派遣にまつわるエトセトラ

人材派遣コーディネーターより、
派遣のお仕事についてお知らせします。

登録キャリアコンサルタントとジョブカード制度

2013年07月29日 | その他
先日、「登録キャリアコンサルタント」の資格取得のために
講習を受けに行ってきました。

「登録キャリアコンサルタント」とは・・・と説明するには、
まず「ジョブカード」の説明から入らねば・・・

「ジョブカード」というのは、
イメージとしては、求職者の履歴書や職務経歴書のようなものなんですが、
キャリアコンサルタントの記入欄があったり、
職業訓練を受ける際の、評価シートがついていたりするもので、
求人への応募の際にも使えるなど、
広い意味での就職活動の手助けになるものです。
ちなみに、「カード」タイプではありません。
以下の様式からなる一連の書式です。

様式1 履歴シート
様式2 職務経歴シート
様式3 キャリアシート
様式4 評価シート

ジョブカード制度の普及はまだまだこれからだと思いますが、
たとえば、企業側が「キャリアアップ助成金」の人材育成コースを利用したいとなれば、
このジョブカードの活用が必須とされていますし、
(兵庫県ではとっくに締め切られましたが)「若者チャレンジ奨励金」でも
ジョブカードの活用が必要です。
ほとんどの職業訓練において活用必須とされているので、
今後は利用者が増えてくることが予測されます。

ちなみに、「新成長戦略(平成22年6月18日閣議決定)」では、
ジョブカードの取得者数を2020年までに300万人にまで増やしていくことが
目標とされています。


で、このジョブカードを交付することが認められたものとして
厚生労働省または登録団体に登録されたキャリアコンサルタントというのが、
「登録キャリアコンサルタント」という資格です。

登録キャリアコンサルタントは
求職相談に来られた方の話を聴き、
(「聞く」のではなく「聴く」のです)
就職へのサポートを行います。
(職業意識・キャリア形成上の問題点の明確化など)

講習では、一日目のキャリアコンサルタント基礎講習と
二日目のジョブカード講習の2本立てで、
座学とロールプレイングがみっちりありました。

エスアールの登録面談もいわば求職相談にあたりますが、
講習のなかで参考になることや考えさせられることがたくさんありました。


講習の中でもありましたが、求職者の役に立ちたいと思いが強く全面に出すぎると、
求職者の思いを主体としないような、先走ったアドバイスをしてしまうなど
コンサルタントの「自己満足」に陥る可能性もあります。
そのあたりの、コンサルタントの基本的姿勢を、かなりじっくり学びました。
(結構神経を使ったので、帰りはグッタリしましたけど


登録スタッフの方の就業支援になるのであればと
エスアールもいろいろ模索中。
ジョブカードの交付ができる職業紹介事業者として
登録キャリアコンサルタントの資格を今後に役立てていきたいと思います!

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