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読書の秋 「理性の限界」を読む

2010年09月29日 | 読書
理性の限界――不可能性・不確定性・不完全性 (講談社現代新書)
高橋 昌一郎
講談社

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独裁政治では、一人が決める。貴族政治では、数名が決める。民主政治では、誰も決められない。

こんなジョークが途中で出てきます。

この本は、私たち人間は、何を、どこまで、どうやって知ることができるのか、限界はあるのか、ないのか、について書かれているいわゆる哲学系なのですが、書き方が読みやすく、面白いのです。

「会社員」さん、「数理経済学者」さん、「方法論的虚無主義者」さん、「国際政治学者」さん、などなど架空の人物達が司会者のもとでディスカッションする対話形式になっていて、躍動感のある楽しい文章です。

基本は、アロウの不可能性定理によっていわば民主主義の限界を、ハイゼンベルクの不確定性原理によって科学の限界を、ゲーデルの不完全性定理によって知の限界を解いていく、という3部構成です。

いまどき流行りのナッシュ均衡、囚人のジレンマ、など現代用語の基礎知識もたくさんはいっているので受験生のみなさんにおすすめです!思わす笑いがこぼれます。

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