゃない!

命を奪い、憎しみをかって築き上げた理想は、被害者の怨恨をかい、国際社会の非難を浴び、いつか復習の標的にされ、また新しい血を流す。
延々に血を流し続け、銃声に怯え続ける事が人間の理想なのか?
いつ殺されるかわからない緊張と恐怖を子孫に残す事が、民族のユートピアなのか?

人間は社会性の動物として、基本的に同じもの同士で集まろうとし、自分と違う異質なものを排除しようとするのだけど。
それは原始の時代から、猿人の時代から変わっていないDNAの中の記憶なのだろうけど。
そこから何千年,何万年という時間を費やし、永きにわたる文化や文明と、現代の高度な教育と倫理とモラルと、そしてなにより、他者を排斥しなければ生きていけない貧困を脱した、高度な文明社会の、国際的なネットワークの中に於いて、僕たちはまだ、そこから抜け出せないのだろうか?

それは人を殺す事でしか叶えられない望みなのか?
自分の幸せのためなら、人を殺していいのか?
人を殺して得た理想で、人は本当に幸せになれるのか?

人を殺しても、人は幸せにならない
人を殺したら、人は幸せにならない
誰も彼かを無為に殺してはいけない

いつか人類がその事を学べますように。
人を殺さなくても、手を取り合って解決に向かって進んでゆくそのプロセスに、理想を見いだせるようになりますように。



今回亡くなった同僚と、その他大勢の亡くなられた方が、いまはせめて痛みも苦しみもない安らぎの中にありますように
そして残された家族の苦しみが、少しでもはやく癒されますように。

R.I.P


白熊工房の絵

2014-07-01 | Bilder von mir
カテゴリーをちょっとだけ整理して、頂いていたコメントに目を通して…。
少しずつですが、再開していけそうかな、なんて。

今回は白熊工房の絵。つまり僕が描いた絵をご紹介するでやんス。
って、要するに画像貼り逃げかいっ! ってそういう事は言わないように!
みんなわかっててても言わないの。それが大人の社会の『暗黙の了解』ってやつです(笑)。



ああ、大人って汚いw






今回の原画は日本に発送する前提で描き始めたので、それほど大きくはないんですが海の好きな人のために、奇麗な海でお魚と泳ぐクマちゃんです。
見上げると光り輝く水面に見とれているのか、見慣れない熱帯魚に見とれているのか、ちょっと『ほわぁ~』っとしたクマちゃんの表情が結構ジブンでも気に入っています。
実際にはもう少し奇麗な青色になっているんだけど、波間から差し込む光の中、群れで泳いでいるのはツバメウオ。特に幼体の姿形は珍妙だけど思いのほか素早くてなかなか子供が網で捕まえられるもんじゃなかったりして、堤防の上から眺めていた思い出のある、僕のお気に入りの魚です。
緑色のはナポレオンフィッシュ…をイメージしてデッサッン起こし始めたんだけど…どう見ても大型ヤッコ系の魚になっちゃってますね、途中からフレンチエンゼルとかの写真見て描いてたし。あはは。
気がついたら下の方にコエラカントゥス(シーラカンス)まで描いているしさぁ!
でも全体的にかわいく仕上がったから、結果オーライなのです。



小さな絵でも、細部にまでこだわりが!
シロクマくん(つまり僕)とお揃いの赤い(実際には僕の持ってるオレンジレッドのPUMAを想定)の競パン!
ちゃんとしっぽも付いてるし、何よりクマちゃん、競パンぴちぴち!ちょっとケツタブはみ出てますねw。
シリの割れ目がちゃんと見えてます!あはは!結構なプリケツじゃん!

かわいいなぁ かわいいなぁ 

前述の通り、オリジナルはすでに日本の某氏のもとに発送されていて、元々一点ものの予定だったので、僕のところにはデジカメで撮ったデータしか残ってないんだけど(スキャンすらしていない)、そこからデータ起こしてポストカードくらい作っちゃおうかな~

って思うほど、この絵は気に入ってるのです。
なんで手放しちゃったんだろう! って、それは注文だったから。
でもね、もらった人がすごく喜んでくれたから、その方が僕には嬉しさが大きいのです。

自分のためだけに絵を描くんじゃなくて、誰かのために絵を描けるのって、やっぱり素敵です。